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CAT STEVENS『TEASER AND THE FIRECAT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1971年に発表された彼の5枚目のアルバムである。'60's後半にデビューして、シンガー・ソングライターとして活躍していた彼が、前作のヒットでブレークし、注目される中で発表し、更に評価を高めることになったアルバムである。本アルバムには『Morning Has Broken』や『Peace Train』という大ヒット曲が収録されていることもあり、彼の代表作の一つである。本アルバムは、イギリスでは最高位3位、アメリカではBillboardのアルバム・チャートで最高位2位を記録して、1972年の年間アルバム・チャートでは堂々の4位にランクインしている。

収録曲は以下の全10曲である。『Wind』『Rubylove』『If I Laugh』『Changes IV』『How Can I Tell You』『Tuesday's Dead』『Morning Has Broken』『Bitterblue』『Moonshadow』『Peace Train』。

この中からシングル・カットされてのは3曲で、いずれもがヒットを記録している。最初にシングル・カットされた『Moonshadow』はBillboardのシングル・チャートで最高位30位を記録、続いて『Peace Train』が最高位7位を記録。そして『Morning Has Broken』は最高位6位を記録すると共に、1972年のBillboard年間シングル・チャートでも44位にランクインしている。(前2曲は年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Morning Has Broken』『Peace Train』『Moonshadow』という誰もがピックアップする3曲(特に『Morning Has Broken』は、彼と言ったらこの曲を外すことは出来ませんから...)と、『Wind』『Rubylove』をピックアップしておく。

曲の方は、アコースティック・ギターを中心にしたシンプルな曲ということで、派手な所は無いが、とても聴きやすくいものである。また、そのシンプルさは誰もが安堵の気持ちを持つものであり、時代を越えたエバーグリーン・ミュージックがここにある。アルバムの収録時間が短めであるが、シンプルなサウンドがそのことを忘れさせてくれる。

1978年、突如彼はイスラム教徒に改宗し、名前の方もユスフ・イスラム(YUSUF ISLAM)と変えたことで、「CAT STEVENS」の名前での活動は無くなったが、彼が残した名曲は不滅である。シンプルなサウンドというのは、日常いつも聴いていたいというものではなく、時々聴きたくなる、というようなものであるが、その都度彼の曲を聴いても全く飽きることはなく、心を洗ってくれるものである。手元に置いておきたいアルバムの1つである。

 

 

↓こういう名盤は当然のようにゴールドCDとしてもリリースされています。

Teaser and the Firecat

Teaser and the Firecat

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polygram
  • 発売日: 1995/10/17
  • メディア: CD


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