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ゴルゴ13#18 [アニメ]

ここのところ今ひとつという物語が続いていたが、今回はプロのゴルゴらしい一面がしっかりと描かれていた物語となっていました。また、体面を重んじるばかりの国家機関の腹黒い所が描かれていたのは良い所でした。

イギリス国防省から仕事の依頼を受けるゴルゴ。ターゲットはスタインベック三世で、彼は世界の要人の健康カルテを売る機関MC130のボスであり、二重スパイだった。国防省でけでも暗殺は可能と言うが、政府間取引でスイスに退去させることになり、その護衛を命じられたため、国防省としては対面を考えて暗殺は無理で、第三者の手で暗殺されなければならない、と言う。で、仕事を引き受けたゴルゴはスタインベック三世を監視する。彼は要塞のようになった古城に住み、家族はいない。執事と共に住んでいて、外部との接触は週に一度の外出だけで、決まった時間に郵便を届ける郵便配達人が屋敷に郵便を届けるだけだった。また、外出の際は装甲車のような完全防備のリムジンで移動していた。スイスに退去する日が近づくなか、パーティに出席するために外出したスタインベック三世。その帰り道、車が襲われた。シークレット・サービスが守る中、襲撃者たちは退散していった。その時、スタインベック三世が車から降りてきて無防備な状態となる。ガードをしていたリチャードはここぞとばかりに話を延ばしてスタインベック三世が無防備な状態というのを作り、ゴルゴに狙撃させるつもりでいたが、ゴルゴはこの絶好のチャンスに手を出さなかった。で、無事に城に戻ったスタインベック三世。明日、スタインベック三世がスイスに向かう日となる。そんな中、いつものように郵便配達人が郵便物を届けた。が、郵便物を落とし、それを拾うために身を屈めた。その時、一発の銃弾が放たれた。郵便物を拾った配達人はいつものように待つが、執事の反応がない。で、覗き込むと悲鳴を上げた。直ぐにシークレット・サービスが駆け寄ってくる。執事が狙撃されて死んでいた。そんな中、執事の手からベルが落ち、それに反応するスタインベック三世。それを見たリチャードは、MC130のボスはスタインベック三世ではなくて執事だったと知った。ゴルゴは誤った以来にも関わらず、真のボスを始末していたのだった。

真のボスを見抜いて、そちらを始末したゴルゴ。プロの本物を見抜く眼力がイギリス国防省を上回っていたということだったが、政府(組織)の本音と建て前という二面性、腹黒さがあるからこそ、闇の世界のスナイパーたちの存在があるということを語っていて、ブラックと言い切れない所が微妙な物語でした。

↓この物語は、SPコミック68巻に収録されています。

ゴルゴ13 (68) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: コミック

 

↓最近発売された最新巻

ゴルゴ13 149 (149) (SPコミックス)

ゴルゴ13 149 (149) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: コミック


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