DURAN DURAN『DURAN DURAN: THE WEDDING ALBUM』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1993年に発表された彼らの7枚目のスタジオ・アルバムである。'80's前半のニュー・ロマンティック派の代表的なバンドとして、また第二次ブリティッシュ・インベージョンの中心として、MTVに火を付けることになった華々しい活躍をしていた彼らも、'80's終盤からは低迷期に入っていたが、久しぶりに大きなヒットを放ち、存在感をアピールすることになったアルバムである。メンバー・チェンジもあって随分とサウンドの変化も見られるが、彼らは戻ってきてくれました。また、本アルバムは、本国イギリスでは最高位4位を記録、アメリカではBillboardで最高位7位、1993年の年間アルバム・チャートでは48位にランクインしている。
収録曲は以下の全13曲である。『Too Much Information』『Ordinary World』『Love Voodoo』『Drowning Man』『Shotgun』『Come Undone』『Breath After Breath』『UMF』『Femme Fatale』『None Of The Above』『Shelter』『To Whom It May Concern』『Sin Of The City』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。彼らの復活となった『Ordinary World』はイギリスでは最高位6位、アメリカ・Billboardでは最高位3位、1993年の年間シングル・チャートでは34位というビッグ・ヒットとなり、『Come Undone』もイギリスで最高位13位、アメリカ・Billboardで最高位7位、1993年の年間シングル・チャートでは41位にランクインしている。更に『Too Much Information』はイギリスでは最高位35位、アメリカでは最高位45位を記録している。
本アルバムからのお薦め曲は、ビッグ・ヒットとなった『Ordinary World』と『Come Undone』は当然である。(但し、'70's終盤、若しくは80's前半からの彼らのサウンドがお気に入りの方には、ちょっ違うんですけどね...まあ、新たなファンを獲得したと言うことではよろしいかと...)それ以外では『Too Much Information』『Breath After Breath』『Femme Fatale』『Sin Of The City』という所をピックアップしておく。
サウンドの変化はあってしかるべきであるが、かつてのエレクトリック・ロックは健在であり、全く別物になった訳ではないだけに、'80'sからのファンにも受け入れられ、また新たなファンを獲得することにもなったアルバムである。ということで、彼らのキャリアにおいては1つの節目となったアルバムでもあり、聴いておきたい所である。
とは言っても、この時代の彼らは長続きしなかったのはちょっと残念でもありました。
Duran Duran : The Wedding Album
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 1993/02/23
- メディア: CD
コメント 0