DAN FOGELBERG『WINDOWS AND WALLS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された彼の8枚目のアルバムである。前作「THE INNOCENT AGE」という名盤から3年、満を持してのニュー・アルバムとなった。チャート成績では彼の全盛期に属するアルバムである。内容の方は「生」をテーマにしたものであり、彼特有のサウンドをしっかりと受け継いでいるものである。本アルバムはBillbosrdのアルバム・チャートで最高位15位を記録し、1984年の年間アルバム・チャートでは82位にランクインしている。
収録曲は以下の全8曲である。『The Language Of Love』『Windows And Walls』『Loving Cup』『Tucson, Arizona (Gazette)』『Let Her Go』『Sweet Magnolia (And the Travelling Salesman)』『Believe In Me』『Gone Too Far』。
この中からシングル・カットされたのは2曲で、『The Language Of Love』はBillboardのシングル・チャートで最高位13位を、『Believe In Me』は最高位48位を記録している。(が、共に年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『The Language Of Love』と『Believe In Me』、アルバム・タイトル・ナンバーの『Windows And Walls』、隠れた名曲の『Sweet Magnolia (And the Travelling Salesman)』をピックアップしておく。
アコースティックなサウンドは彼独自の完成されたものであり、安心して聴くことが出来る。ちょっと重くなりがちなテーマを真摯に描いていて、綺麗なサウンドを聴かせてくれている本アルバムは、完成度も高く、「孤高な詩人」と呼ばれる彼の本領を発揮したアルバムである。
そんな彼は、2007年12月16日に56歳で亡くなってしまったが、彼の残した名曲は永遠である。じっくりと聴き込むのに良いアルバムである。
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