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篤姫#34 [ドラマ]

いよいよ、お姉ちゃまとちゃんのバトルが始まることになる今回の物語。何処かにちゃんや従姉妹のちゃんに登場してもらいたいと思った所でもありました。

尚、武家と公家の対立ということだが、見た感じだと、しきたりを重んじる策士たちと、身分を重んじる妖怪たちの対立という様でもあって、これがまた面白い。ただ一つ言えることは、ごく普通の庶民感覚を持った人間が誰もいないということである。天璋院は事を荒立てないようにという穏健派であり、従う部下がたくさんいるが、和宮は妖怪・庭田嗣子の操り人形であって、まずは相手を探っているという感じでした。

こうなると、幾島という強力な人材がいなくなったのが、ちょっと寂しい所でした。幾島に代わって怪物というキャラは庭田嗣子が受け継いでくれましたけど...

大奥での開戦ということで、第1ラウンドという内容であったが、一応、薩摩での動き、そして坂下門の変も描かれていたけど、これらは余計という感じでした。いつしかあの尚五郎改め小松帯刀がしっかりした人間になっていて、お転婆娘・於一も天璋院として貫禄十分になっていることと対応させているということでは、成長したということが伝わるが、そんなことはどうでも良く、銭形姉妹の嫁姑バトルを見せて貰いたい所です。

和宮の江戸入りが近づき、その準備が進んでいく。一人張り切っている天璋院の考えとは裏腹に、既に衝突は始まっている。

中仙道を通って江戸に入った和宮。まずは試合前の記者会見で話題作りの激突とでも言わんばかりに、挨拶代わりのジョブで揉める。(ここはあくまでも、妖怪・庭田と大奥からの使者の間での対立であって、まだまだ場外戦ですけど...)

江戸城に和宮が入り、両者が戦いのリングに登場した。いまや銭形愛チームの参謀であり、スパイ・滝山が色々と報告してくる。ボス・銭形愛・天璋院は波風が大きくならないように押さえる。

そして和宮と将軍・家茂のご対面。優しく、それでいて凛としている家茂に惹かれた和宮。とりあえずは妖怪・庭田の操り人形から脱出する伏線が出来ました。

続いて、天璋院と和宮の対面。(遂に実現した銭形愛銭形舞の対面である。)武家のしきたりで上座に座る天璋院、敷物もなく下座に廻された和宮。真っ先に妖怪・庭田が噴火する。流石の銭形愛・天璋院も妖怪・庭田の迫力には怯んでいましたね。

更に、和宮から天璋院への土産には「天璋院へ」と呼び捨てにした添え状があったことから、今度は銭形愛・天璋院チームの幹部たちが噴火。→楽しくなってきます。やっぱり「M1」でちゃんが「迎えに来て、お土産いっぱいあるよ」に対して「無視無視」と言ったちゃん。そういう所にもこのバトルの根っこがありますね...

天璋院は和宮と仲良くやりたいと願い、色々と頭を悩ませる。そんな中、和宮の帰京と将軍・家茂直筆の証文のことで噴火する天璋院。が、家茂の方がそれ以上に大人になっていた。

大奥への帰り道、天璋院は大奥・和宮の所に殴り込んだ。今度はその迫力の前に妖怪・庭田も撃沈でした。で、「姑として指南する」と宣言し、一本取りました。蛍ちゃんこと重野も「気が晴れた」と言っていただけに、押されていた銭形愛・天璋院チームも押し返して、とりあえずは一勝一敗ということになりました。

それにしても、銭形愛・天璋院チームといい、銭形舞・和宮・妖怪軍団といい、それぞれに面白い個性豊かなキャラクターがいるものですね。家茂と和宮の対面の時の、滝山と庭田の激突といい、従者たちのぶつかり合いで着物の裾を踏むということまで、色々と見せて楽しませてくれます。お陰で、坂下門の変とか、薩摩の誠忠組の部分、更には西鄕の復帰も完全に色褪せていました。

天璋院の口からはともかく、御所風のしきたりを通すという和宮に対して「和宮様は冷え性でございましょうか?」と、重野か滝山が言ってくれたら、更に面白かったんですけどね...(→「頑固な女性は冷え性だ」と五代さんや高村さん、更には岡野さんも言ってましたので...)

次回は、和宮の懐に光るものがあったということから起こる第2ラウンドです。幕末の色んな史実を描かず、たっぷりと見せて欲しい所です。

 

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↓庭田嗣子はこれに載っているかも...
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妖怪事典

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ちゃんに対して「無視無視」と言ったちゃんはこちらです。

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