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「THE REINCARNATION OF PETER PROUD」 [映画(洋画)]

表題の作品は1975年のアメリカ映画「リーインカネーション」である。輪廻転生をテーマにしたスリラー作品である。後に香港映画「ジョイ・ウォンのリインカネーション/輪廻転生」や韓国映画「輪廻 リ・インカネーション」などでも扱われているテーマであるが、それらはホラー系の作品ではないが、本作はホラー系の作品であり、自分の前世の姿を見出していく男の恐怖が描かれている。また、M.キダーこの後に「スーパーマン」のヒロインであるロイス・レインを演じることになるが、それ以前の出演作ということで、注目が集まるようになった頃の作品である。

作品データを記しておくと、ジスかは105分、原作と脚本はマックス・エーリッヒ、監督はJ・リー・トンプソン、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はジェリー・ゴールドスミスである。そして出演は、マイケル・サラザン、マーゴット・キダー、ジェニファー・オニール、ポール・ヘクト、トニー・ステファノ、コーネリア・シャープ、たちである。

大学教授のピーターは、暗闇の湖で泳いでいる所を妻に殴り殺される夢を毎日見ていたことで魘されていた。そんな中、彼はTVで見た風景に驚いた。というのは、その風景は悪夢に出てくる町だった。で、ピーターはその町・ブラッドリー・フィールドを訪れた。そして新聞社に行って、過去の殺人事件のファイルを探る。すると、1946年9月27日に、銀行の頭取の養子・ジェフが水泳中に溺死した記事を見つけた。また、ジェフの妻・マーシャと娘・アンが今も生きていると知り、訪ねることにした。で、美しく成長したアンと知り合い、更にマーシャとも会った。その席で、マーシャは、ピーターがグラスを指で弾くのを目にして驚いた。それは亡き夫・ジェフと全く同じ癖だった。更に、アンが養老院にいる祖母の見舞いにピーターと共に行くと、今では口を聞くことが出来ない祖母がピーターに「ジェフ」の名前を叫んだ。ジェフとピーターの容貌は誰が見ても別人であり、初対面なのにである。数日後、ピーターを訪ねたマーシャは驚愕の言葉を告げられた。「僕はその現場にいたんだ」ということで、マーシャは、ピーターがジェフの生まれ変わりと考えるようになった。数日後、夜の闇に包まれた湖でピーターが泳いでいると、マーシャの乗ったモーターボートが近づいてきて...

主人公が大学教授ということもあってか、自分で原因を推測して、それを確かめていこうとするという展開ということで、設定を上手く活かした物語となっている。冷静になって考えると、専門家に相談する(この場合は夢相談ということになるので、やはり精神科医にということになるのでしょうね。)特に、アメリカでは日本よりも精神科医はより日常に近いものであるだけに、大学教授という職業柄が物語の展開にしっかりと活かされているということにもなる。

ということで、なかなか良くできた作品である。もっと陽の目が当たっても良い作品である。

 

↓ビデオ(輸入盤)です。

The Reincarnation of Peter Proud

  • 出版社/メーカー:
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↓やっぱりこちらの方が有名です。

ジョイ・ウォンのリインカーネーション~輪廻転生~

ジョイ・ウォンのリインカーネーション~輪廻転生~

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD

 

↓2004年の韓国映画

輪廻 リ・インカーネーション

輪廻 リ・インカーネーション

  • 出版社/メーカー: インターフィルム
  • メディア: DVD

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