名曲探偵アマデウス#14 ショパン「24の前奏曲」 [ドラマ]
久しぶりの新作となった「名曲探偵アマデウス」。が、次はまたも一ヶ月近く(=4週間)間が開いてしまいます。今回は、ショパンの作品28「24の前奏曲」です。短い曲が多く、たくさんの曲がありますが、それらをまとめて取り上げるという形になり、更に「前奏曲集」なのかという所にスポットを当てているということで、これまでとは少し違う構成になっていました。
また、物語の展開も今までと少し違っていて、問題を抱えた依頼者がやってくるのではなく、「ネタを恵んで~」と言って女流作家・ディープ内藤がやってくるという形であり、そのディープ内藤の著書に、これまで所長が解決した事件(?)をタイトルとした小説が出版されていた。(カノンさんの反応が面白かったですね。「所長が解決した事件じゃないですか」)また、ディープ内藤は、所長のことを「うすおちゃん」とか「うーちゃん」と呼び、カノンさんも知らない所長との関係があったのは確実ですね。→これについては明かされなかったが、所長と離婚した元妻と考えるのが一番手っ取り早いかと... 少なくとも、かつての恋人だったというのは疑う余地がない...
「ショパン」と最初にリクエストして、所長に対して「マニアックすぎる」と突っ込んだり、検討を始めると、最初は所長に代わってディープ内藤が指を鳴らして仕切っている様になり、完全に場を仕切っていて、所長が悔しがっていたのが面白い所でもありました。(中盤以降は、ディープ内藤を遮るようにして、所長が指を鳴らしているという、大人げない争いがあったのも楽しい所でした。)
また、そのディープ内藤は、カノンさんを挑発するところもあり、「むきになって、可愛い。惚れてるのね」と見透かしていました。→やっぱりここは人生経験の差ですね。
ということで、今回は細かい所を見ていくと、色々としか汚してある面白い構成になっていました。
が、謎解きが始まると、カノンさんはいつものカノンさんになって、今までと同様に、曲に感心したり、うっとりとしたり、呆けたり、突っ込んだりと、豊かな表情を色々と見せてくれていて、楽しい楽しいカノンさんという所は変わっていませんでした。で、「一句」と言って作った俳句(「静けさや 心に染み入る 前奏曲」)を読むと悦に入ったカノンさん。が「ブー!季語が無い」とディープ内藤にダメ出しを喰らっちゃたのも面白い所でした。
が、曲の後のオチで、ディープ内藤の新刊が届き、それを見たら、カノンさんの読んだ俳句(季語が無いから川柳というのが正しいですね。)がしっかりとパクられていて「私が作った俳句じゃないですか」と言うと「売れない」と即座に言った所長。やっぱり所長とカノンさんのコンビは楽しいです。
そんな中、カノンさん(黒川さん)は「銭形泪」で見せた、アゴに(親指と人差し指で作った)チョキを当てるあのポーズを見せてくれました。→やっぱり何処かで「銭形泪」を連想させてくれるんですよね。
今回は、今までとは随分と雰囲気の違う展開だったが、こういう展開もまた面白いものですね。いつも以上に取り上げる曲がバラエティに富んでいたということもあり、しかもその仲の一部はCM等にも使われていることもあって、耳に馴染みのあるものなので、興味深く楽しめました。
来週は、ファイルNo.010のシューマン「こどもの情景」の再放送です。(ピアニスト刑事です。)、その次と次の次は2週続けて野球中継のためにお休みです。で、ファイルNo.015は9/26になって、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」です。4月からスタートして、9/26で丁度半年、お休みがなければファイルNo.026になるのに、それがファイルNo.015って、余りにも休みが多すぎる...
- アーティスト: ピリス(マリア=ジョアオ),ショパン,ジョルダン(アルミン),モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/06/21
- メディア: CD
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