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ケータイ刑事銭形海22話(2nd.9話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送に合わせて記している「銭形海[改訂版]」。今回は通算では22話となる2nd.9話の「恋愛泥棒現る! ~謎の怪盗予告事件」についてです。この物語は、鑑識メモでも述べられているように、映画「さよならみどりちゃん」シフト(古厩監督、渡辺千穂脚本に星野真里さん)というものであり、この作品の成功があったからこそ、BS-i作品の劇場版への展開が積極的になっていった。それだけに、ある意味では功労者たちが集結した物語でもある。(考えたら、古厩監督がTV作品の監督を務めるなんて、BS-i作品でないとあり得ないですし...)

また、「・2nd.11話」で、怪人三面相が遂に逮捕されたが、それに変わる新キャラ・恋愛泥棒マリンの初登場となった物語であり、「・2nd.5話」で初登場した怪人十面相が、「」「」と再登場したことを思うと、海ちゃんの妹・7代目以降に再登場してくれるでしょう。(それを思えば、しっかりとチェックしておきたい物語である。)

それでは、今更ながらのネタバレ有りの長文の本編に行きます。(尚、本放送後に記したものは「ここをクリック」して下さい。)

警視庁、くつろいでいるちゃんと五代さん。ちゃんの手にはペットボトルのお茶が、五代さんの手にはスナック菓子がある。ちゃんは「五代さん、そんなにお菓子なんか食べたら、メタボになりますよ」と注意を促すが、これに五代さんは「五月蠅い。美味しいの」と言って全く気にすることなく、お菓子を口に運ぶのを止めなかった。で、ちゃんは「はいはい」と呆れ顔をする。そんな所に「失礼します」と言って柴田さんがやってくると「はい、エアメール」と言って、五代さん宛のエアメールを五代さんに渡した。受け取った五代さんは「オッ、アニータからだ」と言うとお菓子を食べるのを止めて、早速開封する。ちゃんは「アニータ、誰ですか?」と尋ねるが、これに笑いながら「元カノ」と答える五代さん。ちゃんは「へぇ~、五代さんにも元カノがいるんだ...」と呟くが「俺を甘く見るな、俺だって切ない恋、何回もしているんだ」と言って、こうやって海外からラブレターが届いたことを喜んでいた。しかしちゃんは「そうとも限らないじゃないですか。貸した物を返せ、とか...」と反撃する。これに五代さんは「そんなバカな...」と返すと手紙を読み始める。ちゃんは「エリーゼさんはいいんですか?」と言うが、五代さんは「それはそれ、これはこれ」と返す。これに「不潔」と言ってちゃんは顔を背けてしまった。

そうしていると柴田さんがテーブルの上に身を乗り出して「ちゃん、ちゃん。ちゃんにも来てますよ」と言ってちゃんにも手紙を渡し、「ラブレターだよ」と言う。すると驚くちゃんと五代さん。柴田さんの「だって後ろ」という言葉で封筒の裏を見たちゃん。するとハートマークのシールが貼られてあった。するとちゃんは「どうしよう。誰からかなぁ~」と笑顔になり、ドキドキしながら封筒を開けた。五代さんは「前の柴田じゃねえの」と漏らしていた。(→柴田太郎さんは、ちゃん、ちゃん、ちゃんに恋心を抱いていたし、ちゃんにはドサクサに紛れてプロポーズまでしていましたからね...)

ちゃんは文面に目を向けるが「予告状?」と口にした。手紙には「予告状」と記されていて、「はじめまして。私は、40312泥棒です。今日午後3時に伊勢屋質店が所蔵するクレオパトラの涙を頂きに参上します」という文面だった。(こういうものに対しては銭形はしっかりと声を出して読み上げてくれます。)「40312泥棒?」という五代さん、柴田さんだったが、ちゃんは「とにかく、急ぎましょう」と言って、伊勢屋質店に向かった。

ここで、「警視庁から入電中」と入る。40312泥棒から、怪盗予告状事件発生。ターゲットは伊勢屋質店が所蔵する。クレオパトラの涙。直ちに現場に急行せよ。

伊勢屋質店にやってきたちゃんと五代さん。「ごめんくださ~い」と海ちゃんが言って、店の中に入って行った。店内には、主人の伊勢鮫男(いせ・さめお)がいた。彼は左手を三角巾で吊していて、手には赤坂製菓の「多聞スナック」というお菓子の袋を持っている。「伊勢屋の伊勢鮫男です」と挨拶する主人に「銭形です」「五代です」と言って敬礼して挨拶を返すちゃんと五代さん。ちゃんは「質屋って初めて。どんなお店なんですか?」と尋ねる。これに主人が「お客様の大切な品物をお預かりしまして、それを担保にお金をお貸しします」と丁寧に説明する。ちゃんが「お金を返せなければ?」と尋ねると「お品物は頂きます」と答える。これに「うわぁ~、シビアですねぇ~」とちゃん。(→最近の若い人は「質屋」って知らないのも分かりますけど...)で、主人は「うちに残るお宝は、お客様の涙の固まりですね」と店にあるものを語る。そしてスナック菓子を手に、「お一つどうですか。このお菓子、ハマっちゃって...美味しいですよ」とちゃんに勧めるが「結構です」と断るちゃん。すると五代さんが「いただきます」と言って手を伸ばすが、主人は自分の口にスナック菓子を入れた。すると五代さんは「ケチ。それ甘いから、メタボになりますよ」と文句を言っていた。で、咳払いをしてから「クレオパトラの涙、見せていただけますか」と口にした。

主人は「こちらになります」と言ってその場に出した。で、五代さんはそれを手にすると「ただのガラス玉みたいだな」と言うが、主人は「貧乏人には分かりません」と言って五代さんから取り上げる。すると「ガリガリ亡者が...」と返す五代さん、睨み返す主人。ということで、まるで子供の喧嘩という2人でした。

ちゃんが「これにはどんな歴史があるんですか?」と尋ねると、主人が語る。10年ほど前に死んだ主人の父親が手に入れたものであるが、詳しいことは分からない、ということだった。言い終わると、スナック菓子の中身が空になっていることに気づいた主人が「もう、ない」と漏らす。すると「失礼します」という女性の声がして、みどりが新しいスナック菓子の袋を持ってやってきた。五代さんはみどりを目にすると「超美人」と漏らす。ちゃんが「伊勢さんの奥さんですか?」と尋ねるが、みどりは照れながら「いえ、まだ」と言い、主人が「みどりさんは婚約者です」と語る。すると五代さんが「美女とブサイクですね」と言って笑っていた。で、ちゃんの注意が入った。

主人が「40312泥棒って聴いたことないんですけど」と話を変えると、五代さんも「我々も初耳でしてね」と言う。ちゃんが「クレオパトラの涙」の保管場所を尋ねると「蔵の金庫です」と主人は答え、「どうぞ」と言って立ち上がり移動して行った。で、ちゃんたち一同は蔵へ。

重い扉を開ける主人。ちゃんは「うわ~すごい~」と漏らす。主人が「厚さ15cmの鉄の扉。その奥に、更にガラスの扉があります」と言ってガラス戸を開けて中に入っていく。ちゃん、五代さん、みどりが続いて入り、主人金庫の前にいつものように座った。奥には金庫があって「この金庫ですか?」とちゃんが言って移動する。その金庫は約300kgの重量があり、とても一人で運べるような物では無いと言う主人は、クレオパトラの涙を金庫の中に入れて閉じようとする。ちゃんが「あっ、待ってください。暗証番号を、今変えて貰えますか」と言う。五代さんも「その方が良いです」と言う。ちゃんはみどりに「みどりさん」と声を掛けると「はい。外します」と緑は金庫の方に背を向ける。その間に主人が新しい暗証番号をセットする。五代さんは「分かりやすい番号じゃダメですよ。生年月日とか住所は」と注意するが「誰にも分からない番号です」と主人。「なら大丈夫です」と五代さん。で、主人は金庫を閉じた。五代さんは「みどりさん、もう大丈夫ですよ」と声をかけ、みどりが戻って来る。

五代さんは腕時計を見て「犯行予告の3時まであと5分だ」と言うと「柴田!」と行って蔵の外にいる柴田さん呼び「閉めてくれ」と言う。で、柴田さんが蔵の扉を外から閉め、主人が内側からガラス戸を閉めた。「これでロック完了」と口にする主人。こうして蔵は完全な密室になり、中にいるのはちゃん、五代さん、主人、みどりの4人、そして柴田さんが表にいた。

主人が、みどりも蔵の中にいることに気づき「ここにいちゃ、危ない」と気を配るが、みどりは「いいんです。私、どんなときも伊勢さんのお側にいたい」と言うと、ラブラブぶりをみせる。早速五代さんの冷やかしが入るが「僕はもうお金も名誉もいらない。みどりさんさえ側にいてくれればいいんだ」と言い、みどりも「私もです」と言ってアツアツぶりを見せつける。これにちゃは「愛ですね、羨ましい」と漏らしていた。そんな中、五代さんがクレオパトラの涙の価値を尋ねると「3億ぐらいだと...」とあっさりと答える主人。するとみどりが「それだけのお金があれば、恵まれない子供たちがどれほど助かるか...」と漏らした。が直ぐに「つい庶民の感覚で物を言ってしまって...」と謝るみどり。これに主人は「みどりさんは本当に心の優しい人だよね」と惚気る。そして立ち上がって真顔になると、五代さんに向かって「刑事さん。絶対にクレオパトラの涙、守って下さい」と言う。五代さんは「任せて下さい」と返す。主人は「これはもうお金だけの問題じゃないんだ」と言っていた。

時間が進んで行き、ちゃんが「もうすぐ時間です」と言い、携帯を広げて時間を確認し「5、4、3、2、1、0」とカウントダウンをする。「0」と言うちゃんの声と同時に蔵の灯が消えて真っ暗になる。五代さんは「電気を点けろ」と言うが暗いまま。そんな中、「ハハハハハ」という笑い声が届き、ガラス戸が割れる音がした。五代さんは「銭形、逃がすな」と言うが、柴田さんのうめき声が届き、まもなく電気が点いた。で、ちゃんが駆け寄ると、蔵のガラス戸は割られ、外側の鉄の扉は開かれて、柴田さんが倒れていた。また、五代さんは扉が開けられた金庫を確かめていて、「おい、銭形。金庫が...」と言う。これに主人が素早く駆け寄り、クレオパトラの涙を確かめるが「ない...」ということで、消えていた。

ちゃんは蔵の外の柴田さんの所に移動し「大丈夫ですか?」と言い介抱しようとする。五代さんも駆け寄り「犯人の顔、見たのか?」と尋ねるが「首に一発喰らって...見てません」と柴田さん。五代さんは「逃げられたか...」と漏らすが、ちゃんは「犯人は蔵の中にいた人物です。外にガラスが散らばっているじゃないですか」と言い、誰かが中から外に出たと言う。蔵の中にいたのは4人ということで、主人とみどりの身体検査を行うことになる。

五代さんが主人の、ちゃんがみどりの身体検査を行ったが、クレオパトラの涙は何処にも無かった。主人は「何で僕たちが疑われなきゃならないの。持主なのに」と文句を言う。これに五代さんは「犯人は蔵の中にいた人間だ」と返す。主人は「じゃあ、みんな容疑者だ」と言うが、五代さんは「俺達は警察だ」と返す五代さん。そんな五代さんは「そうか、怪盗だ」と気づき、「怪盗というのは変装が得意なんだよ」と言うと主人を睨み「お前か、お面つけてるな」と言って主人の顔をつねる。更に、みどりに向かって「お前か、可愛いらしいお面付けやがって」と言ってみどりの顔もつねる。が、主人が五代さんの顔をつねり返し、五代さんは柴田さんの顔に手を伸ばし柴田さんの顔をつねる。これに「何だぁ」と言って柴田さんが主人の顔に手を伸ばし、五代さんは「銭形!」と言ってちゃんの顔にも手を伸ばし、顔のつねりっこへ。で、五代さんは「謎は深まるばかりだ...」と叫んでいた。

ちゃんは飛び散っているガラスの破片を観察している。五代さんは「クレオパトラの涙も、犯人も、両方見つからないって、これは一体どういう事なんだ?」と頭を抱えてしまう。ちゃんは「でも、犯人はどうやってガラスドアを割ったんでしょう?」と疑問を口にする。これに五代さんは「壺とか箱とか、何だってあるじゃない」と言うが、柴田さんが全部調べた結果、周囲には衝撃を受けた形跡がある物、ガラス片が付着した物は何もなかったと言うと、五代さんは「犯人は手で割ったんだよ」と言う。これに「血が出ちゃいますよ」と言うちゃんだったが五代さんの考えは止まらず、「素手ならな。犯人はやっぱりあいつだ」と言って、蔵を出て主人の所へ行く。で、ちゃんも慌てて後を追った。

店先で、主人はみどりと共に並んで座っていた。それを柴田さんが腕組みをして険しい顔つきで睨みを利かせていた。五代さんがやってくると「手を見せろ。その手はどうしたんだ」と言って主人が吊っている左腕のことを尋ねる。これに主人は「昨日、階段から転げ落ちちゃって...捻挫です」と答える。が「嘘つくんじゃない」と聞き入れない五代さんは「重いだろう。その中に鉄アレイを隠しているんだろう」と言って、主人の三角巾を外して無理矢理調べようとして大騒ぎになる。「痛い痛い!」と言う主人の腕をみどりが大事そうに庇う。ちゃんは「すいません。大丈夫ですか?」と部下のしでかしたことを詫び、五代さんには「もう、五代さん、やり過ぎですよ」と注意をする。が、「だって、こいつしか犯人は考えられないからさ」と五代さん。柴田さんが「どうしてですか?」と尋ねると、「金庫の暗証番号知ってるのはこいつだろう」と言う。ちゃんは「確かに暗証番号は本人しか知らないけど...」と言うが、主人は「ボクはやってません。何で自分で盗むんですか」と反論する。すると五代さんは「あっ、狂言だろう」と言い、「多額の保険金掛けてるな」と何処までも主人を疑う。主人は「いいえ」と否定し、みどりも「伊勢さんには何十億っていう資産があるんですよ」と反論する。すると五代さんは「じゃあ、みどりさん。あなたですね」と疑いの目はみどりに向く。そして「あなた、宝石マニアでしょう」「クレオパトラの涙、個人的に欲しかったんじゃないのか」と詰め寄る。が、冷静に「いいえ、全く」とみどりは否定する。更に柴田さんが五代さんの肩を叩いて、主人とみどりを指差しながら「結婚するですから...」と言い、ちゃんもこれに頷いていた。

ちゃんは主人に、「さっき、絶対にクレオパトラの涙を守って下さい。お金じゃないんです、と言ってましたよね」と言って、その理由を尋ねる。これに主人は「ええ、加工して結婚指輪にして、みどりさんにプレゼントしようと思っていたんです」と答える。で、感激するみどり。五代さんは「暗証番号、簡単なやつに変えた?」と尋ねるが、「いいえ」と主人。で、ちゃんが「何番だったんですか?」と尋ねた。これに「123472450492です」と答える。「何です、それは?」とちゃんが更に尋ねると「子音と母音を組み合わせるんです」と答える。すると柴田さんが「あぁ゛~、懐かしいなぁ~」と奇声を上げた。ちゃんは何のことか分からず「懐かしい?」と柴田さんに尋ねると、柴田さんは「ポケベルでしょう」と言い、主人は「そう」と頷く。で「ポケベル世代だ!」と喜ぶ柴田さんは主人とがっちり握手をして笑っていた。が、五代さんも何のことか分からず「ポケベルは分かるけどさ、何だよ、その子音と母音?」と尋ねる。で、柴田さんが「50音の表を使うんです」と言って解説が始まる。(画面にも50音の表が出る。)

「五十音の表を使うんです。母音と子音の組み合わせなんですね」と語り始める柴田さんは「例えば」と言って「しばたたばし」を例えにして説明する。「しばたたばし」の「し」は「さ行」だから「3」、母音が「い」だから「2」。つまり「32」で「し」を表現する。(「しばたたばし」は「3261044141610432」と説明する。)するとちゃんが「「123472450492」は?」と尋ねる。で、考えてみると「いせみどり」となる。主人は「来月、僕と結婚したら、みどりさんは「いせみどり」になるんです」と言い、みどりは「伊勢さんったら~」と再びラブラブモードへ。それを見た柴田さんは「ポケベル世代としたらたまりませんなぁ~」と言うと「1112324493」(あいしてる)と言って五代さんに抱きつくが、五代さんは「227512」(きもい)と返す五代さん。するとちゃんは「じゃあ、予告状の40312泥棒は?」と口にする。そして「全部母音に直すと...」と言って変換すると「えんあい」と分かった。五代さんは「遠距離恋愛か?」と言うが「それは遠恋(えんれん)と言うんですよ」とちゃん。すると五代さんは「アニータと俺とは遠恋」と口にするが、ちゃんはそれを無視して考え始め、「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は16分半弱ということで、Bパートは9分強になります。)

蔵に戻ったちゃんと五代さんは事件について振り返っていた。犯行予告時間の午後3時に蔵の明かりが消え、電気が付くと金庫は開けられ、ガラスドアは破られていた。ガラスの破片は外側だけに散らばっていた。ちゃんと五代さん以外には伊勢とみどりしかいない。ガラスドアを破るのは侵入する時か逃げる時であるが、内側から破られたのだから誰も侵入していないはず。が、誰も逃げていない。で「何のためにガラスを割ったんでしょう?」と考えるちゃん。そんなちゃんは突然「うわっ!」と声を上げて飛び跳ねた。足元に蟻がいた。(どうやらちゃんは苦手のようです。)更に、蔵の中にあるガラステーブルを見たちゃんは「こっちでは、蟻が潰れています」と五代さんに言った。すると五代さんもそれを見て「本当だ」と言うが、直ぐに「あいつが甘いお菓子ばっかり食べているから、蟻が来たんだよ」と続ける。ちゃんはそれを相手にせず考えていて、「そうか、そういうことか」と閃き、笑顔になる。五代さんが「どうした?」と尋ねると「謎は解けたよ、ワトソンくん

店先では、相変わらず腕組みをして険しい顔つきで主人とみどりを睨んでいる柴田さん。重苦しい沈黙の中、主人がみどりに、「クレオパトラの涙じゃなくて残念だけど、新しい結婚指輪を買ってあげるね」と言いと、みどりは「ありがとう、伊勢さん。でも私、そんなに贅沢な物じゃなくていいの」と返す。その時、三味線の音が届いてきて、「何?」と言ってキョロキョロする2人。白波が岩場に砕け散ると闇が2人を包みこむ。「大波小波かきわけて。…」ちゃんの口上が始まり、「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、真っ赤な碇のストラップが勢いよく飛んで行く。碇が畳に突き刺さると、鎖がみどりを捉えていた。ちゃんが鎖を引くと、座っているみどりはその場で大回転して倒れ込んだ。

みどりの目の前にはちゃんが立っていて「犯人はあなたですね、40312泥棒さん」と告げた。みどりは「何の話?」、主人も「みどりさんの訳ないだろう」と反論する。ちゃんは「犯人は蔵の中にいた人物です。そして、ガラスドアを割ったのはあなた」と告る。これにみどりは「私が?一体何を使って割ったというのよ?」と問う。ちゃんは暫くみどりの様子を見ていて、それから説明のために蔵に移動すると、説明を始める。

ガラステーブルを指差したちゃんは「あなたはこれを使ってガラスドアを割った」とみどりに言う。「テーブル?」とみどり、「何を言ってるんだ。衝撃を受けた形跡はなかったんだろう」と主人。ちゃんは「そうですね。テーブル自体に使われた形跡はない。でも、この上にもう一枚、ガラスの天板が敷かれていたとしたら...このガラステーブルの上で蟻が潰れていたんです」と言う、それは主人が食べていたお菓子のカスを狙って入って来た蟻がガラス2枚の間に挟まってしまった。みどりは上に置いたガラスでガラスドアを割った。これは逃げるためでも侵入するためでもなく、一見ガラスにしか見えないクレオパトラの涙を隠すため、と言う。すると「何だと」と五代さん。ちゃんはガラスの破片が散らばっている所に移動すると「このガラスの中に必ず宝石はあります」と言い、「柴田さん、探して下さい」と指示を出す。で、柴田さんが探し始める。ちゃんはみどりに「もう、時間の問題です」と告げた。これに主人は動揺して「嘘だ、みどりさんが泥棒だなんて...暗証番号は?どうやって開けたんだ?」とちゃんに問う。するとちゃんは「あなたのキャッシュカードの暗証番号は「1234」じゃないですか?」と主人に尋ねた。「何で知ってるの?」と驚く主人。ちゃんは「「1234」は「いせ」の母音と子音です。それをみどりさんに教えましたか?」と尋ねる。主人は「ああ、だって、彼女は僕の妻になる人だよ」と答えると、ちゃんは「みどりさんがそれを知っているなら、金庫の暗証番号も簡単に予想がつきます」と言い、みどりに向かって「あなたは恋愛泥棒ですね」と言う。ちゃんをじっと睨み返すみどり。ちゃんは説明を続ける。「「40312」=「えんあい」は「恋愛(れんあい)」の母音」と指摘する。すると五代さんが「いやいや、へ・ん・た・い(変態)じゃないの」と言う。するとみどりが激しい口調で「失礼ね、私は恋愛泥棒よ」と口にした。すかさず「おっ、ゲロった!」と五代さん。みどりは慌てて口を隠すが、もはや後の祭りで、笑顔を浮かべたちゃんが「五代さん、お手柄です」と言う。すると五代さんがみどりを逮捕しようとして手を掴んだ。が、主人が五代さんを突き飛ばした。それとほぼ同時に柴田さんが「宝石見つけた!」と声を上げて、それを示す。みどりは素早く蔵から出ていくと、柴田さんの首筋にチョップを一発入れ、柴田さんは失神してしまう。みどりはクレオパトラの涙を手にすると「クレオパトラの涙、確かに頂いたわ」と言うと走って逃げて行ったちゃんは「待ちなさい!」と言ってみどりの後を追いかけていく。(倒れている柴田さんには見向きもしなかった。)その後、五代さんと主人も蔵から出てきてみどり後を追うが、やはり柴田さんは完全に無視でした。

店の前の通りに出たちゃんたちだったが、みどりの姿は無く、見失ってしまった。そんなちゃんが店の方を見ると、「あっ!」と声を上げた。ちゃんの視線は蔵の塀の上向かっていて、そこには仮面とマントを羽織った人影がいた。(仮装パーティに出席している可愛いお姉ちゃんという感じです。または「ラ・セーヌの星」という雰囲気もあります。)

ちゃんたちを見下ろす人影は「オホホホホ」と笑い「私は恋愛泥棒マリン。以後、お見知りおきを」と挨拶をした。これに「マリン?」と首をかしげるちゃん。主人は「みどり」と言うが、マリンは何も言わない。ちゃんは「恋愛泥棒マリン。あなたが盗んだのは、クレオパトラの涙だけじゃない。あなたを好きな伊勢さんの心まで盗んだ。人の心を弄んだ」と返した。するとマリンは「ごめんなさい。私、あなたのこと、本気で好きになりかけた。心にブレーキかけたけど...」と言う。主人は再び「みどり」と言うが、「違う。私はマリン。アイ・ラブ・ユー、伊勢さん。恵まれない子供たちに愛の手を。それが私の願いよ」と言い、両手で投げキッスをする。するとマリンの前で白煙が立ち、マリンの姿が消えた。(こうやって怪人○面相と同じように逃げてしまいました。)

海ちゃんは「恋愛泥棒マリン...」と呟く。主人は「君の願いは叶えるよ。さよならみどりちゃん」と口にする。(映画のタイトルを上手い形の台詞にしました。)が、これに五代さんは「さよならみどりちゃんじゃないだろう、お前。公務執行妨害で逮捕する」と言って主人に手錠を掛けた。(確かに、みどりを逮捕しようとした五代さんの邪魔をしたので、「犯人隠避」となります。)その時、マリンの声がした。「銭形海さん。私はこれからも世界中の金持男の心を盗むつもりよ。またお会いしましょう」と、声だけが響いた。ちゃんは険しい顔つきをしていた。

事件解決後(今回は「解決」とは言えませんが...)の夜の道。ちゃんと五代さんが歩いている。「それにしても、恋愛泥棒マリン。やっかいな怪盗が現れたね」と口にする五代さん。ちゃんは「はい。物だけじゃなくてハートまで盗むなんて...」と嘆いていた。そんな所に、五代さんの携帯に着信が入り、電話に出る五代さん。それは柴田さんからで「あいつ、大丈夫だったかな?」と呟いて電話に出ると「お前、首、大丈夫か?」と気配りする五代さん。で、柴田さんからの連絡を受けて電話を切ると、「どうしたんですか?」とちゃんが問う。五代さんは「怪盗マリンが恵まれない子供たちに3億円寄付したんだってよ。クレオパトラの涙、金に変えたってことだよ。伊勢の野郎も子供のために尽くしたいって言ってたからなぁ」と言う。これにちゃんは「マリンの目的は何なんでしょう?どんな過去があるのかなぁ?」と呟く。五代さんは「それは追々分かるでしょう」と良い、2人は歩き出す。ちゃんは「そうですね。次回は必ず逮捕します」と口にした。

そんなちゃんは思い出した様に話題を変えて「そう言えば、アニータさんからのエアメール、何て書いてあったんですか?」と尋ねる。五代さんは「ああ、あれ?」と惚けると、「やっぱりラブレターだったんですか?」とちゃん。五代さんは「参ったよ、ラブ・ラブ・ラブ…」と言うが、「嘘つきは泥棒の始まりですよ」と海ちゃん。「はい?」と五代さんが言うが、ちゃんは続ける。「柴田さんから聞きました。アニータさん、すっかり奥さんだそうじゃないですか。あと、貸していた漫画も返して欲しい、と書いてあったそうですね」すると五代さんは「あいつ、そんなことまでペラペラと...」とぼやく。ちゃんは五代さんに「嘘付いた代わりにお寿司奢って下さい。回らないやつで御願いします」と笑顔でおねだりしていた。

次回、23話(2nd.10話)の物語は「BS初のサイレント! ~パントマイム爆弾事件」です。「ケータイ刑事」ではお馴染みの「BS初」となるイベントの回である。100年を超える映画の歴史で、初期の映画は全て「サイレント映画」である。それらの偉大な人類の生み出してきた文化を大切にして、しかも偉大な先人であるチャーリー・チャップリンへのオマージュがある物語であり、文化的な重みの継承まで感じさせる物語である。また、色々とお楽しみも用意されている物語でも売る。

「サイレント」と謳っているので、台詞の方は無く、かつてのサイレント映画のような形で台詞が伝えられる。また画面の色の方もセピア調になっていて、カラー・レベルを抑えられたものに仕上げられている、というように、実に考えられている。(TVの故障だと勘違いしないように注意しましょう!!)

物語の方は、柴田さんの誕生日にプレゼントが届くが、それは爆弾ということで、「・15話」と「・1st.10話」の要素が絡む物語である。更に、それ以外の「」「」や「」の要素、そして映画「M1」の「バベルの塔」までもが登場するというように、ネタがあちこちに散りばめられている楽しい楽しい物語です。

鑑識メモ。伊勢屋の蔵の扉が開くと、中には柴田さんがいる。(金庫は無く、壁には「さよならみどりちゃん」のポスターが貼ってある。)テーブルには招き猫が置いてあり、柴田さんが「魚」へんに「田」という文字の書かれたフリップを持っていて、扉が開くと同時に「「かさご」。言うことばっかり大きくて身がない人のことを例えて「礒のカサゴは口ばっかり」と言いますが...」とうんちくを語り出すが、「それはさておいて...」と言ってフリップを投げ捨ててしまう。そして「さて、今回は、星野真里さんはじめ、脚本、監督、プロデューサなど、あの映画「さよならみどりちゃん」を生み出したメンバーだった訳なんですが...」と今回の物語の裏に仕掛けられているネタを語ってくれる。そんな柴田さんは「やい、恋愛泥棒マリン。今度はお前が...」と何か挑発するように言おうとするが、蔵の扉が閉まりはじめ、柴田さんは「おいおいおい、閉めないで、閉めないで...」と言うが、無情にも扉は閉められてしまい、柴田さんは蔵の中に閉じ込められてしまった...

BS-iの本放送では、この後に着ボイスDLのお知らせがあり、それから終了となるが、先日(日曜日)のBS-iの再放送、MBSの放送ではこの部分はカットされているが、これはいつも通りです。

今回の物語は、怪人○面相をベースにして、その怪人さんに変わる新キャラ・怪盗マリンのお披露目となった物語であり、怪人さんが初登場した「・2nd.5話」を初めて見た時に似たものを感た物語であった。展開はその怪人さんと同じ所と新しい所があり、今後が楽しみです。(結局、「・3rd.」での再登場は無かったということで、7代目以降でのお楽しみですね。)でも、そのマリン、素顔を晒していたので、次に登場する時は、変装して登場する(星野真里さん以外が演じる)のか、大胆にもそのままの顔で登場するのか(星野真里さんが演じる)は分かりませんが...

今回の物語では、五代さんの「シェー」は珍しくなかったのと、「」に出てきた「アニータ」の名前が出てくるということで、「」に出てきた智惠子さん(結婚するということでした)や服役中(のはず)のロジータの近況も知りたい所です。→「・2nd.」では登場無しだったので、これも7代目以降、五代さんが復帰した時のお楽しみです。(その時は、新しい彼女もいるでしょうし、エリーゼさんについても気になるでしょうね...)

ところで、来週のMBSの放送は、場合によってはお休みとなります。(甲子園でのプロ野球を深夜に放送するためです。)試合が行われると「銭形海」はお休み、中止だと放送されることになっている。尚、最近は局地的な雨というのも珍しく無いことを思うと、自分の住んでいる所が「晴れ/雨」、甲子園は逆に「雨/晴れ」という場合があり得るので注意が必要です。(一応、放送されるつもりで録画予約をしておいた方が無難です。お休みとなったら、野球を「消去」すれば良いだけですし...)

尚、野球が放送されて「銭形海」がお休みになった場合、「銭形海[改訂版」」もお休みします。(その場合は、金曜お昼が「海[改訂版]」以外のものがUPされます。)→お休みとなると、BS-iの再放送から1週遅れることになります。現在、同じ週に同じ物語が放送されているが、これがどうなるかは天のみぞ知る、ですね。

 

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メタボで何が悪い! 男のための「ぐうたら」健康術

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  • 作者: 望月俊男
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2008/01/18
  • メディア: 単行本

↓一応「ラ・セーヌの星」が分かるようにということで...

〈ANIMEX1300 Song Collection シリーズ〉(2)ラ・セーヌの星

〈ANIMEX1300 Song Collection シリーズ〉(2)ラ・セーヌの星

  • アーティスト: 紫座るぶる,中村しのぶ,中村忍,保富康午,菊池俊輔
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2005/04/27
  • メディア: CD


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