「TERROR ON TAPE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1985年のアメリカ映画「テラー・オン・テープ」である。この作品は、1979年の「ホラー・ワールド」や1984年の「ザッツ・ショック」と同様に、ホラー映画の名場面集を集めた作品である。その前記2本では、歴史に残る名作、傑作が拾われていて、しかも登場する作品の数も豊富であったが、本作では、取り上げられる作品の数も少なく、作品の方もA級作品ではなく、B級、C級作品が取り上げられている。→ホラー映画マニアにとったら、実にマニアックなカタログと言うことになって歓迎されるであろうが、一般的な人にとっては、余りにもマニアック過ぎて...という気がするだけである。
作品データを記しておくと、時間は82分、監督はロバート・A・ワームス三世、出演の所にはキャメロン・ミッチェルの名前がクレジットされている。
取り上げられている作品は全部で20作品である。その作品タイトルは、「デッドリー・スポーン」(1983年)、「お色気吸血鬼」(1978年)、「エーゲ海の伝説」(1983年)、「甦る怨霊/魔界少女キャシー」(1977年)、「フローズン・スクリーム」(1970年)、「悪魔の性キャサリン」(1976年)、「バージン・エクソシスト/甦える悪魔のエクスタシー」(1974年)、「大統領の誘拐」(1980年)、「ナイトメア」(1981年)、「魔島」(1984年)、「ナイトメア・シティ」(1980年)、「人喰いエイリアン」(1984年)、「カラー・ミー・ブラッド・レッド」(1965年)、「2000人の狂人」(1964年)、「スカルプス」(1983年)、「血の祝祭日」(1963年)、「ブラックジャガー」(1978年)、「過去を呼ぶ予言者」(1979年)という日本でも紹介されている18本の作品と、日本では紹介されていない2本(原題は「MADHOUSE MANSION」と「RUBY」)である。
物語の方は、ホラー映画専門のレンタル・ビデオ店の店主が、店にやってきた客たちに、ホラー映画を紹介していく、という内容である。このため、取り上げられる作品がB級作品であっても、全く違和感はない。(但し、この店が利益を上げて、継続して得て業出来るのかは、また別問題であって、ちょっと気になる所であります...)
マニアックな作品が選ばれているということで、ホラー映画ファンには、本作と共に取り上げられた作品の方もチェックしておきたい所である。(が、そうでない方には実につまらないということになってしまう...)
まあ、ホラー映画ファンのマニア度を高めるための作品という位置づけでよろしいかと...(こういうやり方だったら、毎年のように各ジャンルの作品をチョイスして紹介していくということもできますね...但し、それが商業ベースに乗るかは別問題ですけど...)
↓やはりマニアックすぎてDVD化されていません...
↓登場する作品の中からDVD化されているものをピックアップ。(これだけしかDVD化されていません。)
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