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「ZOMBIES 2/SANGUELLIA」 [映画(洋画)]

今年の夏は、「ホラー映画」を取り上げるということで、原題のタイトル・アルファベット・ローテーションで一回り「ホラー映画」(一部はサスペンスなどもありましたけど...)を記してきたが、「Z」で始まる作品をここで取り上げることにして、これを持って「ホラー映画特集」は今回で打ち止めにします。しかも、夏も完全に終わりましたからね...(今後は「アルファベット」・ローテーション」の中で、時々拾っていくことにします。)


表題の作品は1979年のイタリアとアメリカの合作映画「サンゲリア」である。ゾンビ映画の傑作の1本として知られる作品でもある。アメリカ資本が入っているものの、そこはイタリアン・ホラーの要素がたっぷりと出ていて、過剰すぎる演出ぶりも健在である。

作品データを記しておくと、時間は95分、監督はルチオ・フルチ、脚本はエリザ・ブリガンティ、撮影はセルジオ・サルヴァティ、特撮監修と特殊メイクはジャンネット・デ・ロッシ、特殊効果はジノ・デ・ロッシ、音楽はファビオ・フリッツィとジョルジョ・トゥッチの2人である。そして出演は、イアン・マカロック、ティサ・ファロー、リチャード・ジョンソン、オルガ・カルラトス、アウレッタ・ゲイ、アル・クライヴァー、ステファニア・ダマリオ、たちである。

カリブ海に浮かぶマツール島。奇病が発生し、その疫病で死んだ者は2日後に甦り、恐ろしい姿になって生きた人間を襲うというのだった。その奇病を解明しようとして研究するメナード医師。一方、ニューヨークでは、怪しげな帆船が漂着し、奇怪な大男が現れた。船のオーナーの娘・アンは、父が3ヶ月前から消息不明になっていること、そして遺書のような手紙を受け取っていた。で、新聞記者のピーターと共に、アンは真相を探るためにマーツル島に向かう。マーツル島でアンは、父が奇病にかかり、実験材料として肉体を研究のために提供したことを知る。そんな中、生き返った死者たちが大群となって人間を襲い始めた...

これでもかこれでもかという凄まじいゾンビ軍団の人間を襲うシーンは、ちょっとやり過ぎという感じもするが、徹底的にやってくれるだけに、逆に快感のようにも感じられる。(サービス精神が旺盛ということになる。)更にはゾンビが人喰い鮫と戦うというのは、当然のことながら映画「JAWS」を意識したものであるが、これもサービス精神が旺盛ということで、楽しくなってくる所である。

兎に角、過剰というほど徹底しているということで、これは大いに評価できるところである。ゾンビ映画も数多くあるが、その殆どは亜流作品の範疇に過ぎないが、本作は(当然のことながら本家には及ばないものの)なかなか良く出来た作品である。ホラー映画好きならば、当然チェックしておかなければならない作品である。(ホラーが苦手な方は、避けた方がよろしいかと...)

 

サンゲリア

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サンゲリア 25th ANNIVERSARY SPECIAL EDITION

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