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ケータイ刑事銭形泪8話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回の「銭形泪[裏ネタ編]」からは1st.8話の「怪奇!よみがえったツタンカーメンのご近所さん! ~ミイラ男の呪い殺人事件」に突入です。(「・1st.」も折り返しを過ぎて後半になったものの、一体いつまで続くことやら...)

初回となる今回は、この物語のタイトルにも含まれている文字から拾って、「ツタンカーメン」について、「ミイラ」について記し、タイトルにある「ミイラ男」について記すことにする。(「ミイラ男」と「ミイラ」は全く別物ですからね...)

尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ツタンカーメン」:古代エジプト第18王朝のファラオである。生年、没年、在位時期に付いては諸説があって「不詳」とされている。おおむねは、紀元前14世紀のファラオであり、BC1300年代である。また、若くしてファラオとなり、若くして亡くなった。ファラオの在位期間は9年とされている。(生年、在位年は不詳であるが、在位期間9年というのは共通している。)

アメンホテプ3世(ツタンカーメンの先々々代のファラオ)の子、スメンクカーラー(ツタンカーメンの先代のファラオ)の子という説あるが、近年ではアメンホテプ4世(ツタンカーメンの先々代のファラオ)の子と言う説が有力になっている。

彼が在位中に行ったことは、先王の始めた新宗教を否定して伝統的な神であるアメン・ラーの信仰を復活させたこと、首都をアマルナからテーベに戻したことが挙げられる。

若くして亡くなったが、その死については詳しく分かっていない。そのため、いくつかの説があって、「他殺説(暗殺説)」「事故死説」「病死説」などがある。が、いずれもが、それを肯定する証拠、否定する証拠が揃っていないということで、謎になっている。→事実を知りたいとは思いますが、事実が判明しない邦画色々と想像できるということもあり、ロマンを感じるんですけど...

ツタンカーメンの墓は1922/11/26に、考古学者ハワード・カーターによって発見された。3000年という長い年月を経ての発見だったが、極めて珍しく、副葬品が盗難に遭っていない形で発見された。(余りにも有名な黄金のマスクもそのままの形での出土だった。)が、更にその名を有名にしたのは、カーターたち発掘隊のスポンサーとなっていたイギリスのカーナヴォン卿が、ツタンカーメンの墓の公開直前に急死(ルクソールのウィンター・パレス・ホテルで、死体で発見された。)したこと、更に発掘関係者たちが次々と不審な死を遂げたことから、「ツタンカーメン王の呪い」「王家の呪い」「ミイラの呪い」等と言われるようになった。(現在では、カーナヴォン卿に恨みを持つマスコミの創作と言われている。)

ミイラ」:漢字では「木乃伊」と表記する。(ポルトガル語の「mummy」の漢訳語である。)人間または動物の死体が腐敗せずに永く原形に近い形を保っているもの、またはそうなったもののことである。

人間の手によってそうなったものを「人工的ミイラ」と呼び、自然にそうなったものを「天然的ミイラ」と呼ぶ。

人工的ミイラは、主に宗教的な信仰から行われるものであり、人間の死体を加工して腐敗しないようにしたものである。古代エジプト、インカ帝国のミイラ、中国、ミャンマー、日本(奥州藤原氏)などに見られるが、やはりエジプトが最も有名である。

内蔵を除去した後(除去した内蔵はカノープス壺に入れて大事に保管された。)、樹脂や香料を塗り、布を巻いて完成させる。尚、心臓は理性を司るものとされていたため、摘出されない。ミイラ作りが発達すると、脳の摘出や義眼を入れるということも行われていた。また、人間だけでなく、神格化された犬、猫、ワニ、ヒヒ、鳥などもミイラにされてファラオの墓に副葬品とされた。(動物のミイラはエジプトだけに見られる。)

尚、(人工的)ミイラは防腐作用のある樹脂が使われていたことから、薬として珍重されたため、ミイラの盗難と言うことは古くからあった。また、「ミイラ取りがミイラになる」という言葉はさばくにミイラを奪いに行き、命を落とした者が多発したことから生まれた言葉である。

ミイラ男」:ミイラが、長期間死体が保存されいるということで、不気味というイメージがあり、そこから怪物ということでホラー映画などに登場するようになった。

ミイラが包帯によって覆われているということで、ミイラ男と言えば全身に包帯を巻いている。また、ミイラは死体であるので、死体が蘇って、というのがパターンである。

怪物と言うことでは、フランケンシュタインに包帯が巻かれたような状態で、ゆっくりと動くというのがお約束のようになっている。

古い所では、1932年のアメリカ映画「ミイラ再生」(原題:THE MUMMY)に登場し、1940年代、1950年代にそのリメイクを含めて何本かの映画が製作された。また、1959年の「ミイラの幽霊」から1964年の「怪奇ミイラ男」、1967年の「ミイラ怪人の呪い」というように、モンスター映画でお馴染みのハマー・プロによる一連の作品群が製作されている。

ただ、フランケンシュタイン、ドラキュラ、狼男というモンスターのビック3と比べると、登場作品の数も少なく、ちょっと地味な感じがするのも事実である。

 

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