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ケータイ刑事銭形海23話(2nd.10話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送に合わせて記している「銭形海[改訂版]」。プロ野球の中継録画を深夜に放送するということがあり、先週はお休みになったため、BS-iの再放送から1週遅れになりました。(本件は野球が雨天中止となり、お休みにならなかった場合に備えて、UP出来るようにしていたが、1週間眠ることになっちゃいました。)

今回は通算では23話となる2nd.10話の「BS初のサイレント! ~パントマイム爆弾事件」です。「ケータイ刑事」では恒例の「BS初」となる企画ものであり、「サイレント映画」を思わせる演出(カラーであるが、色の濃さを落としてセピア調にしていた。)を取り入れ、更にはチャップリンとM・マルソーをモデルにしたキャラが登場するというように、映画ファンにも納得という美味しいネタが用意されていました。また、映画「M1」に出てきた「バベルの塔」(品川にありました)が下北沢にもあることが判明し、「ケー刑事・ワールド」全開という物語でもありました。

物語の方は「・15話」をベースにしたものであり、その焼き直しでもある。そしてそこに「・1st.10話」「・2nd.13話」「・1st.13話」「M1」の爆弾事件の要素を絡め、更には「・2nd.9話」の対決を取り入れた、ネタがてんこ盛りというものである。

OP主題歌も歌詞のないインスト・バージョンとなり、林一義さんの「銭形海、17歳。…」というナレーションも無し。こういう所は徹底して拘りがあって、楽しい所でした。しかも、先日のBS-iの再放送と同様に、MBSの放送では提供となるスポンサーの紹介が無いので、BS-iの本放送では唯一違和感を感じた「ケータイ刑事銭形海は…」というスポンサーの紹介部分も無く、実にいい感じに収まりました。
 
ところで、音声がないことを「音声さんのストライキ」ということにしたが、これは本放送(2007/12/8)の当時、アメリカ・ブロードウェイの舞台係組合のストライキが話題になっていたが、そういう時事ネタでもありました。(流石に再放送の時になると、時事ネタに関しては辛い所があります...)

それでは、今更ながらのネタバレ有りの長文の本編に行きます。(尚、本放送後に記したものは「ここをクリック」して下さい。)

最初に「今回のケータイ刑事は、音声さんがストライキのため、サイレントでお送りいたします。」とテロップが出る。そしてピアノによるチャップリン風の音楽が流れてくる。「Happy Biethday 柴田」とデコレーションのあるバースデー・ケーキがあり、ろうそくに火が付けられていく。(ろうそくの本数は28本で、やはり「28」という数に拘っている。また、このことから柴田束志さんは28歳になったということなのでしょうが30代に見えるのですけど...)ホワイトボードには「HAPPY BIRTHDAY SHIBATA」という文字があり、「V」の文字もある。ちゃんがろうそくに火を付け終わると、笑顔で「OK」というサインを送る。すると、五代さんに目隠しされた柴田さんが連れてこられ、ちゃんは拍手で迎える。で、ケーキを目にした柴田さんは喜びで、ちゃんと五代さんはクラッカーを鳴らす。柴田さんはろうそくの火を吹き消す。

そんな所に、荷物の配達があり、ちゃんが対応する。「柴田さんにお届けものです」これに嬉しいという表情になって、柴田さんが荷物受け取りのサインをして、この部屋に運んでもらった。

エアロバイクが設置され、赤いリボンが結ばれていて、「Happy Birthday」という文字に「柴田束志を愛する会」と送り主の名前のあるメッセージ・カードも添えられている。五代さんがこぐポーズをして、柴田さんは早速エアロバイクにまたがってこぎ始める。一方、ちゃんはそのバースデー・カードを手にして開くと、表情が変わり、慌てて五代さんを呼ぶ。五代さんもそれを見て慌てる。「爆弾!?」カードには「爆弾ダイエット!時速20キロ以下になると爆発しちゃうよ。」とお馴染みの新聞や雑誌の活字の切り貼りで記されていた。五代さんはカードを隠しながら柴田さんにこのことを告げ、「20キロ以上」と指示をし、ちゃんも笑顔で「頑張れ!ファイト!」と応援する。

その隙に五代さんはカードの続きに目をやり、ちゃんを呼ぶ。「お友達がボクと勝負をして、勝ったら止め方を教えてあげるよ 勝負は3回。多聞館においで」とあった。で、ここで「警視庁から入電中!」(今回は音声無しで、テロップで出る。)で、携帯を開いたちゃん。入電ムービーというよりも入電メールと言った内容で、柴田さんの写真の下に文章が記されている。(普通の写真付きメールであるが、柴田さんの写真、目つきがちょっと怪しいのですけど...)「爆弾予告事件発生!狙われているのは、警視庁鑑識課の柴田束志!至急、赤坂多聞館に急行せよ!」で、柴田さんはそのままエアロバイクをこぎ続け、ちゃんは柴田さんを励まし、五代さんとちゃんは赤坂多聞館に向かった。柴田さんは泣きそうな表情になり、頑張ってこぎ続ける。

町中を歩いているちゃんと五代さん。周囲をキョロキョロ見るが「誰もいないじゃないか」、「いませんね」ということだった。そこに、チャップリン風のシルクハットにちょび髭、ステッキを持った男が現れると、ステッキでこっちだ、と教え、歩いていく。それを見たちゃんと五代さんはその男についていく。(チャップリンの歩き方を真似ているが、ドリフのヒゲダンスの歩き方に見えるんですけど...)

赤坂多聞館のある部屋(舞台のある小ホール)にやってきたちゃんと五代さん。チャップリン風の男に続いて部屋に入る。そこには5人の客が座っていた。ちゃんと五代さんはチャップリン風の男に続いて舞台に上がると、司会のお姉さんが「ザ・勝負」と書かれたプラカードを持ってくる。5人の客たちは拍手!

チャップリン風の男がステッキでプラカードをめくると「一回戦 パントマイム」とあり、お姉さんが更にめくってお題を出す。「フリルのスカートをはいたサルが酔っぱらった犬のマネをする」とあり、チャップリン風の男がステッキで文字を追って説明した。で、お姉さんが笛を吹くと、チャップリン風の男がお題のパントマイムを始めた。笑いを取りながら、それをパントマイムで演じたチャップリン風の男。客たちは立ち上がって拍手喝采となった。

続いてちゃんの番となる。笑顔を見せてお辞儀をすると、笛が鳴った。で、豊かな表情で、笑顔を見せながら熱演するも、客たちの反応はない。で、なんとかやり終えたが、客たちは一斉にブーイングを始め、ちゃんは五代さんの所に駆け寄り泣き顔に...(優しく慰める五代さんだった。)

お姉さんが笛を吹き、プラカードをめくると、続いてのお題が示される。「馬に乗って落馬した馬が鹿になる」(言葉遊びと言ったお題でもありますね。)まずはチャップリン風の男がこれを演じる。続いて五代さんがやる。で、演じ終えると5人の客が判定を行う。順番に札を上げていくが、5人全員が・五代ペアの勝ちと判定した。これに笑顔で喜ぶちゃんと五代さん。チャップリン風の男はふてくされながらも五代さんの手を上げた。「やった!」そしてチャップリン風の男はメモ紙を取り出してちゃんに渡そうとするが、腕を動かして取られないように、ちょっとした意地悪をするも、ちゃんはその腕を押さえて、メモ紙を手にすると、広げる。が、変な線が書いてあるだけで、上下を逆にしても全く意味不明だった。

司会のお姉さんが笛を吹き、プラカードをめくっていって説明をする。)「勝負に勝って、それを3枚集めたらいいことがあるよ」ということで、3枚集める必要があることが分かる。ちゃんは改めて手にしたメモ紙に目をやるが「なにこれ?」(この時点で、これを3枚を重ねたらいいと分かっちゃいましたけど...)

チャップリン風の男がステッキでプラカードの方を指す。お姉さんがめくると「二回戦 二人羽織」のもじがある。ということで、二回戦に突入。ここでマルセル・マルソー風の背の低い男が登場。五代さんと握手をするが、嫌そうな表情をする。続いてちゃんと握手すると、気のある所を見せていた。その間に黒子が舞台上で準備をしていて、用意が出来た。ちゃんと五代さんはどっちがどっちをやるのかと相談するが「当然、私が後ろです」ということで、ちゃんが後ろと決定した。

お姉さんはプラカードをめくると「わんこそば早食い競争」更にめくると「28杯、早く食べた方が勝ち」と記されていた。(やはり出ました「28」という数字)・五代ペアは、五代さんが食べる方でちゃんが後ろ、相手はマルセル・マルソー風の男が前で、チャップリン風の男が後ろということで用意が調った。で、お姉さんが笛を吹き、勝負が始まった。(色々と小ネタを挟みながら、上手く口に入ったり、頭から側をかけられたりと、色々と笑わせながら勝負が続く。五代さんは上手く食べられた時は満足そうな笑顔を見せていた。)

「一方、柴田は」と出て、警視庁の柴田さんの様子が映し出される。必死にエアロバイクをこぎ続けている柴田さんは「頼みます。ちゃん、五代さん」と呟きながら、真剣に、そして必死で汗だくになりながら頑張っていた。

多聞館の客席の5人の客たちは全員居眠りをしていたが、二人羽織の勝負は続いている。で、・五代ペアが先に28杯食べ終えた。お姉さんが笛を吹き、勝敗が決まった。五代さんとちゃんは万歳をして喜ぶが、チャップリン風の男とM・マルソー風の男は仲間割れになり、乱闘が始まるが、M・マルソー風の男の背が低いことで、お馴染みの制止方で勝負にならなかった。そんな中、お姉さんの笛の指示で仲直り。五代さんはM・マルソー風の男と、ちゃんはチャップリン風の男と握手をした。で、チャップリン風の男はポケットから2枚目のメモ紙を取り出し、ちゃんがそれを開くが、1枚目のメモ紙と同様に多数の線があるだけで意味不明。「??」上下をひっくり返したちゃんは笑顔を見せて、ゲットのポーズをした。

姉さんがプラカードをめくると「三回戦 リンボーダンス」の文字があった。で、三回戦に。舞台上には高飛び用のバーがセットされているが、直立のママでバーの下を通れる高さになっている。最初にチャップリン風の男が通過し、M・マルソー風の男、五代さん、ちゃんの順番でクリア。(これをクリア出来ない人はいないでしょう...)黒子がバーの高さを下げ、同じ順番で行われる。五代さんの順番のところでちゃんは「がんばれ、五代さん」と笑顔で応援を。が、バーをクリアした五代さんだったが、ボキボキということで、腰をやっちゃいました。(リタイアです。)ちゃんも楽勝でクリアして、更にバーが下げられる。で、チャップリン風の男、M・マルソー風の男、ちゃんの順番でクリアするも、M・マルソー風の男は腰を痛めて脱落する。更にバーが下げられて、チャップリン風の男がやろうとするが、ちゃんに順番を譲ろうとする。ちゃんはお先にどうぞ、と讓るが、どちらが先にか決まらず、じゃんけん勝負となる。でちゃんが負け、ちゃんが先に行う。身体の柔らかい所を見せて無事にクリアするちゃん、喜ぶ五代さん。続いてチャップリン風の男がやろうとするが、後ろに身体を曲げられず、バーを落としてしまってアウト。で、三回戦も・五代ペアの勝ち。M・マルソー風の男はチャップリン風の男に茶々を入れていた。で、チャップリン風の男はちゃんの側に行くと、3枚目のメモ紙を取り出し、ちゃんがそれを受け取る。が、やはり先の2枚と同じで多数の線があるだけだった。「???」そんなちゃんと五代さんの前をチャップリン風の男とM・マルソー風の男が通っていく。これに五代さんは手錠を手にして二人を逮捕しようとちらつかせるが、これに2人はプラカードをめくると「(二人のイラストが記されている)を捕まえたら、すぐに爆発させちゃうよ」

「一方、柴田は」ということで、警視庁の柴田さんの様子になる。こぎ続けながら鑑識の上着を脱ぎ捨て、更にはネクタイをも投げ捨てた柴田さん。が、かなりへばってきていて「もうだめだ~」と弱音を口にしていた。

赤坂多聞館。勝負が終わったと言うことで、お姉さんがプラカードを持ち、それに続いてチャップリン風の男とマルセル・マルソー風の男は去っていった。で「寄せる、悪のさざ波」(ちゃんはこれをゼスチャーでやってくれました。)(ここでAパート終了。アイキャッチも色を抑え気味となっていました。経過時間は14分半を僅かに過ぎた所で、Bパートのドラマ部分は11分弱になります。)

その場に残っているちゃんと五代さん。ちゃんは3枚の内2枚のメモ紙を手に意味を考えていて、五代さんが1枚を持って考えていたが、全く分からなかった。で、ちゃんは2枚を投げ捨ててしまった。が、床に落ちたメモ紙を拾い集め、重ねたことから閃き、笑顔になって五代さんの元に行く。そして3枚のメモ紙を順番に重ね合わせた。すると「下北沢バベルの塔」と文字が出来上がった。「下北沢バベルの塔」と謎を解いたことで、大喜びとなるちゃんと五代さん。そして多聞館から下北沢に移動してバベルの塔を探し始めることにした。

下北沢にやってきたちゃんと五代さん。しかしバベルの塔は見つからない。ということで、下北沢南口商店街で二手に分かれて探すことにした。(町中を捜しているちゃんの所、自転車や通行人が逆向きに動いていたが、ドサクサに紛れて、面白いネタを仕込んでいました。→これも「ケー刑事」らしい楽しい所です。)そんな中、ちゃんがあるビルに「下北沢バベルの塔」と書かれているのを発見した。(「M1」に登場したあるマークもあった。)で、ちゃんは一人で地下に降りて行った。で、階段を降りきると、そこにはあのマークと共に「下北沢バベルの塔」という文字の入った銘板があった。で、ちゃんはドアを開けて中に入る。中は真っ暗だったが、奥に進んでいくちゃん、ドアは独りでに閉まった。

「そして、柴田は」ということで、警視庁の柴田さんはというと、バテバテになっていたが、それでもエアロバイクのペダルをなんとかこぎ続けていた。が、限界に達していて、スピードが時速20キロを割り込んでしまった。それを目にした柴田さんは頭を抱え込んでしまい、漕ぐのを止めた。が、何も起こらない。改めてスピードメーターを見た柴田さん。「0.0km」と表示されている。で、怪訝そうな表情をししながらエアロバイクから降りた柴田さんは首をかしげる。「? ? ? ??? ?」

下北沢バベルの塔のちゃんはドアを開けようとするが、鍵がかかっていて開かない。そうしていると照明が勝手に点いた。改めて奥に歩を進めたちゃんは、床に置かれたスーツケースを発見した。で、スーツケースを開けると、中には爆弾(ダイナマイト)が入っていて、タイマーは「30:00」を表示していた。「爆弾!?」そうしていると、側にあったテレビに映像が映り、先ほどのチャップリン風の男とM・マルソー風の男が笑っていた。で、テレビに目を移すちゃん。テレビを通して二人はちゃんにメッセージを伝える。(当然、声ではなくて、スケッチブックに書いた文字で伝える。)

「だまされたね。ターゲットは最初から君なの」で、大笑いする二人。更に「ボクたち銭形家が大キライ」「あと30分で爆発するよ」と伝えて大笑いをすると、テレビの映像は消えた。(ちゃんは意外と冷静でした。)そして、タイマーが始動して、カウントダウンが始まった。ちゃんは数歩後ずさりをするが、その時閃いた。「シャーク兄弟だ!」で、笑顔を見せる。

その頃、五代さんは下北沢の町でバベルの塔を捜し続けていた。ちょうどすずなり横丁にやってきた五代さん。その時メールが届き、携帯を開く五代さん。ちゃんからのメールで「下北沢バベルの塔に閉じこめられました。犯人はシャーク兄弟!! 銭形海」という文面だった。更に、今度はTV電話の着信が入り、電話に出る五代さん。柴田さんからの電話で、凄い剣幕で伝える。「爆発しなかった!?」で、五代さんは柴田さんに伝える。「柴田!シャーク兄弟だ!」

爆弾のタイマーは残り20分を割った所だった。ちゃんは2本のリード線のどちらを切ったらいいのか考えていたが、「赤、白、どっち?」と、分からなかった。

柴田さんが下北沢にすっ飛んできて五代さんを捜す。で、合流すると、シャーク兄弟について調べた結果の前科者リストを渡す。リストには、シャーク兄(鮫肌座羅男、こちらがチャップリン風の男)、シャーク弟(鮫肌座羅鬼、こちらがM・マルソー風の男)とあった。で、五代さんと柴田さんはシャーク兄弟の家に向かった。

「シャーク兄弟の館」というプレートのあるアパート。1Fの端の部屋から順番に確かめる五代さんと柴田さん。で、結局は2Fの端っこ(最後の部屋)までに発見できず、最後の部屋がシャーク兄弟の部屋と分かり、五代さんは拳銃を構え、ドアを開けて柴田さんと共に突入した。部屋の中ではシャーク兄弟がお茶を飲みながらくつろいでいた。で、パソコンの画面には、ちゃんのいるバベルの塔の地下の様子が映っていて、ちゃんの姿があった。また、画面左上には、爆発までのカウントダウンのタイマーが表示されていて、残り時間は15分という所だった。(柴田さんは僅か5分以内の間に警視庁から下北沢にやってきて、更にシャーク兄弟の部屋まで辿り着いたという超人的なスピード移動をしたことになります。)ちゃんはカメラに向かって飛び跳ねたり、アッカンベーなどをして、爆弾のことを必死で伝えようとしていた。(それにしてもすっかり弾けちゃったちゃんです。)それを見た五代さんは「もう15分を切ってる」と慌てる。

シャーク弟(M・マルソー風の男)が、壁にある手書きの地図に円を記し、辺り一帯が爆発で吹っ飛ぶことを言う。(円の中心は小田急・下北沢の駅よりも少し北にずれた所で、特に記されていないが、京王線・笹塚から少し南に付近の様子です。これから下北沢バベルの塔の所在地は世田谷区北沢5丁目付近かと思われる...)で、爆発して吹っ飛ぶことを茶化してはしゃぐシャーク兄弟。その様子を目にした五代さんは業を煮やして一発「バーン!」と天井に向けて銃を撃つと、照明器具がシャーク兄弟の頭を直撃、二人はそのまま伸びてしまった。で、柴田さんが五代さんのポケットから手錠を取り出し、シャーク兄弟を手錠で繋ぎ、そしてバベルの塔まで引っ張ってった。

階段を降りて地下室の扉の前にやってきた一同。が、ドアは鍵がかかっていて開かない。五代さんが銃でドアを撃ち、扉を開けて中に入る。直ぐにちゃんと合流し、爆弾の様子を見る五代さんは、シャーク兄弟に掛けられている手錠の片方を爆弾入りのスーツケースに繋ぎ、ちゃんには「銭形!お前は出て行け!」と避難させようとする。しかしちゃんは動かない。「出て行け!!」と五代さん。これにちゃんは五代さんの側にやってくると「私も残ります」。五代さんは柴田さんにも出ていくように言うが、柴田さんも五代さんの側にやってきてこの場に残ることを選択した。で「お前たち!」と五代さん。(「・1st.10話/2nd.13話」に準じた展開ですね。)

爆発までの残り時間は5分を切った。五代さんはシャーク兄弟に問う。「どれを切ったら、止まるんだ 言え!」「赤か?白か?」しかし、シャーク兄弟は口にチャックで、何も言わない。逆にイニシアティブを取ったシャーク兄弟は「よし阿波踊りだ!」と言い出す。これに五代さんは言われたように阿波踊りを始め、シャーク兄弟の周りを回る。更に、ちゃんと柴田さんも踊りに加わった。「もうすぐドカンだ!」と調子に乗るシャーク兄弟。残り時間は3分を切った。踊り続ける五代さん、ちゃん、柴田さん。シャーク兄弟は「クレージー クレージー クレージー」とちゃんたちを揶揄するばかりだった。

そんな中、残り時間が20秒を切った。踊り続けるちゃんたち。更に15秒を、そして10秒を切った。それでも踊り続けているちゃんたち。これにシャーク兄がたまらなくなって「まった!」そして自分のシルクハットを脱いだ。頭には赤い小旗があり、それを見た五代さんは「赤だ!」ということで、赤のリード線を切った。残り時間1秒、というところでカウントダウンは止まり、爆発はしなかった。

ちゃんたちは「やった!」ということで、万歳をし、輪になって喜び始めた。その隙にシャーク兄弟は爆弾入りのスーツケースを閉じると、スーツケースごと逃げて行った。それに気づいたちゃんたちは直ぐに後を追った。逃げるシャーク兄弟、追うちゃん。公園に逃げるシャーク兄弟だったが、突然足が止まり、周囲をキョロキョロと見回す。三味線の音が届いてきて、東映映画のOPのような岩場に砕ける白波。「大波小波かき分けて。…」いつもの口上をゼスチャーでやるちゃん。そして「私の碇で沈みなさい!」からストラップを投げる。「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、碇のストラップが勢いよく飛んで行く。地面に突き刺さると、碇に繋がった鎖はシャーク兄弟を捕らえていた。ちゃんが鎖を引くと、大回転してその場に倒れ込むシャーク兄弟。で、五代さんと柴田さんが駆けつけた。

柴田さんがシャーク弟の帽子を脱がせると、そこには白旗があった。(爆弾の「赤」か「白」かというだけでなく、ここでは「降参」を意味する「白旗」ということで、これは上手いですね。)で、柴田さんと五代さんは万歳を始め、ちゃんも万歳に加わった。悔しがるシャーク兄弟だったが、カメラ目線で「またやってやる!」と呟いていた。五代さんと柴田さんがシャーク兄弟の回りを回っていて、ちゃんは笑顔で万歳を続けていた。

次回、24話(2nd.11話)の物語は「歌だ!祭りだ!芸術だ! ~ケータイ刑事文化祭 in ゴルゴダの森(前編)」です。既にDVDで発売になっている「文化祭」(2007/11/24に行われた「ゴルゴダの森文化祭」)を2回に分けての放送で、その前半である。内容の方は、DVDがリリースされてしまったら、その抜粋という感じになってしまって、今ひとつという感じになってしまうのだが、「鑑識メモ」があるというのが放送の方の特典と言ったところでしょうかねぇ?

尚、放送の方で中心になるのは舞台劇「シンデレラ」である。(これも部分的にカットされています。)「文化祭」のDVDを持っていたら、放送分にはお姉ちゃまの登場もないので、TBSの様に、この放送を行わないという選択もあるのだが、MBSはちゃんと放送してくれます。

鑑識メモ。この部分も今回は「サイレント」ということで、音声はない。映写機が回る音がする中、二人羽織姿の柴田さんが「鱈」と書かれたテロップを出す。字幕で「たら」と出て、柴田さんの説明が続く。フリップを裏返すと「鱈腹食う」(字幕「たらふくくう」)と言うが、直ぐにフリップを投げ捨ててしまい、「メタボになりますよ」(前回の物語のネタを出す柴田さん。)そして、せっかくの二人羽織ということでネタの開始です。「アー、お茶発見」で、紙コップのお茶を手にして、それを飲もうとするが、頭からかぶることになり、それで洗顔をしていました。

BS-iの本放送の時は、この後にある「私の碇で沈みなさい」の着ボイスDLのお知らせの所もサイレントで、ちゃんのいつもの台詞がテロップで出るという1回限りのものとなったのだが、先日の再放送、そしてMBSの今回の放送ではこの部分はカットでした。こういう貴重な部分が見られるのは、やはり本放送の時だけなので、後に発売されるDVDも良いが、やはり本放送の時に見るべきですね。

「サイレント」というと、映画ファンにとっては結構拘りがあるものであるのだが、そういうサイレント映画ファンの心も擽る演出ということで、カラー映像の色の濃さを抑えてセピア調にするという試みは良いものでした。ただ、OP主題歌の所も色を抑えてセピア調にして貰いたかったところであり、この点だけがちょっと残念な所でもありました。

だが、BS-iの本放送の時は、提供のナレーションの所だけ声が入ったが、先日のBS-iの再放送もそうだったが、MBSの放送では提供のナレーションが入らないので、これは良い所でした。(途中のCMは仕方ないにしろ、本編中は完全に音楽と効果音だけになりました。)

物語の方は、ベースになったのは「・15話」であるが、「・1st.10話」や「・2nd.13話」の要素や映画「M1」や「・2nd.9話」の3本勝負など、色々と楽しい物語でした。それにしても、バベルの塔が下北沢にもあったなんて... ということで、「・2nd.」は、前半は同じネタの多用もあって、製作側の迷走と低迷ぶりが出たが、半分を過ぎてからそれを取り返すように面白くなってきたのだが、残りは前後編の「文化祭」と、「さよなら五代さん」ということになり、これからという所になったのがちょっと残念なところでした。が、「3rd.」では、TVシリーズ初登場となる松山さんが頑張ってくれて、良くなります。(→新しい血を入れるということは、冒険でもあるのだが、「・3rd.」ではそれが良い方に回っていくことになります。)

※追記(9/19 15:30)
次回は9/25深夜の放送ですが、その次からは火曜日深夜の放送になります。(以前のように火曜深夜に戻ります。但し、時間は少し早めの25:55から。)25話(2nd.12話)は9/30深夜の放送です。録画予約をされている方は注意しましょう。(次回の放送で、お知らせのテロップが出るでしょうが...)

 

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