名曲探偵アマデウス#16 ムソルグスキー「展覧会の絵」 [ドラマ]
今回から土曜19:00の放送ということになった「名曲探偵アマデウス」。今回取り上げられたのムソルグスキー「展覧会の絵」でした。今回はドラマ部分が38分過ぎまであって、曲の方が約5分ということになっていました。で、相変わらず「ケータイ刑事」のノリもある物語でした。
まずは、鏡を前にして所長がネクタイを持って悩んでいる。カノンさんは「どっちでもいいんじゃないですか」と、いつもの調子で楽しく絡んでいくが、今回の依頼者がやってくると、カノンさんは素早く切り替わって「どなたですか?」が、レコードを買い取って欲しいと言われると「うちは中古レコード・ショップじゃないんで...」と、コロコロと変わる豊かな表情が楽しいカノンさんは健在です。
その後も、曲を耳にして、いつものように豊かな表情を見せるカノンさん。特に、モデルのように歩いてと言われて歩くが、曲の方が5拍子から6拍子に変わり、ずらしてしまって「モデル失格」と言われるが、「曲がずれた」とちゃんとアピールしてました。所長も「良い所に気づいた」と言って、遠回しにカノンさんを庇っていましたし...
が、「リアルクローズ」と言ったカノンさんの言葉に「リアルズロース」と返した所長に対して「リ・ア・ル・ク・ロー・ズ」とツッコみ、「私が着ているような」と、しっかりとアピールしたり、再度「リアルズロース」と言った所長を睨むというように、やってくれますね。(依頼者に対しても、さりげなく「だから売り上げ落ちているんじゃ」と言って唖然とさせてましたし...)
それ以外でも、カノンさんの言葉で、所長が「展覧会の絵」の元になった絵のことを思い出して、それを持ってくる(そういう絵をちゃんと持っている所長も所長ですけど、流石ですね。)というように、何だかんだと言って所長にヒントとなる道を与えることもやっていて、やっぱり大活躍でした。
今回はLPレコードが物語の鍵になっていたが、カノンさんのレコードの針おろしは左手でやってました。(もはや、慣れた手つきでした。→筆者はリフターを必ず使うことにして、カートリッジ(カンチレバー)の保護を考えますが、使っていたカートリッジはどう見ても安物で、カンチレバーも太い様ですから、気にしなくても良いんでしょうね...)
曲の後のオチでも、2本のネクタイを手にして悩んでいる所長にツッコミ、出掛けて行く時に所長が一着買うつもりと言うと、「ついでに私のもお願いしま~す」と、おねだりすることも忘れていないカノンさんでした。→泪ちゃんが色々と食べ物を「奢って下さい」とおねだりしていたのを思い出させてくれるカノンさんでした。
次回は来週(10/11)の放送で、事件ファイル17・リストの「ラ・カンパネラ」です。(その次(事件ファイル18)はベートーベンのバイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」ですが、またまた間に2週間入るということで、この放送は11/1ということで、10月も新作は2本だけということになります。(4月から30週で、新作の放送が17回、再放送を含むお休みが13回って...)
- アーティスト: アシュケナージ(ウラジミール),ムソルグスキー,タニェエフ,リャードフ,ボロディン,チャイコフスキー,ラフマニノフ
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1994/04/22
- メディア: CD
- アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ムソルグスキー,ラヴェル,ベルマン(ラザール),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: CD
- アーティスト: ムソルグスキー,アバド(クラウディオ),ラヴェル,ウゴルスキ(アナトール),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: CD
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