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ゴルゴ13#26 [アニメ]

今回から3クール目に突入ということで、主題歌が変わり、またも雰囲気が変わることになりました。(相変わらず、主題歌は「ゴルゴ」の世界とはかけ離れた感じがしていて、はっきり言って邪魔である。但し、ED主題歌は前のが余りにも酷すぎたこともあって、それよりはましになっている。(でも、赤点であることは変わりませんが...))

今回の物語は、北アイルランド紛争で闘争を続ける組織内部の物語ということで、日本では今ひとつ馴染みは薄いものの、欧州では扱い方を間違えると袋叩きに遭いそうな微妙な設定の物語でした。(「北アイルランド紛争」は20世紀のイギリスの最大の問題と言われているもので、過激派のテロなど、色々と問題が起こった大きな問題である。)が、この問題には特に触れることなく、その問題に関わる組織にいた2人の女性の間の問題としてゴルゴが出てきたということになっていたが、政治問題について関わると、後々面倒が起きることがあるだけに、これはこれで良いでしょうね。

かつて、ゴルゴと行動を共にして身体を委ねたことのあるキャサリンは、冷酷非情な女テロリストであったが、今ではその面影を失っていて、テロには否定的になっていた。幼い頃から同じ志を持って死線を越えてきたパメラは、そんなキャサリンのことが許せずにいた。パメラはより過激な行動をするようになっていて、キャサリンはそのパメラを止めようとして、ゴルゴと再会してパメラの暗殺を依頼する。報酬は直ぐに払えないと言うキャサリンだったが、ゴルゴはそれを引き受けた。というのは、別口でパメラ暗殺の依頼を受けていたためでもあった。過去を語るキャサリンは、自分の子供が死んだことで人が変わったのだった。(その子供って、ゴルゴとの間に生まれた子供だとは言わなかったが、ゴルゴの子供だったようですね。)一方、パメラは慎重に行動をするようになっていて、狙撃のチャンスは殆ど無い。キャサリンはパメラと会うことにして、その時、ゴルゴにパメラを始末して貰おうと仕組む。で、パメラと会ったキャサリン。が、計画通りにことは進まず、パメラが銃でキャサリンを撃った。その時、ゴルゴのライフルが火を噴き、パメラを仕留めた。キャサリンの計画通りには行かなかったが、銃の火によってゴルゴはパメラの一を察知して引き金を引いたのだった。

真実は語られることなく、キャサリンは死んでしまったので、これ以上のことは闇に葬り去られたことになったが、かつてゴルゴとキャサリンは肉体関係を持ち、キャサリンの子供は東洋系の顔立ちをしていたということから、間違いなくゴルゴとキャサリンの間に生まれた子供だったのでしょうね。父がゴルゴ13、母が冷血キャサリンだったら、その子供の将来は間違いなく超一流のスナイパーになったであろうが、そういう子供って、大抵はその道に進む前に何かがある物なんですよね。(このも語りでは子供の時に死んでしまったし...)でも、その子供が無事に大人になっても、ゴルゴは決して自分が父と語る(認める)ことは無いでしょうけど...

 

↓この物語の原作は「SPコミック110巻」に収録されています。

ゴルゴ13 110 (110) (SPコミックス)

ゴルゴ13 110 (110) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2007/11/30
  • メディア: コミック

↓参考まで

北アイルランド紛争の歴史

北アイルランド紛争の歴史

  • 作者: 堀越 智
  • 出版社/メーカー: 論創社
  • 発売日: 1996/08
  • メディア: 単行本

北アイルランド現代史―紛争から和平へ

北アイルランド現代史―紛争から和平へ

  • 作者: ポール アーサー
  • 出版社/メーカー: 彩流社
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本

世界の紛争を考える〈5〉北アイルランド紛争 (総合学習に役立つ)

世界の紛争を考える〈5〉北アイルランド紛争 (総合学習に役立つ)

  • 作者: イアン ミニス
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 大型本

暴力と和解のあいだ 北アイルランド紛争を生きる人びと

暴力と和解のあいだ 北アイルランド紛争を生きる人びと

  • 作者: 尹 慧瑛
  • 出版社/メーカー: 法政大学出版局
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本

 


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