ゴルゴ13#27 [アニメ]
今回の物語は、ゴルゴを暗殺しようとする物語。仕掛けたのはゴルゴに恨みを持つ元KGB。なるほど、自爆テロでゴルゴもろとも吹っ飛ばしてしまえば、というのは、それなりに納得できるアイデアである。が、そこはゴルゴのことで、そう簡単にはいきませんが...
ゴルゴが襲われる。その都度、相手を倒して生き延びるゴルゴだったが、襲ってくる人間にはある共通点があった。それは、ある飛行機事故から奇跡的に生還したが、その後行方不明になっていたということだった。そして、その影では、元KGBで、ゴルゴによって任務を邪魔され、光を恐れるようになったイギーリ・ソルベノという男だった。彼はゴルゴに復讐するために、奇跡的な生還をした人たちから恐怖の無くなったフィアレスを集め、洗脳してゴルゴを襲わせていたのだった。しかも、ゴルゴをターゲットにした自爆テロということでゴルゴを始末しようとしていた。が、ゴルゴもソルベノの情報を掴んでいて、襲ってくる人間爆弾と化したフィアレスを退けると、ソルベノのアジトに乗り込んでいった。ソルベノもゴルゴがやってくることが分かっていて、罠を仕掛けていたが、ゴルゴはそれを見抜いていて、カーテンの影に潜んでいたソルベノを撃って始末した...
ゴルゴに復讐を果たすため、随分と手の込んだことをしたソルベノだったが、結局返り討ちとなったが、そこまでして復讐を果たそうとするものですかね。何せ、刺客として送り込む人間を選りすぐり、誘拐し、洗脳し、訓練し、そして送り込むのだから、これはご苦労なことである。昨日今日ということでは絶対に出来ない壮大な計画ということになる。そこまでのことをしてゴルゴを狙うというのなら、核爆弾でも奪い、ゴルゴを何処かにおびき出し、その場で核爆弾を爆発させる方が確実ではないのか?と思ってしまう。(これはこれで、核爆弾を強奪することが非常に困難であるが、洗脳まで行う手間を考えたら、どっちもどっちですけど...)
それにしても、自爆テロをしようとしている人間に気づき、自爆する前に撃ち殺してしまうというゴルゴは、もはや人間業ではないですね。普通は、そのまま自爆に巻き込まれるでしょう。気づくだけでも凄いと思うが、ゴルゴはそれだけでなくて始末してしまうのですから...
ということで、超人的なゴルゴの活躍の物語でした。
この物語は「SPコミック139巻」に収録されています。
↓こーゆー物を...
人類はなぜ戦争を繰り返すのか―先史時代から自爆テロまで知っておきたい世界戦争史の謎 (パンドラ新書)
- 作者: 大澤 正道
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2006/02
- メディア: 新書
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