「THE DAY OF THE DOLPHIN」 [映画(洋画)]
表題の作品は1973年のアメリカ映画「イルカの日」である。「ケータイ刑事 銭形海」でイルカに関して設定に使われていたり、少しだけイルカが登場するなどしているが、そこで語られていることに繋がるような題材の作品である。イルカの生態を利用した政治的陰謀があり、それに立ち向かって行く海洋学者の戦いという物語であるが、銭形海ちゃんを主人公として翻案したら面白い作品になるかも知れませんね...
作品データを記しておくと、時間は105分、原作はロベール・メルル、監督はマイク・ニコルズ、脚本はバック・ヘンリー、撮影はウィリアム・A・フレイカー、音楽はジョルジュ・ドルリューである。そして出演は、ジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・ディーヴァー、ポール・ソルヴィノ、フリッツ・ウィーヴァー、エリザベス・ウィルソン、ジョン・デナー、たちである。
海洋動物学者のジェイク・テリル博士はフロリダの小島でイルカの研究をしており、イルカに英語を教えていた。これは政治に悪用される危険があると感じていたテリルはこの研究を秘密にしていたが、政府機関の調査がこれをかぎつける。既にファーとビーという2頭のイルカはテリルの子供のようになっていて、テリルと会話が出来るようになっていたが、これを知った組織がファーとビーを奪っていき、大統領の乗ったヨットに機雷を付けたイルカを付けて大統領を暗殺しようと動き出す。テリルはファーとビーを救い出そうとして立ち上がるが...
アイデアとしたら実に鋭い所をついていて、なかなか面白い。また、人間と会話するイルカが純真な所を持っていて、ちょっとウルウルとくるところがある物語でもある。
この物語の主人公である海洋学者のテリルを銭形海におきかえるとか、その助手に銭形海をもってくるなど、いくつかのアイデアが生まれるが、「M3」の下敷きにしても面白そうな物語である。
ただ、本作が映画「卒業」のM・ニコルズ監督、B・ヘンリー脚本作品であるということにはちょっと驚いてしまいますけど...(作品世界が全く違っている。)
「ケータイ刑事」ファンであれば見ておいて悪くない作品である。
↓リージョンコード「1」なので注意が必要です。
↓LDであってDVDではありません。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- メディア: Laser Disc
↓ビデオです。
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