FIXX『SHUTTERED ROOM』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。ニューウェーブのバンドとして、'80's中期に活躍することになる彼らであるが、デビュー・アルバムとしたらまずまずの出だしを飾ることになった。(翌1983年発表の2nd.アルバム「REACH THE BEACH」が大ヒットになる。)彼らの本国イギリスでは最高位54位を記録するスマッシュ・ヒットとなった。(アメリカでは、Billboardで最高位106位であった。)
オリジナル盤では全10曲であったが、2001年にリイシューされた時に2曲のボーナス・トラックが追加されて、全12曲収録となった。収録曲は以下の通りである。『I Found You』『Some People』『Stand Or Fall』『Strain』『Red Skies』『Lost Planes』『Cameras In Paris』『I Live』『Shuttered Room』『Fool』『Sinking Island [Extended Mix]』『Stand Or Fall [Extended Mix]』。
この中からシングル・カットされたのは、2曲であり、『Stand Or Fall』は彼らの本国イギリスでは最高位54位、アメリカではBillboardで最高位76位を記録、『Red Skies』は、イギリスでは最高位57位、アメリカではBillboqrdで最高位101位を記録している。デビュー・アルバムということでは、アメリカではともかくとして、彼らの本国イギリスではそれなりのヒットを記録している。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、彼らの1st.シングルでもある『Stand Or Fall』を筆頭に、『I Found You』『Strain』『Shuttered Room』という所をピックアップしておく。
如何にも'80'sというサウンドの彼らは、次のアルバムで大ブレイクし、映画「ストリート・オブ・ファイヤー」にも1曲提供することになり、(短いながらも)全盛期を迎えることになる。本アルバムはブレイクする前のデビュー・アルバムであり、少々荒削りな所もあるものの、'80'sという時代にマッチしたサウンドということで、期待を抱かせてくれるものである。'70's終盤の「ニューウェーブ」とは少し方向が変わっているが、この当時のイギリスは第二次ブリティッシュ・テンページョンの波もあって、本当に元気な時期でした。
'80'sサウンドでも、ブリティッシュ・サウンドを堪能するのであれば、彼らはチェックしておきたいバンドであるが、本アルバムにも耳を傾けておきたい所である。じっくりと聴きましょう!!
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