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ケータイ刑事銭形海31話(3rd.5話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

3rd.の再放送も順調に進んでいて、今回は通算では31話となる3rd.5話「川渕浩探検隊シリーズ! ~海底洞窟の謎を追え!殺人事件」です。「・1st.15話」に続く「川渕浩探検隊」シリーズの第2弾ということになったが、まさかこれが登場することになろうとは思いませんでした。で、今回は劇中に登場したアオバサソリ、人喰いイルカ、海底毒蜘蛛(シースパイダー)という動物から「サソリ」「イルカ」「蜘蛛」についてと、「・1st.15話」でも出てきた「アナフィラキシー」について記すことにする。

尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

サソリ」:クモ綱サソリ目の節足動物の総称である。体長は3~18cm程度で、先端が鋏形状をした大きな蝕肢と、尾に毒針を持っているのが特徴である。温帯から熱帯に生息し、夜行性動物である。全世界には約1600種類のサソリがいるとされている。

猛毒を持っている動物ということで真っ先に名前が挙がるが、人命を奪うような猛毒を持つサソリの種類は少なく、20~30種類程度である。(大抵のサソリの毒性は弱く、人命を奪う所までいかない。)特に、アフリカやメキシコに生息している種のサソリの毒性は強い。日本にも、八重山諸島や小笠原諸島などに生息しているが、それらのサソリの毒性は弱い。

また、交尾の際、雌と雄が向かい合って互いの蝕肢をつかみ合ってする「婚姻ダンス」と呼ばれるダンスはよく知られている。

イルカ」:哺乳綱鯨偶蹄目クジラ類ハクジラ亜目に属する中の、比較的小形の種の総称である。体長は1~5m程度のものを言うが、特に体長では明確な基準はなく、クジラとイルカが区別される。(マッコウクジラやゴンドウクジラ、シロイルカは、体長が小さくてもクジラとされている。)

両顎に歯を持ち、紡錘状の体型をしており、鎌形の背びれを持っている。前肢はひれ、後肢は無い。普通の海に群れを成して生息しており、魚やイカを食べる。

知能が高いとされているが、科学的に確証された訳ではない。が、ヒトに次いで、体重に占める能の割合が高い動物であることから、昔から研究対象となっていることが多い。

フィクションの世界では人間と同程度の知能を持った動物として描かれた作品もあるが、映画「イルカの日」のような悪意を持った者が現れたら、ちょっと怖い所でもある。また、この物語では「人喰いイルカ」という名前が出てきているが、これは「イルカ」というよりも「シャチ」に対するイメージである。(「シャチ」は「クジラ」と「イルカ」の中間のような位置づけであるが、「クジラ」には加えられず、「イルカ」の一種とされることが多い。)

人間の可聴周波帯域よりも高い周波数を持ったパルス(人間には聞こえないので「超音波」と呼ばれる。)を発し、それを使って仲間同士のコミュニケーションを行う。

尚、英語では「Dolphin」というが、「ネズミイルカ」は「Porpoise」と呼び、イルカ(Dolphin)とは区別されている。

蜘蛛」:クモ綱クモ目の節足動物の総称である。頭胸部に8個の単眼と6対の付属肢を持っている。腹部にある糸疣(いといぼ)から糸を出すのが特徴である。尚、蜘蛛の仲間には蜘蛛の巣を張らない種もいる。世界では約35000種類もの蜘蛛が生息していて、日本だけでも千数百種の蜘蛛が生息している。

蜘蛛は毒を持っているが、その殆どは虫を殺す程度の毒であり、人間には殆ど利かない。(そもそも、人間の皮膚を貫くことが出来る毒牙を有している蜘蛛は殆どない。)が、人間を殺すほどの強力な毒を持った種も確かに存在する。

毒グモとして知られているのは、セアカゴケグモ、カバキコマチグモ、タランチュラなどであるが、タランチュラの毒性は意外と強くない。(中には強い毒を持っている場合もありますが...)

しかし、蜘蛛の毒が体内に入った場合、毒性は弱くても、アナフィラキシーショックを起こす場合があるので、注意が必要なのは言うまでもない。また、蜘蛛の糸が目に入った場合、毒性分が関係しているとされている。よって、毒は弱いと言っても安心してはいけない。

アナフィラキシー」:アレルギーの一種であり、抗原抗体反応によって急激なショック症状を引き起こし、それが著しい場合は死に至ることがある現象である。

特定の食物を食べたことで呼吸困難などを起こすことがよく知られている。また、動物関係では、蜂に刺されると、蜂の毒に対する抗体が出来、2度目に指された時にアナフィラキシーショックを起こし、場合によっては死に至ることがある。

アナフィラキシーショックには便宜上、4つの型に分類される。Ⅰ型からⅣ型があり、アナフィラキシー型反応、細胞傷害型反応、免疫複合体型反応、細胞免疫型反応がそれらの4つである。

また、治療方法としては、除去食療法と薬物療法があることが知られている。尚、これらは生死に関わることになるため、自分で軽々しく判断せず、医師の診察を受け、治療に関しても医師や専門家の言葉に従いましょう。

 

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