SSブログ

FRANK ZAPPA『FREAK OUT!』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1966年に発表された彼とTHE MOTHERS OF INVENTIONの1st.アルバムである。当時は2枚組アルバムというのはまだ珍しかったのだが、デビュー・アルバムでその2枚組ということを行い、しかも、後の音楽界に多大な影響を与えることになったアルバムである。(2枚組のアルバムであるが、現在のCDの収録時間を考えたら、特別に長いという訳ではなく、やや長めかな、という所である。)ただ、ZAPPAらしさということでは、後のアルバムほどではなく、抑えられていると感じることは出来る。尚、本アルバムのチャートでの動きは、Billboardのアルバム・チャートで最高位130位を記録しただけである。

収録曲は、オリジナル盤では全14曲で会ったが、1995年以降は、その中の1曲が2曲に分割表示されるようになり、現在は全15曲収録という扱いになっている。(13曲目と14曲目です。)ここでは、全15曲扱いとして、収録曲を以下に記す。『Hungry Freaks, Daddy』『I Ain't Got No Heart』『Who Are The Brain Police?』『Go Cry on Somebody Else's Shoulder』『Motherly Love』『How Could I Be Such A Fool?』『Wowie Zowie』『You Didn't Try To Call Me』『Any Way The Wind Blows』『I'm Not Satisfied』『You're Probably Wondering Why I'm Here』『Trouble Every Day』『Help, I'm A Rock』『It Can't Happen Here』『Return Of The Son Of Monster Magnet』。

本アルバムからシングル・カットされたのは『Trouble Every Day』と『Who Are The Brain Police?』の2曲であるが、共にチャートインの記録はない。(と言っても、彼のサウンドはシングルむきでは無く、アルバムを堪能するものだから、これは全く気に掛ける必要はない。)

この中でも聴き応えがあるのは『Help, I'm A Rock』と『Return Of The Son Of Monster Magnet』の2曲である。前者は『It Can't Happen Here』が分離独立扱いになったことで、表向きの時間は短くなったが、曲の方が変わった訳ではない。また、後者はD面(2枚組の最後の面)を占領していた曲であり、たっぷりと堪能できる曲である。この2曲と、『It Can't Happen Here』、『Who Are The Brain Police?』『Wowie Zowie』『Trouble Every Day』という所をお薦め曲としてピックアップしておく。

後のアルバムの彼のサウンドは何とも言い難い独特の世界を構築していて、それらと比べると随分と抑えめであるのだが、本アルバムが当時のロック・シーンに与えた影響は大きく、それだけでも歴史に残るアルバムである。だからといって、'60'sロックのファンという全てにお薦めできるものでもないのがZAPPAらしいところでもある。が、'60'sサウンドを聴くのであれば、聴いておきたいアルバムである。

 

Freak Out!

Freak Out!

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Video Arts
  • 発売日: 1995/05/02
  • メディア: CD

フリーク・アウト(紙ジャケット仕様)

フリーク・アウト(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

「EIGHT MEN OUT」BEST HIT USA 2008[20.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。