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「EL TOPO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1969年のアメリカとメキシコの合作映画「エル・トポ」である。1974年のアヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭で審査員特別賞を受賞した作品であり、カルト作品として知られている西部劇である。A・ホドロフスキーが監督、脚本、音楽、主演を務めた作品であり、また、BEATLESのジョン・レノンが本作の独占配給権を獲得したということでも話題となった作品である。

作品データを記しておくと、時間は123分、監督、脚本、音楽はアレハンドロ・ホドロフスキー、撮影はラファエル・コルキディである。そして出演はアレハンドロ・ホドロフスキー、ブロンティス・ホドロフスキー、デヴィッド・シルヴァ、ポーラ・ロモ、マーラ・ロレンツォ、ロバート・ジョン、たちである。

物語は二部構成となっていて、共に難解なところがある。流浪のガンマン・エル・トポは息子のブロンティスと共に旅を続けている。ある日、村を襲った山賊を退治し、そのボスの女・マーラィに惚れ、息子を置き去りにして去っていく。女に楚々のかれたエル・トポは東洋哲学者、超能力者、自然主義者、砂漠の聖者という人格高潔な4人のガンマンを卑劣な手段で倒す。が、自らも死を迎える...

後半は僧侶となって再生したエル・トポは地底にいた。地底の人々を救うためのトンネルを掘ることに余生を捧げる。が、そこには教会の神父となった息子がいて、父への復讐に燃えていた...

難解であり、何を言っているのか理解できない所があるのだが、そこでリタイアしてしまおうとはならず、最後まで見てしまう。そして、数年したらまた見てみたいとなるのだが、やはり理解できないでいる。(当然、数年後に再び見てみようと思うことになり、この繰り返しである。)

映画としたら様々な要素が入り交じっていて、ホドロフスキー・ワールドが全開という作品であるが、一度見たら麻薬のように離れられなくなってしまう作品でもある。

普通の人は見ない方が良いかもしれないが、これぞという映画を見ておきたいという方は、一度で理解できるものではないので、何度か見る、という覚悟をしてから見ることにしましょう。で、一度見たら麻薬患者のようになってしまいますよ...

 

エル・トポ

エル・トポ

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD


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