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「THE EXECUTIONER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1969年のアメリカとイギリスの合作映画「華麗なる暗殺」である。この時期の作品の砲台には「華麗なる○○」というのが結構ありましたね。(それらの作品のジャンルは随分と違いましたけど...)東西冷戦下のチェコでの作戦失敗から端を発した裏切り者を追いつめていくスパイ・アクション作品である。

作品データを記しておくと、時間は105分、原作はゴードン・マクドネル、監督はサム・ワナメイカー、脚本はジャック・プルマン、撮影はデニス・クープ、音楽はロン・グッドウィンである。そして出演は、ジョージ・ペパード、ジョーン・コリンズ、キース・ミッシェル、ジュディ・ギーソン、オスカー・ホモルカ、ナイジェル・パトリック、チャールズ・グレイ、ジョージ・ベイカー、アレクサンダー・スコービー、たちである。

イギリス情報部の作戦・ピンボール作戦が失敗し、MI-5のジョン・シェイは何とかしてイギリスに帰国した。そして、恋人のポリーと共に同僚のアダムの屋敷で行われている園遊会に顔を出す。その席にはMI-5のスコット部長もやボーン主任も出席していた。ジョンは作戦失敗は内部にスパイがいたのが原因と申告するが、相手にされず、待命処分が下された。ジョンは納得出来ず、密かに調べ始める。やがて、ブースが怪しいと分かり、査問会を要求するジョン。が、結果はシロと出る。その頃、KGBの要人がイスタンブールに亡命してきたことで、ジョンは接触を図る。で、二重スパイのヒントを与えられた。更に調査を進め、ブースを射殺。彼のポケットにあったアテネ行きのチケットでアテネに向かう。現地でCIAのパーカーの連絡で、コーフュー島に向かったジョン。が、敵に捕まり、窮地に陥る。が、それを救ったのはパーカーだった。敵を全滅させ、何とかイギリスに戻ったジョンはスコット部長から驚くべき事実を知らされた...

B級作品としたらスケールの大きい作品で、二重、三重の罠が仕掛けられている展開はなかなか面白い。また、イギリス情報部の内部の物語であるが、主人公のジョンはアメリカ育ちのイギリス人という設定になっていて、これが遊び心にもなっていて、面白い所である。ある意味では、イギリスらしいところがたっぷりと出ている、ということになり、東西冷戦下という厳しい状況の中でも清涼剤のような所になっている。

DVD化もされておらず、現在では目にするのがちょっと難しくなっている作品であるが、機会があれば見ることをお薦めする作品の一つである。

 

↓輸入版のビデオです。(日本語字幕はありません)

Executioner

Executioner

  • 出版社/メーカー: Sony Pictures
  • メディア: VHS


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