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ケータイ刑事銭形海30話(3rd.4話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送も遂に30話の大台に乗りました。今回は通算では30話となる3rd.第4話「松山刑事、最大の危機! ~会社社長誘拐殺人事件」です。今回はシリアスなドラマになり、「銭形愛」を随所に感じさせてくれる物語でもありました。「・1話」と「・26話」がそれぞれ引用されているが、「銭形海」が当初、「銭形愛」のシリアス路線を目指していたことを思い出させてくれる所でした。(これは、今回の平野監督が「・1話」の監督でもあり、「・13話」のワン・シーン・ノー・カット以来の監督ということになりました。)「チンパンジイから怪人パンチ」も出てきましたし...

今回は拉致されてしまった松山さんだったが、それでいてしっかりと存在感を示していて、転んでもただでは起きない松山さんらしい所が出ていました。

それでは、いつものように、長文&ネタバレありで記していきます。尚、放送直後に記したものは「ここをクリック」して下さい。

町中でにやけて笑っている松山さん。「肌を焼いて肉も焼こう!」と言ってみている物は日焼け焼き肉・満足王国(マンゾクワング)の焼き肉食べ放題1割引の割引券が10枚集まっていたためだった。(絶対に1割引×10枚=10割引→ただ、と思っています。)で、『ズンドコ節』を口ずさみご機嫌だった。そんな松山さんはマスクをした黒ずくめの男とぶつかり、倒れてしまい、文句を言う。が、男を見た松山さんの表情が変わる。男は金属バットを手にしていて、それで松山さんを殴打、悲鳴を上げて失神してしまった松山さん。

一方、ちゃんは「焼き肉をご馳走してくれるなんて、松山さん、何か良いことあったのかなぁ~」とウキウキしながら自転車をこいでいた。で、待ち合わせのお店に到着。が、「焼き肉ってまさか?」と思って店の看板に目を移すと「肌を焼いて肉も焼こう!!」という文字があり、「日焼け焼き肉」の店だと知ると、「やばい、日焼けだ...」と困惑していた。そんな所に「警視庁から入電中」と、事件を知らせる入電が入る。「港区赤坂で誘拐事件発生。誘拐されたのはホエール・コーポシーション社長・鯨岡潤一郎(くじらおか・じゅんいちろう)。直ちに現場に急行せよ」で「とりあえず焼き肉はお預けか...」と呟くちゃんは、「松山さん???」と相棒がいないことでキョトンとしていた。

鯨岡邸、捜査員たちが電話に逆探知の装置を取り付ける作業を行っている中、ちゃんは被害者の妻・真理子に「身代金の要求は出てるんですか?」と尋ねる。これに「はい。電話があったのは9時半頃でした」と答える。時計を見たちゃんは「1時間程前ですね」と言う。焦燥しきった真理子が「甲高い男の人の声で5億円用意しろと...」と言うと真理子の側に移動したちゃんが「5億?」と確認する。真理子は「警察に知らせたら主人の命はないって...そんな大金、私には直ぐに用意できないし...」と泣きそうになりながら言う。そんな所に電話が鳴り、真理子は電話に出ようとして受話器に手をのばした。が、ちゃんがその手を押さえる。捜査員たちは直ぐに録音を始め、ちゃんに頷く。ちゃんも頷き返すと「お願いします」と言って、真理子の手を離す。で、真理子が電話に出る。

「金は用意できたのか?」身代金のことを問う電話の甲高い声。「主人は?主人は無事なんですか?声を聴かせてください」と真理子は言うが「だから、金だって言ってるだろう」と犯人の声。真理子は「分かりました。必ずお金は用意します。だからお願いします。もう少し時間を下さい。お願いします」と頼む。すると「いいだろう。またかける」と犯人は言い、電話が切れる。ちゃんは捜査員に「逆探知は?」と尋ねるが「失敗です」という返事だった。真理子は夫のことを案じて受話器を握ったまま、ちゃんは立ち上がると「て言うか、松山さん、何やってるんだろう...」と漏らしていた。

その頃、松山さんは(アイマスクで)目隠しをされて、暗い部屋の椅子に縛られていた。その暗い部屋に黒ずくめの男がゆっくりと入ってくる。そんな所に『カンのメモリー』を着うたとした着信が入り、松山さんの携帯が鳴る。これに黒ずくめの男は慌てて松山さんの携帯を探し、スーツのポケットから携帯を見つけて取り出すと、それを切ってしまった。電話はちゃんからであり、「どうして切っちゃうかなぁ?」と呆れ顔のちゃんだった。

黒ずくめの男は床に落ちていた松山さんの警察手帳を手にして、拉致したのが刑事だと知った。松山さんは必死になって声をだしていたが、ガムテープで口を覆われていて声にならない。黒ずくめの男はペットボトルを取り出すと、それを振り、松山さんの口を塞いでいたガムテープを剥がす。「俺をどうしようって言うんだ!」と叫ぶ松山さん。男は松山さんの口の中にペットボトルを突っ込も、中の液体を注ぎ、全部を無理矢理飲ませた。鯨の潮吹きの用に吹き出す松山さんは「何飲ませたんだ!?」と叫ぶが、黒ずくめの男は再び松山さんの口をガムテープで塞ぎ、目隠しのアイマスクを外し、松山さんが縛り付けられている椅子を数回転させると、その暗がりの部屋から出て行った。

鯨岡邸。電話の前に真理子とちゃんがいる。電話が鳴ると、合図を受けたちゃんが「お願いします」と言い、真理子が電話に出る。が、それは銀行からの電話であり、お金の準備が出来たということだった。その時、時刻は11時になり、柱時計の鐘の音が時刻を告げていた。

松山さんは必死に体を揺すりながら、椅子のまま移動しようとしていた。(キャスター付きの椅子でした。)隣から物音がしたことで、松山さんは扉の方に移動していく。で、ガラス越しに隣を覗くと、口にガムテープを貼られ縛られている男がいた。男も松山さんに気づく。松山さんは何とかして扉をぶち破ろうとして、椅子の背面で扉に体当たり、更には足でドアを叩き壊そうとする。が、睡魔に襲われた松山さんは、ドアに靴跡を残したものの、崩れるように床に倒れた。目の前には飲まされた液体が入っていたペットボトルが転がっていて、薬の溶け残りがあった。何かを叫ぼうとした松山さんだったが、結局眠り込んでしまった。

午後2時を告る柱時計。鯨岡邸の電話が鳴り、録音が始まったことを確認して合図をちゃんが送ると、真理子が電話に出る。甲高い声で「俺だ」という。真理子は「お金の用意が出来ました」と言う。犯人は「手際が良いじゃないか」と言うと、手にしている紙袋からスプレー(VOICE CHANGERと言うスプレー缶→そのまんまだ...)を吸うと、それをその場に捨て、「三浦の多聞ヶ浜に金を持ってこい。4時だ」と指示を出す。「三浦の多聞ヶ浜ですね。分かりました」と真理子が返すと、男は電話を切った。

捜査員たちは直ちに地図を開き、ちゃんは三浦の多聞ヶ浜の位置を確認する。で、地図の上に「多聞ヶ浜」を見つけたちゃん。(津久井浜と三浦海岸のほぼ中間で、京急三浦海岸駅の近くです。)で、「ここからだと車でも1時間以上掛かります。急ぎましょう」と指示を出した。

時刻は4時を回っていた。眠ってしまった松山さんが気づき、緩んでいたロープを解いて腕を自由にし、口を塞いでいたガムテープを剥がし、足を結んでいるロープを解くと、隣室の様子を見る。床に縛られた男が倒れていて、松山さんは飛び込んでいくと助け出し、「逃げますよ」と言い、そこから脱出して逃げていった。

多聞ヶ浜。身代金を入れた台車を押している真理子。その中にはちゃんが隠れていて、周囲の様子を探っていた。で、時刻を確認すると「PM 4:05」となっていた。「約束の時間を過ぎている...」と呟くちゃんは、少しだけ頭を出して周囲を探る。すると、そこに松山さんが男と一緒に逃げてくる姿が目に入った。で、台車で立ち上がり「松山さん?」と叫ぶ。これに真理子も同じ方を見ると「あなた」と声を出した。松山さんと男も、ちゃんと真理子ということが分かる。真理子は男(鯨岡潤一郎でした)の元に駆けていき、潤一郎と無事を確かめ合って抱き合う。ちゃんも台車から飛び出し、松山さんがちゃんの所にやってくる。

「銭形、何でお前こんな所にいるんだ?」「松山さんこそ?」というやりとりの後、目玉の書かれたアイマスクを笑うちゃんは「何ですか、それ」と言い、「あっ、ちょっと目隠しされていたようだ」と言って松山さんはアイマスクを外した。そんな所に「警視庁から入電中」と、再び事件を知らせる入電が届く。直ぐに携帯を開いたちゃん。「港区赤坂のマンションで女性の変死体が発見された模様。直ちに現場に急行せよ」これに「また事件...」と漏らすちゃん、「行くぞ」と言った松山さん。で2人は直ぐに現場に向かった。

鯨岡邸。ちゃんと松山さんは鯨岡夫妻に話を聞きに来ていた。潤一郎は眼鏡を手にしていて、真理子がお茶を運んでくる。「お疲れの中、すいません」と松山さんが切り出すが、潤一郎は「事件のことなら全てお話ししましたが...」と言う。これに「お伺いしたのは誘拐事件のことじゃないんですよ」と松山さん。スーツの内ポケットから1枚の写真を出し、それをテーブルの上に置いて「大村あきこさん、ご存知ですよね」と言う。すると「私の秘書ですが...大村くんが何か?」と潤一郎。松山さんが「先ほどお亡くなりになりました」と告る。「亡くなった?」と驚く潤一郎に「何者かに首を絞められたそうです」と語る松山さんは、鑑識によると、死亡推定時刻は午前11時から12時の間と伝える。この時間は潤一郎は監禁されていた時間だということを言う。松山さんは「何か不可解なんですよね」と言うが、ちゃんは一切口を開かず、潤一郎が眼鏡を拭き続けていることをじっと見ていた。

潤一郎は眼鏡を拭き終えるとかけ、「何がですか?」と問う。松山さんが「遺体の第一発見者が、ピザを届けに来た配達員だったんです。その店に注文の電話を入れたのが午後3時だったんです」と語る。(ピザの配達、午後3時。これは完全に「・1話」ですね。)ちゃんは部屋の様子を見回していて、途中で立ち上がる。潤一郎は「でもその時間、大村くんは亡くなってるんじゃ...」と言う。「そうなんです。電話をかけてきたのは甲高い声の男だったそうです」と説明する松山さん。

ちゃんは側にあった振り子の玩具をいじり始め、玉がぶつかる音が響く。松山さんは「大村さんの交友関係で、どなたか心当たりのある男性を知ってらっしゃいましたら教えていただきたいんですか」と尋ねる。しかし潤一郎は「いや、私は部下のプライベートまで把握していませんので...」と言葉を濁す。が、真理子は何か知っていたように潤一郎を睨んでいた。そして「今日は、この辺りにしていただけませんか」と疲れたことをさりげなくアピールしていた。それを目にしたちゃんは熟考に入り「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は13分半ということで、Bパートは12分ということになります。)

三浦の松山さんが監禁されていた部屋にやってきて捜査を進めるちゃん。そして事件を整理しながら確認していく。松山さんは睡眠薬入りの水を飲まされたて眠ってしまった。「ということは、それ以降、隣の部屋に鯨岡さんがいたかどうかは確認できない」とちゃんは言う。これに松山さんは「ちょっと待った、銭形。お前、もしかしてあの社長のこと疑ってない?」と問う。ちゃんは「変だと思いませんか」と言い、疑問点を語り出す。普通、自分の秘書が亡くなったと聴いたら、驚いて動きが止まるものだが、鯨岡はずっとメガネを拭き続けていた。つまり、鯨岡はあの時既に大村の死を知っていた、と考えた。しかし松山さんは「あのなぁ。鯨岡さんはさぁ、誘拐されていたんだよ。誘拐犯の目を盗んで、大村さんを殺害したって言うのか」と反論する。「問題はそこなんですよね」とちゃんは言うが、松山さんは「問題もくそも無いんだよ。大体、上手く逃げられたとしたって、大村さんは赤坂で殺害されたんだよ。俺たちは監禁されて、三浦にいたんだよ。どんなに急いだって、車で1時間以上はかかる距離だ。午前11時、三浦にいた人間が、同じ時間11時、赤坂で人が殺せるか?不可能だよ」と説明する。しかしちゃんは「トリックがあるはずです。必ず、何処かに」と言う。

すると腕組みをした松山さんは「かぁ~、偉そうな女子高生だなぁ...」と言って笑い「お前、冷え性だろう」と口にした。これにちゃんは待っていたかのように「来た!冷え性...」と口にした。松山さんは「頑固な女には冷え性が多いって言うからな」と続けるが、すかさず「そんなことありません。私、全然普通ですから」と冷え性を否定する。が、松山さんは「はぁー、冷え性は認めなくても、頑固さは認めた訳だ...」と返した。更に「お前所の家系だ、血筋だ」と続ける松山さん。これにはちゃんもタジタジで「おじいちゃまに...」と口にするちゃん。が、「何かあるとお前はいつもおじいちゃまに...」と松山さん。→言葉でここまで銭形を抑えたのは歴代相棒では初めてです。

そんな所に柴田さんが「二人とも、よろしいですか」と割って入って、マツの「冷え性」発言からのドタバタは止まった。ちゃんは「出たんですか?犯人の指紋」と柴田さんに尋ねる。すると咳払いをしてから柴田さんは「それが、出ないんですよ、全く」と言いお手上げ気味になり「出たのは鯨岡さんの指紋だけ」続ける。「あっそう」と言って松山さんは悩み始める。で、何気なくドアの方に目を移した松山さんは「あれっ?」と声を上げた。そしてドアの方に移動して、じっくりとドアを調べる。

「おかしいなぁ?」と言うと「柴田、このドア、拭いた?」と尋ねる松山さん。柴田さんは松山さんの側にやってきて「いえ、現状のままですが」と答える。ちゃんが「どうしたんですか?」と尋ねると、松山さんが「汚れてないんだよ。俺は眠らされる前に、何回もこのドアを蹴ったんだよ。このドアにその跡がついてない」と言った。そして「柴田、お前これ拭いちゃったんじゃないか」と疑い始める。ちゃんは、そんな二人のやりとりを無視して、「右から左、右から左、…」と口にして考え始める。鯨岡邸でいじっていた振り子のことが頭に甦った。じっくりと考えるちゃんは笑顔になり「そうか、分かった」と口にした。これを聞いた松山さんと柴田さんは「何が?」と言ってちゃんの側に駆け寄ってくる。ちゃんは「チンパンジイから怪人パンチ」と言う。が、柴田さんも松山さんもきょとんとしていた。ちゃんは「右からでも左からでも成り立ちますよね」と言うと、笑顔で「謎は解けたよ、ワトソンくん」(本家四姉妹、ちゃんがいきなり口にしたこの回文が再登場です。)

鯨岡邸。CDをプレーヤーに入れて再生ボタンを押す潤一郎。真理子は「私、あなたにもしものことがあったらどうしようかと思っちゃった...」と口にし「バカだな、僕が君を残して死ぬはずないじゃないか」と言い、2人は音楽をバックに踊り始め、アツアツ夫婦というところをみせる。が、突然、CDの再生音が飛び、三味線の音が届いてきた。岩場に白波が砕け散り、夜の闇に包まれる潤一郎。「大波小波かき分けて。…」ちゃんの口上が届き、「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねると、赤い碇のストラップが飛ぶ。碇が床に突き刺さると、鎖は潤一郎を捕らえていた。ちゃんが鎖を引くと、大回転してその場に倒れる潤一郎。そして「一体、どういうつもりですか?」と問う。

ちゃんは「大村あきこさんを殺害したのは、あなたですね、鯨岡さん」と告げた。真理子が潤一郎に駆け寄ってきて「どうなるのあなた?」と慌てる。これに潤一郎は「馬鹿馬鹿しい。冗談じゃない。どうしたら僕に犯行が出来ると言うんですか?僕は大村くんが殺害された時刻、三浦で監禁されていたんです!」と主張する。ちゃんは「分かっています」と言うが「本当に三浦で監禁されていたとしたら...」と返す。これに「えっ?」と潤一郎。

ちゃんは推理を語り続ける。「松山さんとあなたは、大村さんが殺害された時刻、三浦ではなく、赤坂にいたんじゃありませんか」と言い、更に説明していく。松山さんを拉致した潤一郎は、赤坂に用意した三浦と造りが全く同じ部屋に松山さんを連れてきた。(時計の針を指で回しながら語ってくれるちゃんです。)そこで松山さんを拘束すると、隣の部屋に行って誘拐された被害者を装った。そして自分の姿を松山さんに見せる。目隠しを外したのもそのためだった。そうしておいて松山さんが眠ったのを見計らい、部屋を抜け出し、大村を殺害、再び赤坂の部屋に戻り、眠っている松山さんを三浦へと運んだ。そして、大村の遺体を発見させるためにピザを注文、同時に松山さんが目覚めた時に簡単に解けるようにロープを緩めた。目を覚ました松山さんと共に、誘拐された被害者として三浦の一室から逃げ出した。「これが事件の全貌です。誘拐は自分に完璧なアリバイを作るための狂言だった。違いますか?」とちゃんが問い糾す。

すると潤一郎は「デタラメだ。そんなもの全て君の推測じゃないか。証拠が何処にある?」と犯行を否定する。これにちゃんは「鯨岡さん、あなたは2つミスを犯しているんです」と語る。「ミス?」と口にする潤一郎。松山さんがやってくると「一つは、俺が赤坂の部屋のドアに残した靴跡を気づかなかったこと。同じ部屋に見せかけるんだったら、三浦の部屋のドアにも同じ靴跡を残しておくんだったな」と語る。続いてちゃんが「もう一つは、自分の手足を縛っていたロープを、大村さん殺害の凶器に使ったこと」と指摘する。松山さんが「これだ」と行ってそのロープを見せる。「三浦の部屋に残っていたロープと、大村さんの首に残っていた柵状痕が一致しました」とちゃんが告げた。

すると、真理子が潤一郎に喰ってかかり「あなた、まだあの女と別れてなかったのね」と凄い剣幕になって潤一郎に食ってかかる。潤一郎は「しょうがなかったんだ、あいつ結婚を迫って、僕との関係を君にばらすって言い出したんだ。このままだと、僕、この鯨岡家からおいだされちゃう...」といい訳をする。が、潤一郎の鼻を摘んでいた真理子は「当然じゃない」と言って、潤一郎を突き飛ばした。(潤一郎は養子のようですね。)

ちゃんは「でも、どうして松山さんを?」と問う。これに「誰でも良かったんだ。僕が犯行時刻、三浦で監禁されていたことを証言してくれる人間なら誰だって...」と言うと笑い「あなたが刑事だと知った時、しめた、と思ったよ。刑事の証言なら疑う余地無いからな」と言った。これに松山さんは「そこらの刑事とはものが違うんだよ。俺だったことが運の尽きだったな」と言う。そして潤一郎に手錠を掛けて逮捕した。

事件解決後、最初の約束通り、日焼け焼き肉の店にやってきたちゃんと松山さん。松山さんは「約束通り、焼き肉がんがん食うからな」とご機嫌になっていて「1割引の割引券、10枚持ってるんだ」と自慢げに言ってちゃんに割引券を見せた。で、店の前で「行くぞ、ここだ」と言って中に入っていこうとする。割引券を手にしたちゃんはそっと裏返してみた。すると「※ご来店1回につき一枚までご利用できます。」と記されていた。ちゃんは「これ、1回につき1枚って書いてありますよ」と言う。すると「えっ?」と驚いた松山さんが慌てて戻って来て、割引券を確かめる。すると「これ、10枚一緒に使えないの?」と尋ねる。これに「そういうことですね。残念」とちゃん。すると松山さんは「全て忘れてくれ」と言うと、去っていこうとする。これにちゃん「ちょっとちょっと、何がですか?」と松山さんを呼び止めた尋ねる。振り返った松山さんは「焼き肉食べる約束だよ」と答えた。

するとちゃんは「いいですよ。綺麗さっぱり忘れますから、その代わりお寿司奢ってください。勿論、日焼けはなし」と口にする。(「回らないお寿司」とは言わなかったですね。)すると松山さんはちゃんの横に戻って来て、「バカだな。日焼けしないで焼き肉も寿司も食えないだろう」と怒って言った。これにちゃんは「じゃあ、松山さんとは永遠に一緒に食事は出来ないということですね」と言いながら自転車にまたがり、「あ~あ、良かった。お先で~す」と言って帰って行った。これに松山さんはその言葉を問い糾そうとしてちゃんを追いかけようとする。「銭形!相棒だろう。俺のようにガンガン日焼けしろ!」と叫ぶ。それを耳にしたちゃんは自転車を停めて振り返ると「嫌ですよ」と返し、「お疲れ様です」と言って敬礼していた。

次回は3rd.5話(通算では31話)となる「川渕浩探検隊シリーズ! ~海底洞窟の謎を追え!殺人事件」という物語です。「・1st.15話」に続いて、川渕浩探検隊シリーズの第2弾です。「・1st.15話」で川渕浩は殺されているので、今回登場するのは「二代目・川渕浩」です。次回予告でも「今回の「ケータイ刑事」は大袈裟なセミ・ドキュメンタリー・タッチで放送します」と言っていたが、完全に「・1st.15話」のフォーマットに則った物語でもある。(お姉ちゃまの物語を改めて見てから見たら、より楽しめます。)

鑑識メモ。松山さんが監禁されていた暗室にいる柴田さん。「柴田です」と言うと「冬のロケは辛いです」と言ってくしゃみを一つ。「私、ちょっと風邪気味です」と言うと「そうそう」と言って「鯨」と書かれたフリップを出す。「鯨も鼻から息を吐きますね。あれ、潮を吹いているようにも見えますが、実は「はぁ~」で息が白くなる現象と一緒なんですね」と言い、そのポーズを真似る。が「って、それ違うか」と最後に自分で突っ込んでいた。→鯨の潮吹きは、湿度の高い圧縮されて暖められた呼気を急に排出するものである。この時に水滴を生じるが、それと共に鼻孔周辺にある水も一緒に吹き飛ばしているのである。よって、柴田さんの言ったことは完全な間違いでは無いが、完全な正解とも言えません。

BS-iの本放送では、着ボイスDLのお知らせ、ちゃんCM(インフォマーシャル)と続いたが、先日のBS-iの再放送と同様に、MBSの放送ではこの部分はカットなのはいつもの通りでした。が、今回も編集が上手く出来なかったのか、着ボイスDLのお知らせのところが1フレームだけ入ってました。これって、BS-iの本放送を見られない方にとっては、嬉しいプレゼントになるのか、どうせだったらちゃんと放送してほしいと思うか、複雑な所でしょうね...

今回の物語はシリアス路線の物語ということで、上手い具合にコミカル編とシリアス編が入り、全体構成としたら良い形で広がっていきます。しかも、「銭形愛」からの引用を功みに散りばめながら、回文では原点回帰をしたと思ったら、「冷え性」では新たな所を見せてくれるというように、色々と楽しませてくれます。

尚、今回の事件は、途中までは妻・真理子も、会社のお金を夫と一緒に横領する目的で、共犯者ではないかと思わせたが、そういうように思わせる所もあったのは奥深い所でした。でも、冷静に真理子のアクセサリーや衣服を見ると、星形のものは無かったので、これはこれで納得できる所でした。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓今回はこれ抜きには語れません。

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓「ズンドコ節」をいくつか

きよしのズンドコ節

きよしのズンドコ節

  • アーティスト: 氷川きよし,松井由利夫,アベ・イチロー,伊戸のりお
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/11/25
  • メディア: CD

 

T-BACKSのズンドコ節

  • アーティスト: 梅田彰宏,上野桂市,カラオケ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/03/01
  • メディア: CD

ズンドコ節/ダンチョネ節

  • アーティスト: P D,西沢爽
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
  • 発売日: 1996/12/21
  • メディア: カセット

 

↓「鯨」ということで

クジラ・イルカ大百科

クジラ・イルカ大百科

  • 作者: 水口 博也
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 大型本

↓「回文」ということで

さかさ言葉「回文」のすべて―脳がちがうの

さかさ言葉「回文」のすべて―脳がちがうの

  • 作者: まさに何様
  • 出版社/メーカー: カットシステム
  • 発売日: 1998/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

まさかさかさま動物回文集

まさかさかさま動物回文集

  • 作者: 石津 ちひろ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本

回文ことば遊び資料館

回文ことば遊び資料館

  • 作者: 杉本 寛
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本

↓「多聞ヶ浜」のある三浦海岸。但し、「多聞ヶ浜」は載っていません。

横浜・鎌倉・三浦半島・湘南海岸 ’96 (マップルマガジン A 8)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 単行本

鎌倉・横浜―三浦半島・湘南海岸 (1979年) (アルパインガイド)

  • 作者: 木村 小左郎
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 1979/11
  • メディア: -

鎌倉―三浦半島・湘南海岸 (1979年) (トラベルJoy)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 1979
  • メディア: -


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