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ESCAPE TO VICTORY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1980年の映画「勝利への脱出」である。戦争映画とサッカー映画を足し合わせたような作品であり、「脱走もの」に「サッカー」を上手く融合させた娯楽作品である。サッカーの神様・ペレも出演しているということで、サッカー・ファンとしても見ておきたい作品である。

作品データを記しておくと、時間は116分、原案はジェフ・マグワイア、ジョルジェ・ミリチェヴィク、ヤボ・ヤブロンスキーの3人、監督はジョン・ヒューストン、脚本はエヴァン・ジョーンズとヤボ・ヤブロンスキーの2人、撮影はジェリー・フィッシャー、音楽はである。そして出演は、シルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、カロル・ローレ、ペレ、マックス・フォン・シドー、ダニエル・マッセイ、ティム・ピゴット・スミス、ジュリアン・カリー、クライヴ・メリソン、モーリス・ローヴ、ボビー・ムーア、アミドウ、アーサー・ブラウス、アントン・ディフリング、たちである。

1943年、ドイツのある捕虜収容所。捕虜となった連合国軍の兵士たちは収容所の中でサッカーをしている。それを目にしたドイツ軍の情報将校フォン・シュタイナーは、ドイツのナショナル・チームと連合軍の捕虜によるサッカーの試合を思いつく。かつて、イギリスのナショナル・チームのリーダーとして活躍していた捕虜のリーダー・コルビー大尉は、ドイツ各地の捕虜収容所からの選抜によるメンバーで試合を行うことを条件に、これを受け入れる。かれは、この試合を利用して脱走することを考えていた。ドイツ軍も、これをたいがい宣伝に利用しようとして、試合の準備が進む。試合はパリ郊外のコロムビア・スタジアムで行われる。捕虜たちは、控え室の真下から外部に通じる秘密のトンネルを通り、ハーフタイムに全員脱出するという計画を進めていく。そして試合の日がやってきて、キックオフ。満員の観衆の見守る中、試合はドイツ・チームの優勢で進んで行く。そしてハーフタイム。が、捕虜たちは脱走せず、後半の舞台に現れる。そして逆転勝利。観客たちがグランドになだれ込んできて、連合軍チームの選手たちはそれに紛れて外に出て行った...

前半はサスペンス・タッチな感じで物語が進んでいくが、後半、特に試合が始まってからは、作品の雰囲気は一変してスポーツ映画になる。試合については、なかなか迫力のある映像を見ることが出来る。圧巻は試合終了からの観客がなだれ込んできてからのシーンで、数による迫力が全てを持って行ってしまうことになるが、この迫力は凄い所である。

また、本作の音楽もなかなかいい感じである。スタローンとは「ロッキー」シリーズでも組んでいるビル・コンティということで、後半のスポーツ映画となる所では、その腕を十二分に発揮している。

サントラ盤の収録曲は以下の全14曲である。『VICTORY - Main Title』『The Team Uniforms』『Match's Getaway』『The Paris Express』『Team Outing』『Krauts On A Roll』『Don't Leave』『Let's Go Guys』『Start Kick』『Match's Revenge』『VICTORY - End Credits』『The Team Uniforms (Alternate)』『Let's Go Guys (Alternate)』『Match's Revenge (Alternate)』。

「捕虜」「脱走」という負のイメージを持ったキーワードに満ちている本作であるが、後半のサッカーの試合、そして音楽は、そういう「負」の要素が全く無く、たっぷりと堪能させてくれる。娯楽映画はこういう所が欲しいと誰もが思うが、そういう所はしっかりと用意されている作品である。

 

Escape to Victory (Conti)

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  • 出版社/メーカー: Prometheus
  • 発売日: 2006/02/06
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勝利への脱出

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