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ケータイ刑事銭形泪12話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回の「銭形泪[裏ネタ編]」は1st.12話の「さて、問題です! ~嘘つきクラブ殺人事件」の2回目です。今回は劇中、冒頭に出題された論理パズルの問題に出てきた4種類の飲み物「コーヒー」「紅茶」「ウーロン茶」「オレンジジュース」についてです。

尚、約2年7ヶ月前のBS-iのこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

コーヒー」:コーヒーノキの種子(=コーヒー豆)を乾燥させ、煎り、それを挽いて粉にしたものを湯や水に浸して抽出した褐色の飲物である。独特の香がある飲料であり、苦みも持っている。

当初は薬用とされたり、食用とされていたが、13世紀半ば頃からアラビアを中心に飲料として飲まれるようになる。その後、17世紀になってヨーロッパに伝わり、更に世界中に広がっていった。日本には18世紀後半に長崎の出島に入ってきた。但し、コーヒーを飲ませる店が開店したのは1886年のことであり、東京・日本橋に洗愁亭が1号店とされている。

コーヒー豆には糖類、アミノ酸、タンパク質、脂質が多く含まれている。特にポリフェノールであるクロロゲン酸とアルカロイドであるカフェインはよく知られている。尚、カフェインの含有量は豆の重量の1~2%である。コーヒー豆が焙煎されることで化学反応を起こし、数百種類の成分が焙煎豆に含まれ、これらが抽出されたコーヒー液に含まれることになる。

現在では世界中で飲まれている最もポピュラーな嗜好飲料であり、各国の間でも盛んに貿易が行われている。農産物では貿易規模が最も大きいものである。

主な生産国は、ブラジル、コロンビアの中南米、ベトナム、インドネシアの東南アジア、エチオピア、ケニア、タンザニアなどのアフリカである。最も生産量の多い国はブラジルで、ベトナム、コロムビアと続いている。(輸出量の多い国もこれと同じ順位である。)

紅茶」:茶の葉を摘み取り、それを感想させ、更に発酵させた茶葉を、沸騰した湯で抽出した飲料である。(発酵させなければ「緑茶」になる。)

起源は中国であり、18世紀にはヨーロッパで広く飲まれるようになった。特にイギリスでは「午後の紅茶」というのが上流社会で広く受け入れられ、伝統として今日にも受け継がれている。尚、日本に入ってきたのは幕末の時期である。但し、広く飲まれるようになったのは戦後である。

茶葉に含まれる成分は緑茶と特に変わらないが、発酵させたことによってクロロフィルやタンニンが参加されて茶褐色になる。

茶葉の主な産地は、インド、スリランカ、中国、ケニア、トルコ、インドネシアなどである。

ウーロン茶」:緑茶と紅茶の中間に位置する茶葉を使って入れたお茶である。つまり、紅茶のように発酵させるが、その途中で加熱して発酵を止めることによって製造される。

「ウーロン」は「烏龍」の中国読みであり、茶葉の色が烏のように黒く、形が龍の爪の様に曲がっていることからこの名前が付いた、とされている。尚、中国では「烏龍」を英語表記した「Wulongcha」と表記されるが、英語では「Oolong Tea」と言う。

主な産地は、中国の浙江省や福建省などであり、1880年代に台湾に伝わり、これらが現在の主な産地となっている。

基本的に、茶葉の成分は緑茶や紅茶と同じであるが、発酵が途中ということで、これが独特の香や風味を持たせている。特に中華料理と合うのは、酵素の働きによって油脂の分解力が強いためである。

オレンジジュース」:オレンジの果実を搾った液体飲料である。尚、果汁そのままだけではなく、色々と加工したものも当然のことながら含まれる。尚、「みかん」と呼ばれる「温州ミカン」と「オレンジ」は、共にミカン科ミカン属に属するが、別種である。よって、正確には「オレンジジュース」と「みかんジュース」とは別物である。(従姉妹みたいなものですけど...)

オレンジはインド・アッサム地方が原産であり、中国を経て、ポルトガルに入り、そこから世界中に広がった果実である。現在では、ブラジル、アメリカ、スペイン、イタリア、メキシコなどが主な産地となっている。(生産量が最も多いのはブラジルである。)日本には明治になってから入って来た。

オレンジは栄養素が豊富であり、ビタミンCや食物繊維が豊富なのがオレンジジュースの特徴である。そのため、牛乳と共に、(洋食の)朝食メニューには書かすことの出来ないものになっている。

オレンジジュースには、果汁100%というものが意外と少ないのだが、これにはちょっとした歴史があるためである。日本では、オレンジはその殆どがアメリカ・カリフォルニア産を輸入しているが、以前は高い関税がかけられていたため、100%のオレンジジュースというのは高価になってしまうということ、また、果汁100%のオレンジジュースは酸味があり、酸っぱさがあるということ。これらのため、果汁100%のオレンジジュースというのは珍しいものだった。現在では関税も撤廃されて輸入自由化となり、価格が下がったこと、また、果汁100%と煎っても味付けに工夫を凝らすことで酸味を抑えることに成功しているので、「果汁100%オレンジジュース」というのも珍しく無くなった。(「果汁100%」=「オレンジの絞り汁のみ」ではなく、定められた添加物のみが配合されたものでも「果汁100%」という表示が認められている。)

 

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