ケータイ刑事銭形海34話(3rd.8話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
3rd.も後半に突入して、いよいよ終わりが近づいてきた「銭形海」のBS-iでの再放送ですが、今回は3rd.8話、通算では34話となる「タキシード刑事来日! ~ムータコ殺人事件」です。文化祭の時に登場したタキシード刑事が登場した物語です。で、今回の「裏ネタ編」はトリックに絡んだところから「ハングル」についてと「カタカナ」について、そして「夜目」についてと「フクロウ」についてです。
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「ハングル」:朝鮮語で使われる固有の表音文字である。朝鮮語では「大いなる文字」という意味がある。朝鮮文字とも言う。尚、韓国では「ハングル」、北朝鮮では「チョソングル」と呼ばれている。
1443年に李氏朝鮮の第4代国王の世宗が自ら作り、1446年に「訓民正音」の名で公布したものである。当初は、母音字と子音字を合わせて28字があったが、現在では整理されて、10の母音字と14の子音字が用いられている。24の文字は、一つの子音、もしくは母音を表していて、それらを組み合わせることで音節文字として表記される。(表記は、縦書きと、左横書きのそれぞれがある。)
「カタカナ」:日本語の表記に使われる固有の音節文字である。一部の例外(「ハ」「ヘ」)を除いて、1文字1音である。仮名(感じを元にして日本で作られた文字)の一種であり、万葉仮名を起源として成立した。「阿」→「ア」、「伊」→「イ」、「宇」→「ウ」と言うように、元となる漢字の一部を取って作られたものである。
8世紀には既にこの元になるものが登場し、9世紀は漢文の訓点記入のために多く使われるようになる。10世紀の半ばになると、カタカナだけで和歌がを記すことも行われるようになる。が、この頃までは、異字体も多く存在していた。やがてこれらが統一されるようになっていき、現在使われているものに近い形として12世紀には使われる文字がほぼ統一される。但し、現在のカタカナは1900年の小学校令施行規則によって定められたものである。
「夜目」:夜、暗い中で物を見ること、または夜、物を見る目のことをいう。また、暗い中で物をはっきりと見る能力があると「夜目が利く」と言う。
特に、フクロウの目の感度は高く、夜目が利く動物の代表格というように言われている。また、夜行性の動物は一般的に夜目が利く。人間でも夜目が利くという人がいるが、それは目の感度が高いということである。これは写真で感度の良いフィルムを使ったのと同様です。
「フクロウ」:漢字で記すと「梟」。フクロウ目フクロウ科の鳥の総称である。世界には約200種類のフクロウがいて、南極以外の世界各地に生息している。また、日本にはその中の10種類程度が生息している。
体長は50cm程度、翼長は30cm程度で、烏と同じ程度である。顔は灰白色で額は褐色をしている。全国の森に住んでいて、住み処は森の繁や木の洞である。夜になって行動を開始して、ノネズミや昆虫などを捕らえて食する。(肉食性である。)
また、フクロウは猛禽類であり、消化できないもの(例えば、食べた動物の骨や毛など)をペレットと呼ばれる固まりにして吐き出すが、フクロウのペレットというのはよく知られている。
日本では、フクロウは「死の象徴」とされていたことで、フクロウを見るのは不吉なこととされていたが、古代ギリシャでは女神アテナの従者であって、「森の賢者」として「知恵の象徴」とされ、ヨーロッパでも「英知の象徴」とされている。→所変われば扱いが全然違うということで、面白い所である。
尚、俳句の世界では「フクロウ」は冬の季語になっているが、留鳥であるので、生息するフクロウは特に季節に関係しない。これは、冬にフクロウの声を聴くと凄惨な感じがするためである。
↓参考まで
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ザ・フクロウ―飼い方&世界のフクロウカタログ (ペット・ガイド・シリーズ)
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