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GARTH BROOKS『GARTH BROOKS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼のデビュー・アルバムである。'90's初頭、アメリカでは何度目かのカントリー・ブームが到来したが、その時の中心的なアーティストが彼だったというのは誰もが知っている通りである。本アルバムは、そんな彼の記念すべき1st.アルバムである。デビュー当時はそう大きくないヒットであったが、翌1990年に発表した2nd.アルバム、更にはその次の3rd.アルバムが超大ヒットを記録したことから、本作にも注目され、超ロング・ヒットになったアルバムである。(アメリカで1000万枚を越えるセールスを記録した。→'89年当時、そこまで売れるとは誰が思ったことでしょうか?)

チャート成績は、Billboardのアルバム・チャートでは最高位13位を記録したが、年間アルバム・チャートの方は発表された1989年と1990年ではTOP 100にランクインしていないが、1991年には34位、1992には27位、1993年には96位にランクインするということで、2nd./3rd.アルバムによってセールスを大いに伸ばした。

収録曲は以下の全11曲である。『Not Counting You』『I've Got A Good Thing Going』『If Tomorrow Never Comes』『Uptown Down-Home Good Ol' Boy』『Everytime That It Rains』『Alabama Clay』『Much Too Young (To Feel This Damn Old)』『Cowboy Bill』『Nobody Gets Off In This Town』『I Know One』『The Dance』。

この中からシングル・カットされたのは4曲であるが、いずれもBillboardのカントリー・チャートではTOP 10入りしている(2曲は1位を獲得している。)が、シングル・チャート(HOT 100)では特にランクインしていない。シングル・カットされたのは、発売順に『Much Too Young (To Feel This Damn Old)』(最高位・カントリー・チャート8位)、『If Tomorrow Never Comes』(最高位・カントリー・チャート1位)、『Not Counting You』(最高位・カントリー・チャート2位)、『The Dance』(最高位・カントリー・チャート1位)である。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・カットされた『Much Too Young (To Feel This Damn Old)』『If Tomorrow Never Comes』『The Dance』と『Everytime That It Rains』『Cowboy Bill』という所をピックアップしておく。

彼の功績は、カントリー・ミュージックをメジャーなものにしたということであるが、'80's中盤からはワールド・ミュージックがブームになり、色んな音楽にスポットが当たるようになっていたが、そんな時に自国アメリカの昔からあるカントリーに目を向けさせたというのは、時代の流れだったのでしょうね。

ただ、これは以前からそうであるのだが、カントリーのアルバムというのは、1曲の時間が短いということもあって、収録時間が短いということがある。本アルバムもその例外とはならず、「時間が短い」というカントリー・アルバムの伝統(?)を受け継いでいて、30分ちょっとしかない。LPの時代でも30分程度だと「短い」ということになったが、CDの時代になると、より短く感じられる。この点だけが不満点と言えば不満点であるのだが、時間が短いということは収録曲のクオリティには無関係であり、アルバム満足度という別の尺度のマイナス点となるだけである。が、30分ちょっとで聴くことが出来るというのは、逆に気軽に聴くことが出来るということにもなるだけに...

 

Garth Brooks

Garth Brooks

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/BMG
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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