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「無頼」(その4) [映画(邦画)]

今回は、シリーズ第3作と第4作の2本です。(いずれもが1968年の作品です。)

シリーズ第3作無頼非情」(1968年)
作品データを記しておくと、1968年の日活作品で、時間は92分である。原作は藤田五郎、監督は江崎実生、脚本は山崎巌と江崎実生の2人、撮影は山崎善弘、美術は佐谷晃能、音楽は伊部晴美である。そして出演は、渡哲也、松原智恵子、和田浩治、名和宏、玉川伊佐男、葉山良二、渡辺文雄、高品格、郷鍈治、藤江リカ、内田朝雄、内田良平、扇千景、富田仲次郎、中平哲仟、吉田武史、根本義幸、晴海勇三、木島一郎、たちである。

三本木への義理のために沢田を狙う藤川五郎。沢田は、妻・亜紀のことを五郎に頼むと言い残して死亡する。が、三木本のイカサマ賭博があったことから、五郎は賭場から300万円を持って亜紀の元に行き、子分の久保と共に逃亡する。しかし、横浜に入った時、亜紀が倒れた。亜紀を入院させた吾郎は波止場で働き始める。そして昔の仲間と再会を果たす。一方、三本木の配下の者たちは吾郎たちを追って横浜に入り、古賀に援助を求める。やがて、吾郎を沢田の仇と思う沢田の弟が吾郎を狙い、亜紀を巻き込んでいく。(パターン通りに)吾郎の周囲の人間が死んでいくと、怒り爆発の吾郎が古賀の元に乗り込んでいく...

パターン通りで、今ひとつ本作の特長が感じられなかった作品でした。

シリーズ第4作無頼 人斬り五郎」(1968年)
作品データを記しておくと、1968年の日活作品で、時間は88分である。原作は藤田五郎、監督は小沢啓一、脚本は池上金男と小沢啓一の2人、撮影は高村倉太郎、美術は川原資三、音楽は伊部晴美である。そして出演は、渡哲也、松原智恵子、小林千登勢、小池朝雄、岡崎二朗、深江章喜、高宮敬二、殿岡ハツ江、藤竜也、杉江広太郎、谷村昌彦、南原宏治、佐藤慶、秋とも子、雪丘恵介、河上喜史郎、高橋明、中平哲仟、吉田武史、長浜鉄平、式田賢一、根本義幸、田畑善彦、岩手征四郎、森みどり、堺美紀子、市村博、たちである。

藤川五郎と、その弟分・林田は、名振会との抗争での事件によって刑務所に送られる。獄中で林田が、姉・しのぶのことを頼むと言い残して死んでしまう。やがて、仮出所が認められた五郎は、林田の故郷を訪れて、しのぶを探す。が、手掛かりの劇場は3年前にストリップ小屋に変わっていて、そこにしのぶはいなかった。五郎はホテルのボイラーマンとして住込むことにしてしのぶを探すことにした。やがて、五郞は、父を名振会に殺された由紀という女と出会う。由紀は名振会から嫌がらせを受けていて、そんな由紀を庇った五郎も、元やくざという素姓が知られてしまい、ホテルから追い出される。それから五郞は、しのぶが赤線にいることを知り、しのぶの力になろうと誓う。一方、名振会は、五郎を抹殺しようとして由起を囮にして動き出し...

いつも通りの展開で物語が進んで行くが、シリーズ第2作で監督デビューをした小沢監督が巧みな演出をしていて、これが物語に深味を与えることになり、なかなか面白く見せてくれる。水を得た魚のように小沢演出が冴えを見せているということで、本作は見ておきたい所である。ただ、人物描写については、第2作の方が上ですが...

 

↓いずれもDVD化されていません。(ビデオです。)

無頼非情 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 日活
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無頼 人斬り五郎 [VHS]

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