ケータイ刑事銭形泪13話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形泪・1st.13話」の「助けて、五代さん! ~銭形泪冤罪事件」の「裏ネタ編」も今回で4回目となるが、今回はこの物語の後半の見所であり、「ケータイ刑事」では珍しい「銃撃戦」について、「スナイパー」について、「ライフル」について記すことにする。
尚、約2年8ヶ月弱前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「銃撃戦」:英語では「Gunfight」と言う。文字通り、銃を持った者同士が打ち合って戦うことである。フィクションの世界(刑事ドラマやヤクザ映画などのアクション系作品ではお馴染みである)やゲームの世界では当たり前のようにそんざいしているが、現実世界でも多数見られる。(日本ではあまり無いが、銃の所持が認められている国々では珍しいものではない。)一応、銃を持った犯人に対して、警察が威嚇射撃を行い、犯人が撃った場合でも「銃撃戦」と言う。(西部劇を始めとする殺し合いのガン・ファイトというイメージがあるが、威嚇射撃を含んで、撃ち合うことになったら、立派な「銃撃戦」と言うことになる。→互いに一発ずつであっても「銃撃戦」ということになる。)
「スナイパー」:狙撃手、狙撃兵、という意味であるが、日本では射撃競技の選手のこともこう呼ぶ。得手単語の綴りは「Sniper」である。
狙撃手、狙撃兵を意味するのは、元々は軍において、軍事的な訓練を受けていて、更に、目標に対して近づくことなく、遠くから少ない弾数で狙撃することを専門として訓練を積んだ兵隊を指していたためである。よって、機関銃のように短時間で多数の銃弾を放つことが出来る銃を持つ兵士のことは言わない。
日本でも、かつては軍にいたが、現在では警察組織内部にいる。警察官であるため、「兵」とは言わないが、やはり特殊訓練を受けている。テロに対してや、武装して立て籠もった犯人に対して投入されることがある。しかし、警察ということなので、狙撃を行う場合は、法的に問題がないことが優先され、それらが満たされていてから狙撃が行われる。
フィクションの世界では、凄腕のスナイパーというのは多数存在するが、「ゴルゴ13」が最も有名であろう。
「ライフル」:銃(小銃)のことのように思われているが、本来の意味は、銃身に内部に施した螺旋状の溝のことである。これは、発射される弾丸に回転を与えて弾道を安定させるために設けられるものである。(ジャイロ効果が生まれることになる。)これが施された銃は全て「ライフル銃」というのが正しいことになる。
尚、銃身の内径と銃弾の外径は、通常は前者の方が小さいため、ライフルが刻まれている銃から発射された弾丸には「ライフルマーク(施条痕)」と呼ばれるものが刻み込まれる。例え同じライフルが刻まれていても、微妙な違いが生じる(ライフルを刻み込む時にはこぼれが生じるため、マクロ的に見ると、必ず違いがある。)が、これが人間の指紋のように、全く同じものが2つと存在しないため、銃弾のライフルマークから、それが発射された銃を特定することが可能である。→ポリゴン銃と呼ばれる銃は、ライフルが刻まれておらず、よれた多角形(六角形が多い)をしている。(「ポリゴナルライフル」と呼ばれることもある。)が、これから発射された銃弾にはライフルマークは生じない。このため、銃を使った犯罪者は、ポリゴン銃身に改造するというのは常識である。
ライフル銃は19世紀前半に実用化されたものであり、軍用だけでなく、狩猟用、スポーツ用など、様々に使われている。そのため、「ライフル」と言うだけでライフル銃のことを指す場合がある。(通称みたいなものである。やはり「ライフル銃」と言うべきである。)
↓参考まで
スポーツガンガイドブック―The quality guide book for shooter and hunter (2005)
- 作者:
- 出版社/メーカー: フォーバイフォーマガジン社
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
↓やはりこれの存在が...
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