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HUMAN LEAGUE『CRASH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの6枚目のアルバムである。'80's前半のエレポップ、テクノ・ポップを代表するバンドである彼らであり、本アルバムからは2曲目となる全米No.1シングルが生まれているものの、大きなヒットは本アルバムが(今のところ)最後ということになった。(一時解散したが、メンバーが入れ替わって、現在も現役バンドとして活動を続けている。)本アルバムは、彼らの本国・イギリスでは最高位7位を記録、アメリカではBillboardのアルバム・チャートで最高位35位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Money』『Swang』『Human』『Jam』『Are You Ever Coming Back?』『I Need Your Loving』『Party』『Love On The Run』『Real Thing』『Love Is All That Matters』。

この中からシングル・カットされたのは、イギリスでは3曲、アメリカでは2曲である。『Human』は1週だけとはいうもののBillboardで1位を獲得して、彼らの2曲目の全米No.1ソングとなった。(ちなみに、全英1異となったのは1曲である。)また、1986年のBillboard年間シングル・チャートでは25位にランク行くしており、イギリスでは最高位8位を記録している。続いて『I Need Your Loving』がイギリスでは最高位72位、アメリカでは最高位44位を記録している。尚、『Love Is All That Matters』はイギリスでのみシングル・カットされた曲であり、最高位41位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、全米No.1ヒットとなった『Human』と、『Are You Ever Coming Back?』『I Need Your Loving』『Love On The Run』『Love Is All That Matters』をピックアップしておく。

本アルバムが発表された頃には、エレ・ポップも既に成熟の域に達していたこともあって、'80's前半の頃の活きの良さと無機的な質感との融合による独特の世界観は影を潜めているが、成熟したエレ・ポップを聴かせてくれている。これは、これまでの彼らのサウンドからの変化ということになり、評価が分かれる所でもあるが、成熟したエレ・ポップということを考えたら、こういう変化は当然であろう。

'80'sに業績を残したグループのターニング・ポイントになったアルバムでもあるので、'80'sサウンドのファンの方は聴いておきたい一枚である。

 

Crash

Crash

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2004/04/27
  • メディア: CD


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