HEART『BAD ANIMALS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された9枚目のスタジオ・アルバムである。前作(1985年の「HEART」)が全米、全英No.1の座を獲得したが、その勢いをもったまま発表された飴バムであり、前作には及ばなかったものの、全米、全英共に最高位2位を獲得する大ヒットとなったアルバムである。また、前作同様に全米No.1シングルも生まれている。ということで、彼女たちの代表的なアルバムの一つでもある。
収録曲は以下の全10曲である。『Who Will You Run To』『Alone』『There's The Girl』『I Want You So Bad』『Wait For An Answer』『Bad Animals』『You Ain't So Tough』『Strangers Of The Heart』『Easy Target』『R.S.V.P.』。
この中からシングル・カットされたのは5曲であり、『Alone』はBillboardのアルバム・チャートで3週連続1位を獲得し、1987年の年間シングル・チャートでも堂々の2位にランクインしている名曲である。また、イギリスでは最高位3位を記録している。これに続いて『Who Will You Run To』がアメリカで最高位7位(1987年の年間シングル・チャートでも88位にランクイン)、イギリスでは最高位30位を記録、『There's The Girl』はアメリカで最高位12位、イギリスで最高位34位を記録し、『I Want You So Bad』はアメリカで最高位49位を記録している。尚、『Wait For An Answer』は特にチャートインはしていない。
本アルバムからのお薦め曲は、やはり『Alone』は外せない。(まあ、HEARTの代表曲の一つですからね。)そしてシングル・カットされた曲の中からは『Who Will You Run To』と『There's The Girl』をピックアップしておく。それ以外からは『Wait For An Answer』『Strangers Of The Heart』とアルバム・タイトル・ナンバーの『Bad Animals』を挙げておきます。
ポップであり、しかも'80'sという時代らしいメロディアスな楽曲とアン・ウィルソンのボーカルが絶品であり、'80'sという時代にしっかりと刻まれるアルバムである。前作「HEART」と共に聴いておかなければならないアルバムである。
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