篤姫#50[Final] [ドラマ]
遂にやってきた最終回。70分枠(本編68分)に拡大しての物語は、走馬燈の様に駆け巡った物語でした。それにしても、明治になってから天璋院の死まで、時間の流れの速い物語でした。とは言っても、「ホームドラマ」という看板は最後まで貫かれていましたけど...
物語の方は、主な人物が回想を含めて勢揃いしていて、カーテンコールの様な所があったが、主な人物の死は、それぞれ描いていましたね。
江戸城を出た天璋院たち。本寿院、唐橋たちと共に日々を過ごしている。そんな中、唐橋が刈ってきたという香水の所で、やっぱり笑い担当の本寿院はやってくれました。(→最後まで役割を出していたということで、優等キャラですね。尚、本寿院の死についての言及は無かったが、調べてみたら天璋院が1883年に亡くなったが、本寿院はその時にはまだ生きていて、1885年に亡くなった。ということで、「死」について触れなかったのはよろしいかと。)ただ、「これは良き香りじゃ」というのは、「匂う、○○の香」(あえて「○○」としておきます。「悪」と記さないことにします。)と言う遊びが欲しかった所でもありましたけど...
日常生活のエピソードということはここまでで、これから先は登場キャラの顔見せショーの始まり始まり。こういうのもまた良いですね。
まずは、薩摩から、母・お幸と兄・忠敬がやってくる。ここは「於一」という名前が出てきたということで、いよいよ全体を振り返ることの幕開けでした。
帯刀が大阪の病院にいて、死を迎えるというのは、お近、お琴の顔見せという部分もあるが、何だかんだでもう一人の主役だった尚五郎であるだけに、まあ、これもいいでしょう。
更に、関西四国方面本部長を務める妹・舞ちゃんが、NASAから帰ってきて東京にいる愛お姉ちゃまの元にやってきた。ということで、天璋院と静寛院の休日日記の登場でした。→やっぱり「母上様」ではなく、「お姉ちゃま」と言っているように見えちゃいました。→静寛院は主要人物ということで、「死」についても触れられていたが、12代将軍の側室・本寿院、13代将軍の正室・天璋院、14代将軍の正室・静寛院の中では最も若いのに、最も早くに亡くなっているんですね。
更に、滝山や重野たちが徳川宗家を継いだ家達の婚約祝にやってくるということで、(物語では前回の別れだったが、時間的には)久しぶりの対面ということで、和気藹々でした。で、みんなで写真をという所は、如何にもホームドラマという感じでいい感じでした。
西郷と大久保の死についても、それぞれ触れられてから、いよいよ天璋院の死へ。そして懐かしい映像が出てきての回顧録というのは、お約束とはいえ、いい感じでの終演でした。
いい感じで奥を降ろしたが、いくつかの不満点もあったのも事実です。特に、明治も10年を過ぎてからの天璋院は、もう少し老けメイク(しわや白髪があっても良いと思うんですけど...)をしていても良かったと思いました。
それ以外では、チラッとでも、妹・泪ちゃん&零ちゃん、従姉妹・雷ちゃん&海ちゃんが顔を見せてくれたら良かったんですけどね...(泪ちゃんは、BS-2で見ていたら、終了後に響カノンとして「名曲探偵アマデウス」に登場していたので、まあよしとしますけど...)
1年間、(撮影期間は1年2ヶ月ということです)出演者、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。たっぷりと堪能させて貰いました。また、「ケータイ刑事」に無理矢理つないで記していた記事をご覧戴いた皆さんもありがとうございました。(一度も見たことが無い方は「ケータイ刑事」をご覧になることをお薦めします。)本作でも実現しなかった「銭形本家四姉妹の共演」が実現することを祈って、「篤姫」についてはこれにて幕と致します。
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NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)
- 作者: 宮尾 登美子
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↓やっぱりこれをピックアップしておいて、「篤姫」の幕とします。
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