ケータイ刑事銭形海37話(3rd.11話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
残り少なくなったBS-iの「銭形海」の再放送だが、今回は冬舞台の2回目となる「捜査編」です。今回の裏ネタ編はその中から「イリュージョン」と「マネキン」について、そして「事件編」に出てきた「数学パズル」について記すことにする。
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「イリュージョン」:英単語としての意味は、「幻影」「幻覚」「幻想」「錯覚」という意味である。が、マジックの世界では、特に大がかりな仕掛けのあるもの(例えば、「大脱出」や「消える○○」など)のことをこう呼ぶ。手品(奇術)の一ジャンルという扱いになっているが、ど派手な演出が行われているのが特徴である。
このジャンルでは、二代目引田天功(プリンセス・テンコー)やデビッド・カッパーフィールドが有名である。いくつかのものが有名であるが、デビッド・カッパーフィールドは「人体浮遊」「大脱出」「消失」「人体切断」など、幅広いイリュージョンを行っていて、このジャンルの第一人者として知られている。
日本人では、Mr.マリックやプリンセス・テンコーが有名であるが、特にプリンセス・テンコーは、日本出よりも海外での方が知名度が高い日本人としても知られている。(北朝鮮の金正日総書記は彼女のファンだと伝えられている。)
尚、彼女が「引田天功」の名前を継いだのは、初代・引田天功の死後であり、1980年12月に襲名した。
「マネキン」:衣装を着せて飾る陳列様り等身大サイズの人形のことである。また、人間の全身ではなくて、その一部分だけであっても、立派なマネキンである。(「マネキン人形」の略称という意味。)
または、デパートの売り場などに派遣されて、実演や販売にあたる女性のことをいう場合もある。(「マヌカン」とも言う。)
尚、英語でもフランス語でも「Mannequin」であるが、フランス語では「まぬかん」と発音し、英語では「まねきん(「まにきん」に近い)」と発音する。
1987年のアメリカ映画「マネキン」、その続編である1991年の「マネキン2」、更には「恋する日曜日・3rd.」の第3話「マネキンの恋」などのようにマネキン人形が人間の姿になって行動するという物語がいくつかあるが、それらのように擬人化されることも多い。→今回の物語に登場したイリュージョンも、この仲間ということになる。
「数学パズル」:算数を含む数学の知識を用いて解くように作られたパズルの総称である。いくつかのバリュエーションがあるが、いずれも数学、または算数のレベルの知識があれば解くことが出来るようなものである。
19世紀の数学者であるアメリカのサム・ロイドや、イギリスのヘンリー・アーネスト・デュードニーが数学パズルの創始者としては有名である。また、20世紀になってからは、アメリカの数学者であるマーティン・ガードナーが数学パズルの大家として知られている。
主なものは、幾何学の知識が必要なもの(「裁ち合わせ」など)、四則演算を用いるもの(「虫食い算」など)、論理的なもの(「ロジック・パズル」「ナンプレ」など)がある。
「冬舞台」に登場したものは、これらとは少し違っているが、四則演算を用いたパズルをマジックに応用したものであり、原理は数学パズルということになる。(クイーンが語った計算式を、一般式を使って計算してみたら、直ぐに分かります。)
数学パズルは、解き方に気がつけば、誰でも解くことが出来るものであり、簡単な計算は頭の体操になるので、例えば、電車で移動中などに解いてみるというのもよろしいかと...
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