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東京少女・福永マリカ#3「会いたい」 [ドラマ]

今回の物語は「会いたい」という物語です。10月以降、ヒロインが主題歌を歌わなくなっていたが、今回はそれを解消するサービスまであって、『イケナイ恋』『トウキョウノウタ』『ひとりぼっちのランナウェイ』『aitai』の4曲、4月の山下リオ、7月の大政絢、8月の岡本杏理、9月の瓜生美咲の主題歌を歌っていました。(ここまで歌ったら、5月の水沢エレナの『蕾』と挿入歌『翼』、6月の桜庭ななみの『恋はみぢかい』も歌って欲しかった...)→これまでの主題歌のCDをリリースして貰いたい所です。

物語の方は、やはりこれまでの「東京少女」のいくつかの物語を足し合わせたような印象があったことはぬぐい去ることは出来ないが、コミカル・タッチで楽しい物語になっていて、「男装」「歌」「三角関係」「正直に言えない」という要素を絡めて、いい感じにまとまっていました。

マリカが男装して路上で『イケナイ恋』を歌っている。ミュージシャンを目指しているマリカだったが、男装して歌うのは、変な男が寄りつかない、と考えたためだった。が、誰も集まらなかった。そんなマリカは、あるカフェに入り、ホットミルクを注文した。で、バイトのウェイターがそれを持ってきた。ウェイターを見たマリカは「あっ、カッコイイ」、一方、ウェイターは「さっきのミュージシャン」と言って、マリカが歌っていたことに気づいた。で「友弥」と名乗り、話があると言って、バイトが終わるまで待って貰うことにした。

カラオケ店でマリカが『イケナイ恋』を歌うのを聴いて「その声、俺にくれ」と友弥。更に「俺とデュオを組んでくれ」と頼む。これにマリカも了承する。すると友弥は「これで男性デュオとして道が開けたよ」ということで、友弥はマリカのことを男と思っていた。

希かは女だと言うことが言えず、友弥のペースで話が進んでいって、名前を尋ねられると「マー…」と上手く近得られない。が「マーくん」と友弥は受け取った。

翌日、やっぱり男装してカラオケ店に言ったマリカ。「普通の女の子に戻りたい」と、キャンディーズのあの台詞が飛び出した。やはり自分が女だと言えないでいた。

別の日、学校帰りのマリカは偶然、友弥とぶつかった。友弥はそれがマーくんとは気づかずに「大丈夫ですか?」これに顔をそらしてマリカは「大丈夫で~す」と言うと逃げるようにして別れた。その日のカラオケ店。友弥は「今日、道でマーくんにそっくりな奴見かけたんだけど...」と言うが「そは、あれじゃないかな。ドッペルゲンガー。世界には同じ顔の人が3人はいるというさぁ」とマリカだった。

友弥はデュオな名前を「HoTMILK」に決めた。理由は、マーくんがあの時(2人が出会った時)にホットミルクを注文したということと、ホットミルクみたいにホッとする歌を届けられるように、二人の出会いをずっと大切に、という気持ちからだった。マリカもこの名前を気に入った。更に、友弥の作詞作曲という曲『トウキョウノウタ』(これ、7月の「東京少女・大政絢」の主題歌ですけど...)を出し、練習を始める。

そんな中、マーくんが時々女みたいな仕草をするということを口にした友弥。これに「私、女なの」とマリカ。が、友弥は冗談と受け取り「私も本当は女なの...」という調子だった。

ある夜、HoTMILKの2人は路上ライヴを行おうとする。この時、友弥は自分の過去、音楽にかける熱い思いを語っていた。

別の日、路上ライヴで『トウキョウノウタ』を歌うマリカ。が、客は集まらなかった。ライヴを終えていつものカラオケ店にやってきた2人。落ち込んでいたが、カラオケ店のバイトのハナが、そのライヴを聴いていて、HotMILKのファンだということを語った。その時、友弥はハナが好きだと口にしていた。(ここでAパート終了。経過時間は15分を過ぎた所でした。よってBパートは11分弱になります。)

ライヴで『ひとりぼっちのランナウェイ』を歌っているマリカ。また、ハナはHoTMILKの応援をしていて、客もボチボチと集まっていた。

ライヴ終了後、片付けをしている時、友弥はハナに「俺、ハナのこと…」と告白しようとする。が、マリカが「バイトの時間じゃない?」と割って入る。ということで、告白できなかった友弥だった。

カラオケ店に行った3人。マリカがトイレに立って、友弥とハナが2人になった時、友弥はハナに告白した。その様子を見ていたマリカは慌てて扉を開けて戻って来ると「俺もハナが好き」と言った。友弥は層だろうと思っていて「男と男の勝負だ」と言って、ハナがどちらが好きなのかと尋ねた。これにハナは「私は、マーくんが好き」と言った。これに「ハナのこと大切にしろ。絶対に泣かせるな」と言って、きっぱりとハナをマーくんに譲った。

その夜、家に帰ったマリカは「何故あんなこと言っちゃったんだろう...」と後悔していた。そんな所にハナから電話が入り、デートの約束をした。

翌日、ハナとデートするマリカ(マーくん)。町中で友弥と出会うと「最高のデートスポット」があるといって、自分がバイトしているカフェに2人を連れて行った友弥だった。

夜、2人でいるマーくんとハナ。そんな中、ハナがキスしようと顔を近づけてくる。それを振り払ったマーくんは「ごめん」と言うと走り去って行った。そして家に帰ったマリカは「別れよう」とハナにメールを送った。
翌日、友弥から電話が入る。「お前、何やった。ハナに何やった」と問うるこれにマリカは黙っていた。すると「もういい」と友弥は怒って電話を切ってしまった。

数年後」とテロップが出る。マリカは(男装しないで、髪も伸びている。)ギターを持って路上ライヴをしている。(ここで歌っているのは『aitai』です。)客はそれなりに集まっていて、マリカの歌を聴いている。(この客の中に小板Pがいました。)また、友弥と客の中にいて、マリカは友弥に気づいていた。更に、ハナも客の中にいたが、「友弥、行くよ」と言って、ハナと友弥は去っていった。マリカは歌い続けていた。(歌っているマリカをバックにエンドロールが流れていきました。)

次回は「東京少女・福永マリカ」最後の物語で、「大晦日の告白」という物語です。年明けまであと1時間になった大晦日の物語で、今年の目標が達成できなかった矢野マリカが残り30分で、それをやろうというような物語の様ですね。→どことなく「銭形泪・2nd.20話」のシチュエーションだと感じられるが、どう見せてくれるかですね。

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

この物語でハナを演じたのが花形綾沙ということで、先日の「女子大生会計士の事件簿」にも出演していた(最終回の「女子大生会計士の事件簿」にも出演する。)が、これはこれで狙っているのですかね?

友弥を演じた佐野和真と福永マリカは、夏帆ポン主演の映画「東京少女」では兄妹を演じていたが、そのコンビで、映画「東京少女」の主題歌『aitai』をテーマ曲にしたような物語になっていたが、これもやっぱり狙っていたということですかね?→キャストのことまで考えてマリカがこの物語の脚本を書いていたら、将来、BS-iを支えるとんでもない脚本家になりますね。(少ない登場人物で、これまでのBS-i作品を色々と思い出させてくれる所があり、しかも、主人公が本当のことを言えないという苦悩をしっかりと描いていて、物語としても上手く纏まっていましたから。)

今回は『aitai』が主題歌と言っていい内容の物語になっていたが、10月以降は『イケナイ恋』が主題歌のような役割をしているものの、明確に「主題歌」として位置づけられていないので、こういうことは良いことです。また、『aitai』がテーマ曲になっていると言うことも出来るが、テーマ曲が与えられての(恋愛が絡んだ)物語ということでは、完全に「恋する日曜日」の1本としても通用するものでもありました。また、友弥の思いとして「東京」に拘った設定が用いられていたことで、辛うじて「68FILMS」の「東京少女」から受け継がれていることも出ていたので、「東京少女」としても合格点です。

ただ、「数年後」の所で、マリカは髪が伸びているので良いとしても、友弥とハナは(外見が)全然変わっていなかったというのはちょっと... 特に、ハナにとったら失恋を経験しただけに、同じ髪型のままでいるのはどうかと思うんですけど...(この点が今回の物語において、ケチがつく所でした。)

尺の関係もあるが、『蕾』『翼』『恋はみぢかい』も出てきて欲しい所でした。また、『aitai』という曲は本当に良い曲ですね。映画「東京少女」は内容も良かったが、この主題歌も絶品であり、高い評価を獲得しているのも当然だ、と改めて感じました。

 

↓映画「東京少女」関係

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