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ゴルゴ13#37 [アニメ]

今回の物語は時節を考えたクリスマスを舞台にした物語でした。(といっても、クリスマス当日の1日の物語であって、ゴルゴにとっては、クリスマスなんて一切関係ないでしょうけど...)が、依頼内容については触れておらず、ホテルの専属探偵の推理によってことが語られるということで、目線は面白いのに、今ひとつ、ことがよく分からない打ちに進んで行くという物語でした。

12/24の10:00、犯罪組織の幹部であるトミー・ナバロが、クリスマスの特別保釈ということで、仮出所した。彼に与えられた時間は24時間である。早速、ボスのアンディは、ナバロに女を差し向け、ホテルに向かった。それの様子をゴルゴが監視していた。

その夜、ホテルのバー。ホテル専属の探偵・ドールはクリスマスなのに酒は飲めない。そんなドールは、ホテルに入ってきたゴルゴを見て、だただ者ではないと気づき、バーで一人で酒を飲んでいたゴルゴに接近した。ドールを断り、部屋に戻ろうとしたゴルゴは、バーを出て行く時、スリのチャーリーがゴルゴの懐を狙った。しかし、チャーリーの腕を掴み、一瞬で腕をへし折ったゴルゴは、チャーリーを告訴する気はないと言って、ドールに引き渡した。これによってドールは、ゴルゴがただ者ではないと確信し、ゴルゴの部屋に行き、探偵ということで無理矢理中に入る。探りを入れるドールだったが、ゴルゴは軽くあしらった。ドールは、ゴルゴはプロ、しかも一流だと見抜いた。その頃、ナバロは女と一夜を共にしていた。

翌朝、部屋で狙撃の用意を調えたゴルゴ。チェックアウトしていくナバロは、歩いて刑務所に戻っていく。それと入れ違いに、警察官がやってきて、組織がナバロを消そうとしているという情報を伝えた。既に刺客が送られている、という警官に、ドールはそれがゴルゴだと察知した。フロントでナバロを確かめるドール。が、先ほどチェックアウトしたということで、ドールはさっきの男と気づき、後を追う。

が、ナバロは正面から撃たれて死んでいた。ドールは、ナバロをどうやって振り向かせたのか、その方法が分からなかったが、ゴルゴの犯行だと確信した。

ホテルに戻ったドール。チェックアウトをしたゴルゴとすれ違い、ゴルゴの犯行だと言うこと口にするが、ホテル内でのことを避けて貰えたということで、礼を言うべきかも、と告げた。

12/25の10時の鐘が響く中、ゴルゴの姿は町の中に消えていった。

組織のボスや、そのボスが、上院議員と繋がっている情報がある、というように、それなりに大きな組織が背後にあることを匂わせていたが、それらについては、それ以上語られることが無かったため、今回のターゲットとなったナバロのキャラが、設定上は「幹部」となっているが、雑魚なのか、ある程度の大物なのかが宙に浮いた形になってしまったのと、ドールが探偵と説明されているが、過去にある程度の大物を捕まえたことがあるとか、ドールの腕に関する描写が無かったのが残念でした。それぞれ、キャラを掘り下げて描いていたら、もっと深味のある人間ドラマになったのに、キャラの設定を十分に活かすことが出来ていなかったため、形だけなぞったという薄っぺらな物語で終わってしまいました。特にドールは、スピンオフして、主人公になった作品まであるのだから...

来週のTV大阪の放送は、いつもより30分繰り上がって、25:00スタートなので、時間指定の録画予約をしている方はご注意を。(BS-JAPANの日曜深夜の方は、いつもの時間ですけど...)


↓この物語は「SPコミック52巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (52) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: コミック

 

↓ホテル探偵ドールを主人公にした作品

ホテル探偵ドール (My First WIDE)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: コミック

ホテル探偵DOLL 2 (ビッグコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000
  • メディア: 単行本

ホテル探偵DOLL 【コミックセット】

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: コミック


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