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「THE FOOD OF THE GODS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のアメリカ映画「巨大生物の島」である。原作は、数々のSF作品を多く残しているH・G・ウェルズであり、彼の作品である『神々の糧』をベースにしたSF動物パニック映画である。特撮技術に関しては、如何にも'70's作品という所に満ちていて、現在のCGを使ったものと比べると、かなり幼稚なものに見えてしまうが、手作りの味を感じる所である。但し、本作は、ねずみを本当に撃ったり、溺れさせたりしているということで、現在だったら動物愛護団体が黙っていないでしょうね...

尚、1961年のイギリス映画に「SF/巨大生物の島」という作品があるが、そちらはJ・ベルヌ原作の映画化作品であり、邦題が同じであるものの、全く関係ない作品である。

作品データを記しておくと、時間は88分、原作はH・G・ウェルズ、製作、監督、脚本はバート・I・ゴードン、撮影はレジナルド・モリス、特殊効果はバート・I・ゴードンとリック・ベイカーの2人、特殊メイクはトム・バーマン、音楽はエリオット・カプランである。そして出演は、マージョー・ゴートナー、パメラ・フランクリン、アイダ・ルピノ、ジョン・サイファー、ラルフ・ミーカー、ベリンダ・バラスキー、トム・ストヴァル、ジョン・マクライアム、たちである。

鹿狩りのためにある島にやってきたモーガンたちのハンターは、到着すると島の奥に入っていって、狩りを始める。が、仲間の一人が何者かに襲われて死んでしまう。モーガンは警察に連絡するために、ある農場にやってくるが、そこには巨大化したニワトリがいて、モーガンを襲ってくる。この農場は、敷地内から湧きだした家畜の成長を異常促進させるFOTGという飼料を使っていて、農場主はそれで一儲けを企んでいた。そんな中、モーガンたちは巨大化した生物(芋虫、蜂、ねずみの大群)に襲われていく...

'70'sには、色んなものを題材にしたパニック映画が多数製作されたが、そういう時代を考えると、怪獣ではなくて巨大化した(普通の)生物が人を襲う、という作品があっても悪くない。ノリは何処かにB級作品というような感じがあるが、如何にも'70'sテイストを味わうことが出来るので、こういう作品もよろしいかと...

 

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