「FLASH GORDON: THE DEADLY RAY FROM MARS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1938年のアメリカ映画「フラッシュ・ゴードン 宇宙レーザー戦」である。劇場版シリーズ第3作である。尚、日本初公開時の本作は「火星地球を攻撃す」という邦題であった。また、本作は、手塚治虫の「ロック冒険記」のヒントになった作品としても知られている。
作品データを記しておくと、時間は99分、白黒作品である。原作はアレックス・レイモンド、監督はフォード・ビーブとロバート・ヒルの2人、出演はバスター・クラブ、ジーン・ロジャース、チャールズ・ミドルトン、フランク・シャノン、ドナルド・カー、ビアトリス・ロバーツ、たちである。
本作におけるフラッシュの敵は、地球に天変地異を起こす魔女である。謎の洪水、地震、ハリケーンが地球を襲うという天変地異が立て続けに起こった。またも、悪の帝王・ミンの仕業だと睨んだフラッシュは、惑星モンゴに向かう。が、途中、火星で、ある兵器が地球から大気を抜いていることに気づいたフラッシュ。調べると、地球を征服しようと企んでいた魔女がいた。ということで、フラッシュは、その魔女と対決する...
基本的には前2作と同様の連続冒険活劇である。特撮に関しても同様である。また、フラッシュと戦う敵が悪の帝王・ミンとは違っているものの、シリーズの持っている所はしっかり出ていて、違和感はない。尚、近年問題になっている異常気象を考えると、本作のアイデアは科学的な実証は全くないものの、当時としたら未来を読んでいたように思えてしまうのは、ちょっと不思議な所である。
本作も、やはり、かつてはLDでリリースされていたが、日本では現時点ではDVD化されていない。本作は、地球に起こる異常気象のことを考えたら、ある意味ではとてもタイムリーな作品にもなる可能性があるだけに、早期DVD化を願いたいところである。(被災者感情を考えてリリースしないという考えもありますけど...)
↓日本版はビデオです。
↓輸入版DVDはこちら。但し、リージョンコードは「1」です。
Flash Gordon: Deadly Ray From Mars [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Image Entertainment
- メディア: DVD
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