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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その84) [ケータイ刑事]

週一で記している本稿も、2度目の正月を迎え、20ヶ月目に突入しました。(「ケータイ刑事」の本放送の最長連続期間(「」「」「」と続いた18ヶ月)よりも長く続いている。)「007」はシリーズ第22作目となる6代目の第2作「007/慰めの報酬」がいよいよ公開になりますし、「ケータイ刑事」の方もおそらく4月スタート(4/4スタートになるので、「」が1/1、「」が7/7スタートだったことを考えると、7代目スタートに相応しい日ということになる。)で7代目が登場することになるであろうということで、もう暫く、「ケータイ刑事」は「」までの183話(+映画2作)、「007」は第21作までの間で記し続けることにします。

尚、今回は正月ということなので、いつもとは少し趣を変えて記すことにします。


今回とりあげる「ある物」は、「本部」です。「本部」とは、所属している組織の本部ということで、「ケータイ刑事」では「警視庁」、「007」では「MI-6」ということになる。(どちらもこれは実在の組織である。)また、両者とも、全ての物語で、一応何らかの形で登場する(「ケータイ刑事」の一部に於いて、登場しない場合もありますが...)ので、それぞれの作品において特定の物語を取り上げることはしません。(たまにはこういう変化球というのもよろしいかと...)

共通点は、実在の組織であること、国家の機関であること、劇中に本物の本部の外観が登場することである。(初期「007」では、MI-6の外観は登場していない。)こういう所が、作品にリアリティを与えることになるというのは言うまでもないが、両作とも、こういう所は良く分かっている。

そして、更に共通するのは、(実在しているとはとても思えない)厳重な警備網を持っているという所である。これが赤外線による侵入者検出システムであったり、網膜や指紋を使った本人確認システムであったりする。(ということで、最先端のハイテクが作品中では本部に施されている。)→「ケータイ刑事」は「M2」、「007」は5代目、6代目作品においてです。

尚、現在のMI-6の本部は1995年に現在の建物が完成し、移転したため、「007」シリーズに登場するMI-6の本部というのは、1995年以降の作品、つまり5代目以降の作品ということになる。ちなみに、現在の警視庁庁舎は1980年に完成したものであり、「ケータイ刑事」は2002年10月スタートであるため、本部というと全て現在の庁舎ということになる。

では、簡単に「警視庁」と「MI-6」について記しておくことにする。

警視庁」:東京都を管轄する警察組織であり、管内に10の方面本部、101の警察署がある。(2009年4月に南大沢警察署が新設される予定であり、そうなると102の警察署ということになる。)「ケータイ刑事」で事件が多い港区は第1方面本部、世田谷区と渋谷区は第3方面本部に属する。また、島嶼部は第1方面本部に属することから、神無島署やひょっこりひょう多もん島署も第1方面本部に属していると思われる。

所属する警察官の数は約4万3000人、所在地は千代田区霞が関二丁目1番1号である。歴史は、1874年に創設された東京警視廳が前身であり、1954年からは現在の体制になった。尚、警視正以上の階級になると、国家公務員となる。(警察法に規定されている。→銭形姉妹は全員国家公務員ということになる。)

また、かつては大阪市警視庁という組織が存在した。これは、戦後の1947年に大阪市警察局が設置され、1949年9月から「大阪市警視庁」に改称した。1954年に廃止され、大阪市警察本部となるが、1955年に大阪府警察本部と統合されて完全に消滅した。

MI-6」:正式名称は「イギリス情報局秘密情報部(Secret Intelligence Service)」、イギリスの情報機関の1つである。主な任務は、イギリス国外での人による諜報活動である。(イギリス国内は「イギリス情報局保安部」、通称「MI-5」が担当している。)

国家の情報機関であるため、詳細については機密扱いとされている部分も多いため、詳細については明らかになっていない所もあるが、約2500人が所属しているとされている。また、管轄は外務省であるが、首相直轄の組織である。(MI-5は内務省の管轄で、2400人が所属しているとされている。)

創設されたのは1909年である。(今年が100周年ということになる。創立日は10/1。)現在の本部はヴォクソールにあり、1995年から使われているものであり、盗聴や爆発物に対する防御が施されている建物となっている。

古くは、イギリスは、MI-5、MI-6の存在を否定していたが、「007」シリーズの原作者であるイアン・フレミングや、小説家のサマセット・モームは、MI-6職員であったことを公表していて、イギリスが否定しても、その存在は誰もが疑っていなかった。尚、現在では公式ウェブサイトで新人採用を行っているようになり、存在すら否定していた時代を考えると、随分と変わったものである。尚、応募資格は父母のいずれかがイギリス人であることが必要などという制約条件が色々とあり、イギリス市民でなければならないので、日本人は応募できません。

次回も、やはり「ある物」シリーズを続けます。何が登場するかはお楽しみに。

 

↓「M2」

↓この作品の冒頭で、MI-6の外観がはっきりと見ることが出来ます。
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