ケータイ刑事銭形泪15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今週も土曜日夜のBS-hiでの「名曲探偵アマデウス」はお休みなので、「銭形海[裏ネタ編]」を日曜の1番に廻し、土曜の1番は「銭形泪[裏ネタ編]」とします。
今回の「銭形泪[裏ネタ編]」は2st.2話(通算では15話)の「音で人を殺せるか? ~売れっこ漫画家殺人事件」の2回目です。今回は、劇中で名前が出てきた「ベルサイユのバラ」について、劇中に登場した泪ちゃんの愛読書である漫画「プリマをねらえ!」の(名前の)元ネタ「エースをねらえ!」について、そしてその作品タイトルにある「プリマ」について記すことにする。
尚、約2年8ヶ月前のBS-iのこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ベルサイユのバラ」:通称「ベルばら」と言われていて、池田理代子による漫画であり、それを宝塚歌劇団が舞台公演を行い大人気を得たり、アニメ作品も製作されている作品である。
物語はフランス革命前後のフランスの史実を元にしたフィクションで、男装の麗人・オスカルと、王妃・マリー・アントワネットを中心とした物語である。
この作品が生まれたのは1972年で、翌年まで「週刊マーガレット」に連載された。その後、1974年に、宝塚歌劇団の月組公演が行われ、これが所謂「ベルばら・ブーム」を巻き起こし、宝塚歌劇団と言えば「ベルばら」というような大ヒットとなる。その後も再演を繰り返していて、2006年には通算上演回数1500回と観客動員400万人を突破するというように、宝塚歌劇団の作品の中で最もヒットした作品になった。また、宝塚の各組トップ・スターは、男役はオスカル、娘役はアントワネットを、ほぼ演じているというように、宝塚歌劇団の看板でもある。
アニメの方は、1979年10月から1980年9月にかけて、全41話(最終回は「総集編」)の作品として放送されて、ヒットを記録している。(日本テレビ系での放送で、アニメ製作は東京ムービー新社である。)オスカルの声はクイーン・エメラルダスでも知られる田島令子、アンドレは志垣太郎、マリー・アントワネットは上田みゆき、フェルゼンは野沢那智と堀勝之祐が担当した。
このアニメは、後にフランスでも放送されて、現地でもヒットを記録している。
更に、このアニメを再編集して、声優を大幅に入れ替えて新たに収録した作品が1990年に劇場公開されている。オスカルは戸田恵子、アンドレは水島裕、マリー・アントワネットは上田みゆき(TVアニメと同じ)、フェルゼンは富山敬という顔ぶれでした。
そして、実写映画も製作されている。1979年の作品で、キティ・フィルム、資生堂、日本テレビ、東宝による作品である。作品データを記しておくと、時間は124分、原作は池田理代子、製作は山本又一朗、監督はジャック・ドゥミ(「シェルブールの雨傘」の監督です。)、脚本はパトリシア・ノップ、撮影はジャン・パンゼ、音楽はミシェル・ルグラン、出演は、オスカルがカトリオーナ・マッコール、アンドレがバリー・ストークス、マリー・アントワネットはクリスティーナ・ボームである。また、子供時代のオスカルを、当時は子役だったパッツィ・ケンジットが演じている。本作はベルサイユ宮殿で撮影されるというように、フランスの協力もあり、豪華な作品になった。→評判は良くないが、話題の作品の映画化ということで、興行的には好成績を記録した。
「エースをねらえ!」:山本鈴美香によるスポーツ漫画であり、テニス・ブームを巻き起こしたスポ根漫画である。「ベルばら」と同様に、後にTVアニメ化、劇場映画化されている。また、実写ドラマ化もされている。
この作品が生まれたのは1973年で、1975年に「前編」が完結、3年のブランクを挟んで、1978年から1980年に「後編」が「週刊マーガレット」に連載された。
主人公・岡ひろみがテニスを通じて、様々な苦難を乗り越えて一流テニス選手へと成長していく姿を描いた作品である。宗方コーチ、ライバルのお蝶夫人(竜崎麗香)や緑川蘭子、宝力冴子など、個性豊かなキャラクターも魅力があった。
アニメは、最初は1973年10月から1974年3月まで、MBS・NET系で放送された。全26話で、岡ひろみは高坂真琴、竜崎麗香は池田昌子が声を担当した。(この時は視聴率低迷で、打ち切りという形となった。)それが再放送で人気を得たことから、1978年10月から1979年3月に「新・エースをねらえ!」というタイトルでリメイクされて日本テレビ系で放送された。全25話。
また、1979年には劇場版(新たに製作された)が公開、その続編という内容のOV『エースをねらえ!2』(全13話)、『エースをねらえ!ファイナルステージ』(全12話)が1988年から1990年にかけてリリースされている。
実写TVドラマは2004年1月から3月に、テレビ朝日系で上戸彩主演で全9話として放送されている。→丁度、「銭形泪」の1st.シリーズの放送時期と重なります。この物語が放送されたのは2004/4/11なので、このドラマが終了した直後ということになる。
「プリマ」:イタリア語の「Prima」のことで、「第一の」という意味である。また、オペラの主役女性歌手の「プリマ・ドンナ」の省略形、バレエで主役を務めるバレリーナの「プリマ・バレリーナ」の省略形でもある。更に、「第一の」という意味から、「第一人者」「主席」という意味もある。
が、一般的に「プリマ」と言うと、日本では「プリマ・バレリーナ」のことを指す。(言うまでもないが、「バレリーナ(「Ballerina」)は女性であって、男性はバレリーノ(「Ballerino」)と呼ぶ。が、最近では男女関係なく「バレエダンサー」と呼ばれるようになりつつある。)
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