ケータイ刑事銭形泪16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
「銭形愛[裏ネタ編]」をハイペースで記しているが、泪ちゃんの方こそペースを上げないとということで、本日は「名曲探偵アマデウス」の新作放送があるのに、記してしまいます。(一時的に「銭形愛」に集中するという方法もあるのですけど...)
「銭形泪[裏ネタ編]」も今回からは2nd.3話(通算では第16話)に突入です。物語の方は「亜空間を越える死体 ~ノーベル賞的殺人事件」というもので、今回の物語もたっぷりと引っ張りながら記していくことにします。
今回は、初回ということでサブタイトルにある「亜空間」についてと「ノーベル賞」について、そしてこの物語で行われようとしていた「ワープ」について記すことにする。尚、「ノーベル賞」については、つい先日(2009/1/5付けの「銭形愛・2話[裏ネタ編]part 1」で記しているが、多少の編集を行い、一部は追記しました。)
尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「亜空間」:簡単に言うと、通常の物理法則が通じない時空連続体のことである。(「時空」という言葉を入れてあるのは、三次元ではなく、四次元世界(それ以上の五次元、六次元、…の可能性もある。)なのかも知れないためである。)
一般的には、SFの世界で、通常の三次元の物理法則を適用したら色々と矛盾が生じるような世界(例えば宇宙旅行など)のことを指している。(ワープの説明も「亜空間で…」と言われると、内容を理解できなくても、何となく説明されてしまったような気になってしまう...)
「亜」というのは、主たる物の下になってそれに次ぐ地位にある、第二位という意味(「亜流」「亜熱帯」「亜寒帯」など)もあるが、「表に出ていない」という意味もある。通常のユークリッド三次元空間の「空間」の次にある空間ということで「亜・空間」と呼ばれる。(詳しく記すとなると、これだけでとんでもない文量になってしまうので、それ以上知りたいという方は、数多く出ている「亜空間」に関する書籍を読まれたし。)
「ノーベル賞」:ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベルの遺言によって、1896年に設けられた国際的な賞であり、第1回の授賞式は1901年に、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞の5分野で受賞者が決定されて賞が贈られた。1968年に経済学賞(正しくは「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞」と言う)が追加されて、1969年からは6分野に於いて表彰されるようになった。(但し、経済学賞は、ノーベルの遺産を運用するノーベル財団ではなく、スウェーデン中央銀行賞とされていて、厳密には「ノーベル賞」ではない。)
いずれもが世界的な権威を持っている賞であり、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞は、科学分野における最大級の栄誉とされている。尚、数学賞がないのは、ノーベルが知人の数学者を嫌っていたためとされているが、他にも諸説があって、定かではない。
文学賞は一度に1人の受賞とされているが、それ以外の賞は、共同研究や、複数人の業績が受賞理由となることがあって、一度に3人までの受賞が認められている。尚、平和賞だけは団体が受賞することが認められているが、それ以外の賞は全て個人に与えられる。
受賞者が自然人の場合は「本人が生存中」という条件があるが、現在では(1973年から)毎年発表される10月の時点で生存していることが条件となっている。尚、受賞決定後、授賞式までの間に亡くなっても、受賞は取り消されない。
授賞式は、ノーベルの命日である12/10に、平和賞以外の5分野の授賞式が、スウェーデン・ストックホルムで行われる。(平和賞はノルウェーのオスロで行われる。)
日本人の受賞者は、2008年の4人を加えると16人になる。内7人が物理学賞、5人が化学賞で、文学賞が2人、平和賞と生理学・医学賞が1人ずつとなり、経済学賞の受賞者はいない。
各賞の選考は、物理学賞、化学賞、経済学賞はスウェーデン科学アカデミーが、生理学・医学賞はカロリンスカ研究所が、平和賞はノルウェー国会が、文学賞はスウェーデン・アカデミーが行うことになっている。受賞者には、賞状とメダルと賞金(1000万スウェーデン・クローナ)が与えられる。(複数人受賞の場合は、受賞者の間で折半することになっていて、それぞれに満額という訳では無い。)→スウェーデンは、欧州共通通貨であるユーロへの参加が国民投票で否決されたが、将来、ユーロを導入したら、賞金はやはりユーロに変わるのでしょうね...(ちなみに、1000万スウェーデン・クローナは、2008/12時点では約1.1億円である。)
「ワープ」:SF作品に登場する光速を越えた航法である。「スタートレック」シリーズやアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に登場し、この作品が大ブームとなったことで、今では当たり前のように知られている。また、中には「ワープ」と異なる呼び方(例えば「リープ航法」「フォールド航法」など)がされているものもある。これらは、それぞれのSF作品の中の説明によると、原理は異なるように説明されているが、結果的には、同じように光速よりも早い速度で宇宙空間を航行するものであり、同じものと言うことが出来る。(例えば、映像を記録するのに、フィルム/ビデオテープ/DVD/メモリーカードなどを使うのと同じで、同じことを行うのにいくつもの方法がある、ということである。)
空間の歪みを利用して、出発点と到着点を近づけ、その間を移動することで、あたかも光速よりも速い速度で移動したように航行するものである。尚、超能力の一つとして知られているテレポーテーション(瞬間移動)とは異なり、あくまでも出発点と到着点の間を航行して移動するものであり、瞬間移動ではない。
尚、ワープに関しては、1997年に「時空歪曲という工程が、宇宙にある全エネルギーの100億倍のエネルギーを要すため、現実ではワープは理論上、実現不可能」という趣旨の論文を発表した学者がいる。このように科学的に検証されるのは悪いことではないが、夢を壊されたような気分になってしまいますね。が、このように真面目に研究する学者がいるというのも、考えてみると凄いことである。
ただ、この論文は、あくまでも通常の理論によって構築された世界での話である。よって、相対性理論を超えた亜空間における特殊な理論が確立されれば、簡単に「ワープは可能」と証明されるかもしれません。(乱暴なことを言うと、3次元の事象説明を2次元の事象説明だけで行おうとしているものであり、的確な説明がされているとは言い切れない、ということです。)
↓一応ピックアップしておきます。
亜空間の謎と地球空洞論 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)
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- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2004/07/28
- メディア: 単行本
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ノーベル賞の100年―自然科学三賞でたどる科学史 (中公新書)
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