ケータイ刑事銭形愛4話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
2回目となる「銭形愛」第4話「お面でゴメン殺人事件」の「裏ネタ編」は、この物語で鍵になった「着物」について、「日本刀」について、そして愛ちゃんが事件を再現する際に使った「モップ」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「着物」:広義では、身につける衣服全般のことを指して言うが、洋服に対して、日本の古来からの衣服である「和服」のことを「着物」と言う。
この物語に登場したのは和服であり、ここでは後者の「和服」としての「着物」について述べる。(意味としては「和服」と同義語である。)
明治になるまでは日本の衣服は「着物」と呼ばれていて、「和服」という言葉はなかったが、明治になって西洋の衣服(所謂「洋服」)が入って来て、それが普及していくにつれて、洋服と区別するということから「和服」という言葉が生まれた。これによって、日本古来の着物については「着物」と「和服」という2つの言い方がされるようになった。
「洋服」については「服」と呼ばれることもあるが、「着物」と呼ばれることは殆ど無い。一方、「和服」については「着物」または「和服」と呼ばれる。また、英語で「Kimono」と呼ばれるのは、和服のことである。
「日本刀」:日本古来の方法で鍛えられた刀のこと全般を言う。刀質が優秀なこともあって、古くから海外でも知られている。
日本刀は日本で生まれたものであるが、刀剣が日本に登場した3、4世紀の頃からあるものではなく、現在の形となって登場したのは12世紀の平安時代末期になってからである。(丁度、武士の台頭という時期に合うことになる。)また、慶長年間(1596年~1615年)を境にして、それよりも古いものを「古刀」、新しいものものを「新刀」と呼ぶ。
日本刀と言っても、その種類は多く、「太刀」「刀」「合口」「短刀」「刀子(とうす)」「脇差」などが含まれる。広義では「長巻」「薙刀(長刀)」「剣」「槍」を含めることもある。
ちなみに、「太刀」と「刀」の違いは、共に長さが2尺以上という共通点があるが、前者は刃ほ下にして腰にはくものをいい、後者は刃を上にして腰にさすものをいう。また、「太刀」の方が歴史が古く、日本刀が生まれた頃から室町時代初期にりゅうせいを極め、「刀」は室町時代中期以降に作られるようになったものである。
武器としての役割を果たしてきた日本刀であるが、「折れず、曲がらず、良く斬れる」と言われるようにするためには非常に高度な製造上の技術が必要であり、戦国時代に終わりを告げて、戦が殆ど無くなった江戸時代になると、武器としてよりも、芸術品として扱われることが増えてきて、幾多の名刀とよばれるものが生まれている。
尚、現在、「銃砲刀剣類所持等取締法」(所謂「銃刀法」と呼ばれている法律です。)によって規制されていて、法令に基づき職務のため所持する場合などを除き、原則として所持は禁じられる。所持しようとすると、厳格な基準を満たした上で、所持しようとする銃砲、刀剣類ごとに、住所地を管轄する都道府県公安委員会の許可を受けなければならないと定められている。
一応、どのような者が規制されているかというと、刃渡り15cm以上の刀、やり、長刀、刃渡り5.5cm以上の剣、合口、45度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフが該当する。また、2009/1/5からは刃渡り5.5cm以上15cm未満の剣(ダガーナイフなどが該当する)についても所持が禁止された。これらを所有している人は、2009/7/4までに輸出するか、廃棄しなければならず、7/5以降に所有していると、銃刀法違反で逮捕されます。
「モップ」:床を掃除するための道具であり、簡単に言うと、長い柄の付いた雑巾と言ったところですかね。(最近では、雑巾という布状の物ではなくて、スポンジ状の物が付いたものもあります。)箒の先端部が雑巾などの布になっている掃除道具と言っても良い。
基本的に、雑巾のように、濡らして使う物であり、腰を屈めずに床掃除をすることが出来る。(濡らさずに使うモップも一部にあって、ドライモップと呼ばれる。)
歴史は意外と古く、1837年にジェイコブ・ハウが発明して特許を取っている。ということで、誕生から170年以上が経過している。
ただ、箒と同様に、モップを使ってチャンバラごっこなどはしないようにしましょう。(モップはあくまでも掃除道具ですから...)
↓参考まで
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