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ゴルゴ13#42 [アニメ]

今回の物語はゴルゴの巧みな計算された仕事を描いた物語。深夜枠らしい描写もあり、派手な所からおとなしい所まであって、じっくりと見せてくれる物語でした。それにしても、物語によっての出来不出来の差が本当に大きいのが気になる所です。(前回とのクオリティの差が余りにも大きすぎる...)

カナダの禁漁区で狩りにやってきたゴルゴ。そこは1頭のヘラジカを射つことしか認められていない所である。ゴルゴは1発の銃弾で2頭のヘラジカを仕留めた。銃声を聞いた管理官がやってくると、2頭を仕留めたゴルゴを連行した。ゴルゴの取り調べが始まるが、黙秘を通すゴルゴ。そんな所に、ゴルゴがいると知った謎のグループが襲撃してゴルゴを襲った。が、ゴルゴは両手を手錠に繋がれたまま、反撃に出て、襲ってきた男たちを仕留める。そして逃亡した。管理官はゴルゴがただ者ではないと感じた。ゴルゴは謎のグループの女運転手を連れて、ある山小屋へ。翌日、女を小屋に残したまま、ゴルゴは仕事に向かい、ある湖にやってきた。女はゴルゴがいなくなったことから組織に連絡を取って、任務を果たそうとして、小屋の管理人の服を奪い、脱出した。女は計画に従って男と接触、計画を進める。が、男はゴルゴのターゲット(元CIAの逆スパイ)であり、湖上に現れる唯一の狙撃チャンスということで、全てはゴルゴが計算した通りの筋書きであり、ゴルゴは女の真っ赤な服を目標に、1発の銃弾で女とターゲットを仕留めた。禁猟区の管理人は、ゴルゴが2頭のヘラジカを一発で仕留めたのは偶然ではなくて狙ったものだということを知ったのだった。

ゴルゴが襲撃者の女(ボルガ2)を殺さずに連れて行ったこと、そして裸にして寝かし、衣服を燃やしてしまったこと、小屋の管理人に真っ赤なコートをあげたこと、これらは全てターゲットを狙撃するために目標とするためにゴルゴが仕掛けた罠であって、それにまんまと乗ってしまったボルが2だった。自分がゴルゴの所から余りにも簡単に脱出できたことから、それが罠だと感じたが、気づいた時には既に遅く、銀世界では真っ赤なコートは余りにも目立ちすぎてしまい、ゴルゴに利用されてターゲットと共に始末された。(ある意味では可哀想と言うことになる。)

それにしても、銀世界で立った一度の狙撃のチャンスしかないという依頼を、功に罠を仕掛け、それを利用して仕事を完了させるゴルゴは凄いですね。一面の銀世界では、(急な)ブリザードなどによってとんでもない悪条件になる場合があるが、そういう場合でもターゲットを見失わないように考えて、真っ赤な衣服を用意しておくというのは凄いことでもある。まあ、あらゆる場合を想定して、ということになるが、普通はそこまで気づかないですからね...(ただ、ブリザードになったら、ヘリコプターがやってくることは不可能になるだけに、そういう条件下での狙撃は無いと考えられるでしょうけど...)


↓この物語は「SPコミック32巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (32) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: コミック

↓ヘラジカというとサンタクロースを思い浮かべてしまいます...

ヘラジカのオーラフが、サンタクロースと友だちになったわけ

ヘラジカのオーラフが、サンタクロースと友だちになったわけ

  • 作者: フォルカー クリーゲル
  • 出版社/メーカー: 草土文化
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 大型本


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