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INXS『LISTEN LIKE THIEVES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの5枚目のアルバムである。アメリカでは前年の4th.アルバム「THE SWING」を超えるヒットとなって、彼らの名前を世界的なものにしたアルバムである。(本国・オーストラリアでは「THE SWING」はアルバム・チャートで1位を獲得しているが、本アルバムは最高位3位でした。)Billboardのアルバム・チャートでは最高位11位を記録し、1986年のBillboard年間アルバム・チャートでは15位にランクインしている。

収録曲は以下の全11曲である。『What You Need』『Listen Like Thieves』『Kiss The Dirt (Falling Down The Mountain)』『Shine Like It Does』『Good & Bad Times』『Biting Bullets』『This Time』『Three Sisters』『Same Direction』『One X One』『Red Red Sun』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングル『This Time』は本国オーストラリアでは最高位19位を記録したが、アメリカではBillboardで最高位81位に留まり、チャート成績ではこれまでの彼らのシングルと特に大差はなかったが、2nd.シングルの『What You Need』が最高位5位を記録する大ヒットとなり、これでブレイクした。(本国オーストラリアでは最高位2位、またBillboardの1986年の年間シングル・チャートでも56位にランクインしている。)3rd.シングルの『Kiss The Dirt (Falling Down The Mountain)』はアメリカでは鳴かず飛ばずだったが、オーストラリアでは最高位15位を記録、そしてアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Listen Like Thieves』が4th.シングルとしてシングル・カットされ、本国オーストラリアでは最高位28位、アメリカではBillboardで最高位54位を記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、シングル・カットされた曲の中からは『This Time』『What You Need』『Listen Like Thieves』、それ以外では『Biting Bullets』『Three Sisters』『Same Direction』という所をピックアップしておく。

サウンドの方が前作から変化して、ロック色が強くなり、これが成功してアメリカでも受け入れられた訳だが、'80's前半のダウンアンダー・ロックの色彩と、パンク系サウンドが見事に融合して、とても聴きやすく、それでいてなかなかカッコいいサウンドを聴かせてくれている。このサウンドは、如何にも'80'sらしいものである。('80's中盤までの'80'sサウンドは、次々と新たなアイデアが出てきて、'83年と'85年という2つのクオリティのピークに到達した。)

彼らは1987年の次作「KICK」でピークを迎えることになるが、その前章というべき本アルバムは、彼らのピークに繋がるサウンドになったということで、外せないアルバムである。じっくりと聴き込みたいアルバムである。

 

Listen Like Thieves

Listen Like Thieves

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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