ケータイ刑事銭形愛5話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第5話「消えた凶器の謎 ~チューボーですよ殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、この事件で鍵を握る人物となったリオンに関する事柄から、彼の職業である「シェフ」についてと、彼が「アブラゼミは木につかず」と言った言葉から「アブラゼミ」について、そしてその言葉の正しいものである「悪銭身につかず」についてと、その中から「あぶく銭」について記します。(今回はいつもより短めです。)
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「シェフ」:元々はフランス語の「Chef」からきているが、英語でも同じ綴りである。(イタリア語も同じである。)但し、フランス語では「コック長」というように「リーダー」という意味があるが、英語にはそのような意味はなく、料理人であれば「Chef」と呼ばれる。
「シェフ」はコック長、料理人頭という意味であり、厨房において、他の料理人を統括する1人の最上位の料理人のことである。(それ以外は普通に「料理人」という。)この物語に登場するシェフ・リオンは、フランス料理店であることから、一応は「コック長」という位置づけであると思われる。
「アブラゼミ」:漢字では「油蝉」または「鳴蜩」と記す。半翅目セミ科に属する昆虫の一種であり、日本にいるセミの中ではポピュラーなセミである。セミの多くは透明な羽根を持っているが、アブラゼミは暗赤褐色の不透明な羽根を持っている。体長は55mm~60mmほどであり、体色は黒から褐色をしている。頭部は胸部よりも幅が狭く、前胸の背中には大きな褐色の斑点が2つ並んでいる。
日本の全土に生息しており、朝鮮半島や中国北部にも分布している。しかし近年では、大都市部では個体数が減少している。
産卵は土の中に行われるため、幼虫は地中で生活する。そして6年間地中で暮らし、7年目に地上に出てきて成虫となる。(主に夏の間に地上に出る。)成虫になってからの寿命は短い。
成虫の鳴き声は「ジー」と鳴き始めて「ジジジジジ…」と鳴くが、この鳴き声が「油で揚げるような音」に聞こえるため、「アブラゼミ」という名前が付けられた。
「悪銭身につかず」:諺であり、真面目に働かずに得たお金(例えば宝くじの当選金やギャンブルなどで得たお金)や、不正手段で得た所得は無駄に使ってしまいがちであり、結局は直ぐに無くなってしまって、残らないという意味である。
英語でも同義の諺があって「Easy come, Easy go」「Lightly come, Lightly go」「Ill got, Ill spent」などである。
「あぶく銭」:漢字では「泡銭」と記す。正当な労働によらず、苦労しないで得た金銭や不正をして得た金銭のことを言う。また、英語では「Easy Money」という。
↓参考まで
天才シェフ 危機一髪 世界一流レストランの舞台裏で起きた40の本当のお話
- 作者:
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
夏の虫―カブトムシ・クワガタムシ・アブラゼミ (なるほどウォッチング)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 鈴木出版
- 発売日: 1996/06
- メディア: 大型本
↓こういう小説があります。
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