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「GONE IN SIXTY SECONDS」 [映画(洋画)]

表題の作品は2000年の映画「60セカンズ」である。先日記した1974年作品「バニシング IN 60"」のリメイク作品である。尚、オリジナル作品の原題は「60」と数字になっているが、リメイク作の本作はその部分が「SIXTY」に変わっている。

作品データを記しておくと、時間は118分、監督はドミニク・セナ、脚本はスコット・ローゼンバーグ、撮影はポール・キャメロン、音楽はトレヴァー・ラビンである。そして出演は、ニコラス・ケイジ、ジョヴァンニ・リビシ、アンジェリーナ・ジョリー、T・J・クロス、ウィリアム・リー・スコット、スコット・カーン、ジェームズ・デュヴァル、ウィル・パットン、デルロイ・リンドー、ティモシー・オリファント、シャイ・マクブライド、ロバート・デュヴァル、クリストファー・エクルストン、ヴィニー・ジョーンズ、グレイス・ザブリスキー、たちである。

メンフィスは、かつて高級自動車専門の窃盗をしていたが、現在では足を洗い、子供相手のカートレース場を経営していた。そんな彼の元に昔の仲間がやってきて、メンフィスの弟・キップの命が危ない、と告げた。キップは兄に憧れて車を盗むことをしていたが、警察に見つかり、地元のボス・カリートリーの怒りを買ってしまったのだった。で、カリートリーを経て船積みされるはずだった高級車50台を集めて積み込まなければキップを殺すというのだった。で、メンフィスは昔の仲間を集め、再び高級車の窃盗をすることになった。残された時間は24時間で、メンフィスは昔取った杵柄ということもあって、見事な腕を発揮する。が、メンフィスに手を貸すキップの仲間たちが足を引っ張る。やがて、メンフィスが車を盗むという情報を得た警察も手を打って、捜査網を敷いた。で、メンフィスは警察に追われながら盗みを続ける。で、最後の1台を手に入れたが、約束の時間が10分過ぎていて...

オリジナル作品のリメイクと言っても、本作では警察とのカーチェイスが殆ど無く、「60秒で車を盗む」ということも描写が悪く、緊張感がない。まして、何のためにいるのか分からないようなキャラもいて、余りにもつまらない作品である。本作がオリジナル作品よりも勝っているのは、画質のクオリティの高さだけということで、「(映像の)完成度が高いむという所だけで、物語、内容、面白さなどは全て劣っている。→リメイク作となると、どうしてこんなに内容が無くなってしまうのですかね...オリジナル作品はB級映画という範疇であるが、本作はC級作品と言ってもいいでしょう。(C級にしたら、N・ケイジに A・ジョリーという豪華すぎるキャストですけど...)

まあ、一応は時間潰しにはなる作品ですけども...

 

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