THE GUNS OF NAVARONE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1961年の映画「ナバロンの要塞」である。J・リー・トンプソン監督の最高傑作と言われる名作であり、A・マクリーンの同名小説の映画化である。また、蒼々たる顔ぶれの豪華キャストによる娯楽大作である。物語の方は、第二次大戦下におけるエーゲ海での、イギリス軍とドイツ軍の戦いを描いた戦争映画である。
作品データを記しておくと、時間は144分、原作はアリステア・マクリーン、監督はJ・リー・トンプソン、脚本はカール・フォアマン、撮影はオズワルド・モリス、音楽はディミトリ・ティオムキンである。そして出演は、グレゴリー・ペック、デヴィッド・ニーヴン、アンソニー・クイン、スタンリー・ベイカー、アンソニー・クエイル、ジェームズ・ダーレン、イレーネ・パパス、ジア・スカラ、ブライアン・フォーブス、ウォルター・ゴテル、ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス、リチャード・ハリス、アラン・カスバートソン、パーシー・ハーバート、アルバート・リーヴェン、たちである。また、本作はアカデミー賞で特殊効果賞を獲得している。
1943年、第二次大戦が続いているエーゲ海は、ドイツ軍が支配していた。そしてケーロス島のイギリス軍2000人は全滅の危機にあった。何度かイギリス軍の救出作戦は行われたが、ナバロン島の断崖にあるドイツ軍の大砲によってことごとく失敗した。で、幕僚・フランクリン少佐が、ナバロン島南部にある400フィート絶壁を登って潜入するという作戦を立案し、必要人員が集められた。メンバーは登山家のキース・マロリイ大尉、元ギリシャ軍大佐・スタヴロウ、科学者・ミラー伍長、ナイフ名人・ブラウン無線兵、ナバロン島生まれのパパディモス一等兵の5人で、フランクリン少佐が率いた。一同は嵐の夜に漁船に乗ってナバロン島に向う。島に上陸した一同だったが、少佐は負傷した。更に、2人の女(マリア(パパディモースの姉)とアンナで、2人ともレジスタンスである。)を加え、進んで行くが、マンドラコスの町で全員捕まってしまう。が、隙を見てゲシュタポの隊長を捕らえ、ドイツ軍の制服を得て、重傷のフランクリン少佐を残して脱出した。そして要塞の攻撃の日がやってきた。彼らは大砲を範囲しなければならないが、何者かが爆弾のヒューズを壊していたということでスパイがいると分かる。スパイはアンナであり、彼女を銃殺し、作戦を続ける。一方、フランクリン少佐は拷問を受けていて、全てを自白した。で、ドイツ軍は慌てて海岸線の防備を固める。その頃、要塞攻撃の準備が整い、作戦が始まったが...
物語の方は重厚に描かれていて、緊張感があって、しかもじっくりと描かれているので、時間の長さを全く感じさせずに見せてくれている。そして、これを見事に盛り上げる音楽も素晴らしい。映画だけを楽しむのは余りにももったいなく、サントラ盤で音楽の方も一緒に堪能したいところである。
サントラ盤の収録曲は以下の全22曲である。『Prologue』『The Legend Of Navarone』『Can You Do It?』『On To Castelrosso』『Caique Leaves Harbour』『Ship Ahoy!』『Sea Scene And Storm』『Climbing Navarone』『The Cliff Is Conquered』『Intermission Music』『Anna』『The Brooding Guns』『Destroyers On The Way』『Decoys Destroyed』『Mission Accomplished』『The Legend Of Navarone - Exit Music』『Yassu』『Sundowners - Main Title』『Mad Dog』『The Fire』『Sundowner / End Credits』『Yassu (Vocal Version)』。
主題曲はお馴染みのメロディで、耳にすることが多い曲であるが、それ以外の曲もクオリティが高く、聴き所がたっぷりとある。名作映画には名曲があるものだが、本作はそういう作品の代表的な1本である。じっくりと堪能して楽しみましょう!
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