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「GUNCRAZY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1992年の映画「ガンクレイジー」である。(1966年のイタリアとスペインの合作映画に同じ邦題の作品があるが、それは邦題が一致するだけであって、原題も全く異なり、内容も完全に別物であって全く関連性はない。)コッポラ監督の下で修行した女流監督T・デイヴィスの監督デビュー作である。悲劇的な運命を辿っていく少女の姿を描いた作品である。

作品データを記しておくと、時間は93分、監督はタムラ・デイヴィス、脚本はマシュー・ブライト、撮影はリサ・リンズラー、音楽はエド・トムニーである。そして出演は、ドリュー・バリモア、ジェームズ・レグロス、ジョー・ダレッサンドロ、ビリー・ドラゴ、マイケル・アイアンサイド、アイオン・スカイ、ロドニー・ハーヴェイ、ジェレミー・デイヴィス、たちである。

カリフォルニア州のある田舎町に住む女子高生・アニータは、学校ではいじめの対象とされていて、家では酔っぱらいの養父・ルーニーに性的虐待を受けるという日々を送っていた。彼女の楽しみは射撃であり、辛い日々の中、練習を課されて射撃の腕は確実に上達していく。ある日、学校の研究課題で、アニータは、刑務所に服役中のハワードと文通を始め、やがてハワードに対して恋愛感情を覚えるようになる。そんな中、泥酔したルーニーに暴行されたアニータはルーニーを射殺してしまう。一方、ハワードは模範囚として仮釈放され、2人は結婚した。が、アニータの親友・ジョイの父で保護観察士であるキンケイドは、前科者のハワードに疑念を抱き、監視をしていた。結婚式の夜、2人は自分の過去を打ち明け合い、ルーニーの死体を焼却炉に投げ入れる。が、かつてアニータを犯した2人の同級生たちにその秘密をかぎつけられそうになり、ハワードはその中の1人を殺してしまう。で、2ンはハワードの母の故郷へ逃亡する。豪華な屋敷に忍び込んだ2人は、2人だけの一夜を過ごし、人生の幸せを感じるが、2人を追っていた警官隊がいつしか取り囲んでいて、銃撃が開始される。2人の隠れ家を取り囲み、容赦なく銃撃が開始され、追いつめられた2人は...

D・バリモアといえば、'80'sに天才子役として名を馳せたが、その後の彼女は私生活の方で色々とあっただけに、本作で演じた姿とダブるイメージがある。(その後の活躍を見ると、糧になっていると言って良いでしょうが、本作当時の彼女は低迷期でもあった。)それだけに、ちょっと気になる作品であるのだが、内容的には'60's終盤から'7-0's前半のアメリカン・ニューシネマのスタイルを感じさせてくれるだけに、新鮮みは無い。が、人物描写はよく出来ているので、物語としてはしっかりしているので、色々と感じさせてくれる所はあり、大作にはないアピールがあるのは良い所である。見ても損には鳴らない作品である。(ただ、もう少し強く訴えるものがあっても良かったと感じさせる作品でもありますが...)

 

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