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「THE GUMBALL RALLY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のアメリカ映画「激走!5000キロ」である。ニューヨークからロスへの公道レースというカー・アクション映画である。同じような作品として「キャノンボール」があるが、本作の方が先であり、面白さもこちらが上である。取り締まりをする警察に対しても上手く対応していて、気持ちも良くなる作品である。

作品データを記しておくと、時間は108分、原作はチャック・ベイルとレオン・カペタノスの2人、製作と監督はチャック・ベイル、脚本はレオン・カペタノス、撮影はリチャード・C・グローナー、音楽はドミニク・フロンティアである。そして出演は、マイケル・サラザン、ティム・マッキンタイア、ラウル・ジュリア、ノーマン・バートン、スーザン・フラナリー、ゲイリー・ビジー、ジョアンナ・ナイル、たちである。

ニューヨークのある会社の重役・バノンは会議の連続という日々にうんざりしていて、親友に電話を入れて叫んだ。「ガンボール!」これは大陸横断レース開催の合言葉であり、ニューヨークからロスへの5000キロの大陸横断自動車レースが開催される。このレースは公道を通り、法律は完全に無視し、いち早くゴールに辿り着いた者が勝利者となるものであり、警察の妨害を突破するのは当たり前、勝利者にはガンボール・マシンが贈られる、というものである。で、車自慢たちが集まってくる。一方、警察はレースの動きを知ると、ロスコー警部を中心に検挙に当たる。そしてレース開催のがやってきて、次々とスタートしていく参加者たち。早速警察は、道路を封鎖して取り締まりを開始する。参加者たちはしのぎを削り、競い合うが、警察の取り締まり情報に関しては協力し合っていく。で、レースの行方は...

レースがスタートすると、法律無視の激走が始まるが、警察の取り締まりに対してあの手この手を使って逃れようとする参加者たちと警察のやりとりが面白い。ゴール直前で大がかりに取り締まりを使用とするロスコー警部であるが、その目の前を法定速度を守って走って行く参加者たちというのも痛快である。

また、レース参加者たちは個性豊かな人物たちがいて、これらもたっぷりと楽しませてくれる。で、本作のアイデアが後の「キャノンボール」に引き継がれることになるが、そちらはコメディ色も強くなっているが、本作の方は見せる所はしっかりと見せて、時にはシニカルに描いているだけに、痛快度ということでは本作が勝っている。但し、本作はDVD化されていないというように、恵まれていないというのが残念な所である。

 

↓日本版ビデオと輸入版ビデオです。

激走!5000キロ [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS

Gumball Rally [VHS] [Import]

Gumball Rally [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS

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