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東京少女・真野恵里菜#2「さよならお父さん」 [ドラマ]

真野恵里菜の2本目の物語は「さよならお父さん」という物語でした。が、今回は「東京」ということが完全に蚊帳の外という物語(まあ、月に1~2本はこういう内容になってますけどね...)で、しかも設定がちょっと複雑なものの、そういう説明が少ないこともあって、最近の地上波ドラマのように何でも語ってしまうドラマばかりを見ていたら、難しく感じてしまうのではないか?と感じた物語でした。(ある意味では、視聴者を選ぶという内容のドラマだったと言うことが出来る。が、何でも語ってしまうドラマでは、見る方の想像の世界を閉ざしてしまうので、つまらないものでしかないのですけどね...)

それにしても、今回の物語は実に地味な物語で、もう少し抑揚が欲しいと感じたものでした。結構シリアスなことを描いているのだが、演出次第では大化けする内容であっただけに、それがちょっと残念でした。

高校生の望月恵里菜が、父・二ノ宮俊章の元にやってきて、絵のモデルになっていて、俊章が(油絵)の筆を持ってキャンパスに描いている。俊章は離婚して、恵里菜は母に引き取られたため苗字が違っているのだが、今日は久しぶりの父と娘で過ごしている日だった。

庭に目をやった恵里菜は「雑草、増えちゃったね」と口にして、母の昔話を始める2人。そんな中「今日は特別な日」と口にした俊章。「覚えてたんだ」と返す恵里菜だったが「覚えてるよ、バレンタインぐらい」と俊章。が、恵里菜は不機嫌な表情を見せる。「チョコを渡す相手がいない」と言う恵里菜だったが、2人の間には重い空気が漂っていた。

再びモデルとなる恵里菜、筆を走らせる俊章。そんな中、恵里菜の携帯に着信があった。が「いいの」と言って無視する恵里菜。が、やはり気になった恵里菜は携帯を開く。「彼氏か?」と俊章が言うが「だからいないって」と返す恵里菜。すると「お父さんか?」と俊章。俊章は相手が分かっていた。確かに電話は恵里菜の(今の)父からだった。

恵里菜は「お父さん、お腹空かない?」と言って話題を変えた。で、「食べに行こうか」ということで、2人は寿司を食べに出掛けていった。

寿司屋からの帰り道、結婚のことを口にする俊章だったが、恵里菜にはまだピンと来なかった。で、結婚について、「若いうちにした方が良い」と言って色々と語り出す俊章。そして、恵里菜が生まれる前の新婚旅行の思い出を語っていた。

家に戻り、再び恵里菜をモデルにして絵を描く俊章。恵里菜は母の絵のことを口にする。そこからまたも昔話が進んで行く。俊章は今でも母の絵を持っていて、そのことで恵里菜は尋ねる。が、父からのメールが入ってくる。無視していた恵里菜だったが、何度も入ってくることから、携帯を開いた恵里菜は、夕食を友達と食べてくる、と返信を返した。(ここでAパート終了、経過時間は11分を少し過ぎた所ということで、Bパートは15分弱になります。)

モデルとなっている恵里菜、筆を走らせ続ける俊章。が、外は既に暗くなっていた。そのことを口にした恵里菜は「晩ご飯、どうしようか」と言って、立ち上がり、俊章の描いた絵を除く。すると「母さんだ」と、恵里菜は絵に母の面影を見た。(本当に他愛のない会話が続きます。)で、恵里菜は夕飯を作ると言い、材料を買いに行こうとする。で、2人は再び外出しようとする。

が、そこに俊章の再婚相手の二ノ宮ゆきが帰宅した。恵里菜と俊章が外出使用としているのに気づいたゆきは「晩ご飯食べてって」と言って、近所のイタリアンの店でテイクアウトしてきたのだった。が、恵里菜と俊章の間はまたも重い空気に包まれた。

ゆきを加えた3人で食事をしているが、ゆきは色々と楽しそうに話し続ける。それに俊章は大笑いをしていたが、恵里菜は黙っていた。で、立ち上がった恵里菜に「何処行くの?」とゆき。「ちょっとトイレ」と言う恵里菜に「場所分かる?」とゆき。そして先ほどの話しを続けて大笑いをする。これに恵里菜がキレて「何がおかしいの」と反発する。更に恵里菜は俊章も一緒に笑っていることに不満で「どうして笑えるの?」と言って問い詰める。というのは、今日がどういう日なのかを語ろうとする。「2月14日は…」と言う恵里菜に、ゆきが「命日でしょう。お母さんの」と言った。そして、神妙になると、母の一周忌である今日、恵里菜と一緒に迎えたいと言う(口下手な)俊章に、恵里菜に絵のモデルを頼むことを提案したことを口にした。更に、今日は遅く帰るつもりで、親子水入らずの邪魔をしたくなかったが、「でも、親子の邪魔はしたくないけど、夫婦の邪魔されるのもやっぱり嫌なんだなぁって…」と正直な気持ちを語り「いい加減、割り切ってよ」と恵里菜に言う。

恵里菜は何も言わず、庭が見えるガラス戸の方に移動すると「雑草」と口にした。で、雑草を抜く話しをする。(俊章と2人の時にも話題にしたことであり)俊章はこれに笑い、恵里菜も笑顔を俊章に見せていた。

2階で恵里菜を描いたキャンパスの前にいる俊章。そこに恵里菜がやってきて「お父さん、帰るね」と告げた。で「じゃあ」と言って帰って行こうとする恵里菜を俊章が呼び止めた。そして引き出しにしまってあった恵里菜が6歳の時に初めてくれたバレンタインのチョコを取り出した。それを見た恵里菜は「食べなかったんだ...」と言うが俊章は「食べられないよ、もったいなくて...」これに涙を流す恵里菜。俊章はその頃の話をする。

そんな所に恵里菜の携帯に着信があった。「出なくていいの」という俊章に「メール」と言う恵里菜。で、メールを見ると「早く帰っておいで。命日なんだし、母さんさびしがるから」という(今の)お父さんからだった。「父さんから」と言った恵里菜は、その内容を口にする。これに「そうか」と俊章。

恵里菜は「じゃあね」と言って帰ろうとすると「また来てくれるか?」と俊章。「もう少し描きたい」と言うが、恵里菜は「ちょうだい、これ」と言った。

自分の絵を貰って家に帰る恵里菜はちょっぴりだけ幸せを感じていた。(その)恵里菜の絵をバックに、優しくアレンジされた(インストの)『イケナイ恋』が流れる中、エンドロールが流れていきました。

次回は「甘い罠にご用心」と言う物語です。今回もバレンタインデーに関する物語でもあったが、浮かれた所が全くないものだったが、次は浮かれた所ばっかりとなりそうな物語で、コミカル編のようですね。が、放送日のことをもう少し考えてもいいんじゃないか?という予感がするのですけど...

次回予告では、「バレンタイン大作戦」と言ったような雰囲気があったが、友達と一緒に作った手作りチョコにちょっとしたことがあって、そこからドタバタという展開のようですね。ということで、今回とは完全に対極にありそうな物語のようです。

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

今回は台詞を少なくして、表情で複雑な感情を見せるという物語になっていたが、こういうドラマというのは実に難しいものである。複雑な思いを秘めていて、それを言葉ではなくて表情で表現しなければならず、表現力不足ということを感じるのだが、時折、良い表情を見せていて、なかなか頑張っていましたね。(特に失笑を買いそうな所は無かった。)今後が楽しみです。

物語としたら、かなり重い内容を引きずっているのだが、前半ではそれが語られていないので、ちょっと異様な感じがして、変な想像も生まれそうになったが、後半になって一気に述べていくということで、これはこれでまあよろしいかと。ただ、前半の方がちょっと退屈な感じがしたので、前半にも何か盛り上がる所が欲しい所でした。

また、「東京少女」というタイトルなのに、「東京」ということを全く感じない物語というのも、毎月必ずあるので、今ではすつかり慣れてしまったのだが、今回の物語は「東京」ということを絡めようと思えば出来た(例えば、現在の恵里菜の暮らしぶりだとか、母の死んだいきさつに絡めるなど)だけに、もう少し脚本を練っていたら良かったのに、と思う物語でもありました。(4つの異なる役を演じるということだけに終始しているだけでは、余りにももったいない企画なんですよね...)

 

↓真野恵里菜関係

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↓俊章の会話(新婚旅行)に出ていたので...
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