ケータイ刑事銭形愛7話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形愛」第7話「ハートのエース殺人事件」の「裏ネタ編」は今回で打ち止めとします。で、今回は前回に続いて、お楽しみコーナーでもあった芸人たちの芸から「吹き矢」についてと「マジック」について、そして被害者がこれであるということから「手品師」について、そして殺害の原因にもなった「宝くじ」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「吹き矢」:英語では「Blowgun」または「Blowpipe」と言う。長さが数十cm程度から1m程度の中空の竹や木の筒に小さい矢を差して、息でその矢を吹き出して射る道具である。広義では「武器」と言うことになるが、狩猟に使うとか、スポーツに使うというのが一般的になっている。(一部の地域の原住民族の中には、神聖なものとして扱われる部族がある。)
銃と違って使用時に音がしないことから、警戒心が強い動物の捕獲(狩猟)に有用であり、良く使われていた。また、毒を矢に塗布しておくことで、その効果を高める使われ方もある。(要人の暗殺に使われたこともある。)
「マジック」:英語では「Magic」。手品、奇術、魔法、魔術、魔力、呪術という意味があるが、エンタテイメントの一つである手品、奇術のことを差すことが多い。
巧妙な技術によって、常識的な判断を超えた現象を目の前で見せる芸能のことである。(例えば、何もない箱の中から花を出すなど。)
歴史は古く、古代エジプトで行われていたものが起源とされている。それが世界各地に広がり、それぞれの地域の文化と融合し、独自の発展をしていった。日本には、中国を経て奈良時代に伝来した散楽が起源とされている。それが曲芸などと融合し、日本独自のものに発展していった。(当時は「幻戯」または「目くらまし」と呼ばれていた。)江戸時代には「手妻」または「手品」と呼ばれ、現在のものに近づいた。(これは日本独自の奇術として、世界に知られていくことになる。)明治になって西洋の奇術が入って来て、大がかりな仕掛けを使ったものも行われるようになり、今日に至っている。
「手品師」:手品を行う人のことである。「手品」のことを「奇術」と言うことから、「奇術師と言われることもある。英語では「Magician」と言うのが一般的であるが、「Juggler」若しくは「Wizard」と呼ばれることもある。(「Juggler」は詐欺師という意味の方が強く、「Wizard」は魔法使いという意味の方が強い。)
「宝くじ」:英語では「Lottery」と言う。富くじの一種である。現在の日本で販売されているものは、「当選金附証票法」(1948年に公布された法律。現在は「当選金付証票法」と改題されている。)に従って発売されているものである。よって、正式名称は「当選金付証票」と言うが、「宝くじ」の名前で知られている。
起源となる「富くじ」は、江戸時代に行われていたものであり、寺社の修理資金の調達手段として幕府が許可したものである。1730年に行われた京都・仁和寺の富興行が最初である。
数千から数万枚の富札を発行し、抽選日に富札とおなじ数の木札を箱に入れ、目隠しをした人物が錐で当選番号を決める。尚、賞金額の最も高いのは一番最後に決められて、これを「突き留め」と言った。18世紀後半から19世紀前半は盛んに行われたが、1842年に天保の改革の時に富くじは禁止された。
現在の宝くじは1945年10月に日本勧業銀行(現在のみずほ銀行)が扱った政府が発行したものである。(政府発行の宝くじは1954年まで。その後は地方公共団体(都道府県、政令指定都市、特定市など)が発行している。)
尚、現在では「富くじ」の販売は犯罪行為に該当するため、発売できない。(刑法に定められているが、「富くじを発売した者は、二年以下の懲役又は百五十万円以下の罰金に処する」「富くじ発売の取次ぎをした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する」「富くじを授受した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する」となっている。また、取次、授受は、有償/無償を問わないとされている。)宝くじは「当選金付証票法」に規定された条件を満たしているので、犯罪にはならず、誰でも自由に購入することが出来る。(販売方法、賞金の額、払戻率、販売目的など、それぞれ規定がある。)また、「当選金付証票法」では外国で販売されている富くじは対象としていないため、日本にいて海外の富くじを購入することは出来ない。(海外の富くじは、それぞれの国において、それぞれ法律によって定められている。)
尚、日本の宝くじは、払戻し率が50%以下であり、世界各国の宝くじの中でも低い数字である。(競馬の払戻し率の方が高い。)
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