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恋する日曜日・1st.#21「言えずのI LOVE YOU」 [ドラマ]

今回の物語を見たことによって、筆者の「恋日」の未見作品(3rd.まで含む。)はあと1本になりました。(来週放送の「そして僕は、途方に暮れる」だけを見たら、「恋日」もコンプリとなる。)今回の物語のテーマ曲はKANの『言えずのI LOVE YOU』。男子高校生の甘酸っぱいながらも爽やかな恋物語でした。「恋日」にして、主人公が男であり、しかも失恋という物語は珍しいのだが、甘酸っぱい青春の1ページという爽やかな所があり、また物語のヒロインにとってはハッピーエンドということもあって、これはこれで、見終わった後にちょっぴり幸せを感じさせてくれる「恋日」らしい物語でした。

大学受験を控える直紀は翻訳家の息子であるが、英語が苦手という高校生。家庭教師の女子大生・純果が直紀に勉強を教えていた。が、直紀は純果に惚れていた。

夏休みで、暑いある日、いつものように純果が直紀の所に家庭教師としてやってくる。直紀の偏差値を上げるために頑張る純果だったが、その一方で、「恋愛は受験よりもはるかに大事。好きな子がいたら告白すること」とも言っていた。で、直紀はその言葉に勇気づけられて、次の模試の成績が良かったら、純果に告白しようと決心する。で、遠回しに直紀は告白することを純果に言って、どういったらいいのかを純果に尋ねる。これに純果は自分の理想を語っていた。

が、純果は直紀の父・良雄と恋人関係にあった。純果から直紀の家庭教師をやりたいと言いだしたが、今では直紀のことを弟みたいに気に入っていた。が、良雄は純果と再婚することを直紀に告げられずにいた。が、直紀の次の模試の結果が良かったら、話すことを純果と話して決めた。

模試、直紀の成績は大幅にアップした。(偏差値が10もアップした。)ということで、直紀は純果に告白しようということで舞い上がっていた。で、純果の通う女子大まで行って、模試の結果を見せる。で、その日、直紀は純果に「後で話しがある」と言うが「今言って良いよ」と純果。が、今ならば純果が口にした天秤座が見えないということで、上手く話せなかった。

そんな所に良雄が話がある、と言って直紀と純果を呼びに来た。で、良雄は再婚することを口にする。「それで誰と結婚するの?」と冷やかし半分で尋ねる直紀。これに「純果さんだ」と言う良雄。純果もかしこまっていた。これに直紀はショックを受けて、何も返す言葉がなかった。で、立ち上がると「本屋に行ってくる」と言って飛び出していった。

直紀のことが気がかりな純果は、直紀の部屋に戻ると、そこで星空や天秤座に関係する本があるのに気づく。で、直紀が好きな相手が自分だと察すると、直紀を捜しに飛び出していった。

夜の公園。直紀は模試の成績表で紙飛行機を折って飛ばすと、天秤座が見えないと不満を口にしてふてくされていた。そんな所に、直紀を探しに来た純果が、成績表の紙飛行機に気づく。で、公園にいる直紀を発見する。そして「捜したよ」と言う。が、目をそらす直紀。互いに背を向ける2人だったが、純果が天秤座の位置を指差して教える。それに続いて純果は、直紀が受験勉強を頑張っていることを聴き、少しで持ちからになりたかったこと、一日も早く直紀に会いたかったこと、少しでも仲良くなりたかったという気持ちを伝え、騙そうという気持ちは全くなかったということも伝え、謝る。それを聴いていた直紀は「それだけ?」「次は俺」と言って、純果を見る。が、純果は「待って」と言う。しかし直紀は語る。「一言だけ伝えたい」これに純果を目をそらし、下を向いてしまう。

直紀は「バーカ」と言うと、父と純果の関係を知っていて、知らない振りをするのは疲れる、と言い、受験生に気を使わせるな、と怒った。で、家に戻る2人。

家では良雄が直紀のことを心配していたが、直紀の姿を見ると、「言おう言おうとしていたが...」と直紀に語り始める。が、直紀は「もう、まいるよなぁ。純果が母親になるなんて。この先思いやられるよ」と言い、2人の結婚を祝福した。そして純果には「純果さん。オヤジのと、よろしくお願いします」と告げた。

その夜、直紀は自室で星を見ると、携帯電話で撮影した純果の写真を保存してあるフォルダを削除したのだった。

主人公の直紀にしたら、失恋という結果となったものの、全く重く感じる所はなく、すっきりと自分の気持ちを整理して、現実を受け入れたことが、甘酸っぱい初恋の物語ということで、爽やかさを感じたことになった物語でした。大学受験を控えているという事情を上手く回した物語でした。(同じ設定でも、主人公がウジウジとして(失恋のことが)尾を引くという物語も考えられますし...)

登場人物が3人だけという最小限まで絞り込んだことも、余計な描写を省き、直紀と純果をじっくりと描くことに繋がり、いい感じ、雰囲気を出していました。(→こういうたっぷりと見せてくれるドラマを見る(見慣れる)と、無駄な登場人物がやたらと出てきて、主題がぼけてしまった某ドラマは、見るに耐えられないものになってしまいます。)

次回の物語は「そして僕は、途方に暮れる」です。(その後は南Qセレクションの3本(「丘をこえて ~May be Tommorow」「ゆらゆら ~バカンスはいつも雨」「」)が続き、ラストは「渋谷で5時」と続きます。)

 

↓この物語のテーマ曲はこれらに収録されています。

IDEAS~the very best of KAN~

IDEAS~the very best of KAN~

  • アーティスト: KAN,小林信吾,松本晃彦
  • 出版社/メーカー: ZETIMA
  • 発売日: 2007/11/28
  • メディア: CD

ゴールデン☆ベスト KAN BEST

ゴールデン☆ベスト KAN BEST

  • アーティスト: KAN,長島理生,小林信吾,奈良部匠平,松本晃彦
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2004/02/25
  • メディア: CD
めずらしい人生KAN1987~1992

めずらしい人生KAN1987~1992

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1992/02/28
  • メディア: CD
↓この物語はこれには収録されていませんが...
恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD
↓この物語のヒロイン・純果を演じた西山繭子さんが執筆した本を拾っておきます。
色鉛筆専門店

色鉛筆専門店

  • 作者: 西山 繭子
  • 出版社/メーカー: アクセスパブリッシング
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本
しょーとほーぷ

しょーとほーぷ

  • 作者: 西山 繭子
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2008/03/21
  • メディア: 単行本

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